流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」は、大規模な災害が起きた際に、トラックの燃料が不足して商品の輸送が滞らないようにするため、燃料を備蓄する施設を新たに建設することになりました。 東日本大震災では、製油所が被災してトラックの燃料になる軽油やガソリンが不足し、「セブン&アイ」でも、首都圏の物流センターから被災地のコンビニエンスストアやスーパーなどへの商品の輸送が滞りました。 これを教訓に、セブン&アイは、首都直下地震など大規模な災害に備え、燃料を運送会社だけに頼らずに、自ら施設を造って備蓄することを決めました。 備蓄施設は、埼玉県杉戸町の物流センターの敷地に建設し、首都圏の5100店舗への配送を10日間賄える400キロリットルの燃料を大型タンクに備蓄する計画です。 国内の小売業界で大手がトラック用の燃料を自前で備蓄するのは初めてだということで、災害時には店舗だけでなく避難所などへも商