ヘロドトスの「歴史」が書かれたのは、紀元前5世紀。 アケメネス朝ペルシアと古代ギリシアの諸ポリス間の戦争が中心に描かれています。 ちなみに中国の司馬遷は、これより300年ほど後の人物です。 ペルシアは3度に渡ってギリシャに攻め込みましたが、有名なのは、ギリシャがペルシアを打ち破ったマラトンの戦い。 50年ほど続いたギリシャ-ペルシア戦争は、双方に決定打がないままに和平が成立。 戦闘で中心的な役割を果たしたアテネは海軍力を強めて国力を増しましたが、農業中心だったスパルタには目立った見返りがなく、両ポリスは対立を深めていきます。 アテネとスパルタの争い(ペロポネソス戦争)は、最終的にペルシアがスパルタに資金援助したことで、アテネが降参。 この戦いの間に、アリストテレスが故郷マケドニア(現在のギリシャ、ブルガリア、マケドニアにまたがるエリア)に帰り、アレクサンドロス3世(アレクサンダー大王)の家