仏西部アンジェで、控訴審を終え記者団に囲まれる、末期患者7人を薬物で安楽死させたとされるニコラ・ボンヌメゾン元医師(左から2人目、2015年10月24日撮影)。(c)AFP/JEAN-SEBASTIEN EVRARD 【10月25日 AFP】末期患者7人を薬物で安楽死させた元医師について、フランス西部アンジェ(Anger)の控訴院は24日、一審の無罪判決を一部覆し、執行猶予付き禁錮2年の有罪判決を言い渡した。 逆転有罪となったのは、救急救命室の医師だったニコラ・ボンヌメゾン(Nicolas Bonnemaison)被告(54)。この日の判決公判では、被告が安楽死を実行したとされる7人のうち、当時86歳だった女性の死について有罪と判断された。判決文が読み上げられる間、ボンヌメゾン被告はうつむいたまま何も反応しなかった。 安楽死が違法とされているフランスで昨年行われた一審は、感情的な対立で注目