1つのフォントを作るのにどれくらいの年月がかかるかご存知でしょうか?その期間はなんと約3年。1文字ずつイチから作っているそうです。こんな話を展開したのは、モリサワで書体のディレクターをしている富田哲良さんと、日本デザインセンターの北本浩之さん。 ※2018年10月に開催された「CreativeX #2 session5 文字と構成」よりレポート記事としてお届けします。 モリサワ、日本デザインセンターによる「フォント」解説 2016年からアップルやグーグルが共同で準備を進めているフォント規格、「バリアブルフォント」が話題となっています。 モリサワの富田哲良さんによれば「例えばこれまでフォントの太さは、ライトやボールドといった予め定められた種類からしか選ぶことができなかったが、バリアブルフォントという新しい技術・規格を使うとユーザーがパラメータを利用して無段階に太さを選択可能になる」とのこと。