58年前、静岡県で一家4人が殺害された事件の再審=やり直しの裁判で袴田巌さんに無罪が言い渡されたことを受け、都内で集会が開かれ、袴田さんの姉のひで子さんは「巌が長く収容されたことを何か形にしてほしい」と話し、再審に関する法律の改正を訴えました。 58年前の1966年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件の再審で、静岡地方裁判所は26日、捜査機関によって証拠がねつ造されたと指摘し、袴田巌さん(88)に無罪を言い渡しました。 これを受けて日弁連=日本弁護士連合会は都内で集会を開き、参加した袴田さんの姉のひで子さんは「長い裁判でやっと決着がつきました。巌は妄想の世界にいて裁判に出席できませんでしたが裁判長からねぎらいの言葉ももらいました」と笑顔で話していました。 そして「47年7か月、巌が収容されていたことを何かの形にしないと私も思い残すことになる。皆さんのお力で再審法を改正させて頂きたい