仕事の生産性を高めるにはどうすればいいか。グーグルの生産性アドバイザーを務めるローラ・メイ・マーティンさんの著書『Google流 生産性がみるみる上がる「働く時間」の使い方』(ハーパーコリンズ・ジャパン)より、メールの使い方を紹介する――。 便利ツールのはずが、最大のストレス要因に 私がクライアントと最初に仕事をするとき、ほとんどの場合、メールの使い方から始める。メールの扱い方は、個人によって大きく異なるからだ。仕事への不安の出発点になりえるし、ときには最大の苦痛ポイントにもなる。 多くの人にとって朝、最初に目にし、寝るまえに最後に目にする(隣で寝ているパートナーも含めて!)のはメールだ。メールはときに「これにちゃんと返信したかな?」と夜中になっても人を悩ませる。受信トレイに入っているものは頭のなかにも残っている。 私たちの多くは、便利な非同期のコミュニケーション手段としてメールを使い始め