税金で死ぬほど持っていかれたもののそれなりにまとまった現金が入ってきたたのだが、株式を持っていたのが父と私だったので、母には一円も手元に入ってこない。そのことについて母の恨みつらみが凄まじい。 元々母は歯科医だったが、自分が専門職の仕事を辞め子育てと家事をすべて請け負い、父からの八つ当たりや愚痴にも耐えてきたから今の成功があるのだと言う。そうであっても父が母に一円も残さずとも別に問題ないのだが、そういう問題ではない、真っ当な人間のやることではないと母は言う。 父は父で、母に現金を残すくらいなら医療・芸術・学術関係に寄付すると言い放ち早速いくつかの施設に何千万か寄付してしまった。 想像がつくだろうが父と母の仲は数十年来最悪である。父には軽度の障害と虚言癖があり、母は周囲から「女で歯科医にまでなりながら障害者と結婚しキャリアを無駄にした人生の敗北者」として後ろ指を指されてきた。信じられないかも