日本の月面無人探査機「SLIM(スリム)」が1月に月へのピンポイント着陸に成功した。厳寒の月の夜を乗り越えて活動を再開する「越夜」も3度実現した。4月に電源を切って休眠状態に入って以降は再起動していないが、いずれも今後の月探査に大きく貢献する成果だ。宇宙では探査機の機能を維持するために、大きな温度差から搭載機器を守る断熱や熱設計の技術が重要な役割を果たす。SLIMでは小型軽量化で制約がある中、製
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、日本初の月面着陸をした無人探査機「SLIM(スリム)」の運用を終了すると発表した。1月に着陸して、月面の岩石をみる科学観測を実施した後、極寒の月の夜を3度乗り越えた。ただ、5月以降は地上との通信を確立できていなかった。JAXAによると23日午後10時40分、探査機の活動をすべて停止する指令を地上から出し、スリムの運用を終えたという。スリムの詳細な成果は
国際連合が7月20日の「International Moon Day」(月の国際デー)に発行した記念切手に、日本の小型月着陸実証機「SLIM」が逆立ちした状態で映っている写真などが採用された。JAXAが22日に公表した。 記念切手のイメージ(出典:JAXA)JAXA/TOMY/Sony Group Corporation/Doshisha University © United Nations 切手には様々な月探査ミッションの写真が掲載されており、その中に、1)SLIMの航法カメラが撮影した月面の画像、2)変形型月面ロボット「LEV-2」が撮影した画像が入った。 月の国際デーは、国連が2021年に決議した「宇宙空間の平和利用に関する国際協力」に基づき、持続的に国際的な月探査への意欲を高める目的で制定した記念日。アポロ11号が月面に着陸した日になぞらえ、毎年7月20日が月の国際デーとなってい
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、月面着陸した無人探査機「SLIM(スリム)」が3月30日未明に再び休眠状態に入ったと明らかにした。2度目の月の夜を乗り越え、センサー類などの機能は失われつつある。月の過酷な環境に機体がどこまで耐えられるか調べるため、再び発電が見込める4月下旬ごろに再稼働を試みる。JAXAはスリムのプロジェクトに関するX(旧ツイッター)の公式アカウントで最新の稼働状況を報
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年2月26日、月面に着陸した探査機「小型月着陸実証機(SLIM)」について、月の夜を越える「越夜」に成功したと発表した。 SLIMは、着陸地点が日没を迎え、太陽電池に太陽光が当たらなくなったため、1月31日から冬眠状態にあった。越夜を想定した設計にはなっていないものの、無事に眠りから覚め、運用再開を果たした。 運用チームは「さらなる観測の可能性にワクワクしています」と期待を語っている。 越夜後にSLIMの航法カメラが撮影した月の画像 (C) JAXA SLIMの越夜成功 小型月着陸実証機(SLIM)はJAXAが開発した月探査機で、誤差100mの高精度着陸技術と、軽量な月・惑星探査機システムの技術の実証を目的としている。 昨年9月に打ち上げられ、今年1月20日に月面着陸に挑んだ。SLIMは航法カメラによる画像航法を行って、高精度に自身の位置を推定しな
(CNN) 今月8日に打ち上げられ、推進システムの問題に見舞われて計画の断念を強いられた米国の月着陸機「ペレグリン」は、米国時間の18日、大気圏に突入して燃え尽きた様子だ。 ペレグリンは米東部標準時の18日午後4時ごろ、南太平洋の上空で大気圏に突入する予定だった。 米航空宇宙局(NASA)と契約してペレグリンを開発した米アストロボティック・テクノロジーは、予定していた大気圏突入時間より前にペレグリンとの連絡が途絶えたと述べ、これは「同機が南太平洋の公海上空で制御された大気圏突入を完了したことを示す」とした。 その上で、「政府機関による独立した検証を待っている」とSNSに書き込んだ。 月面で無人ミッションを遂行できる比較的安価な月着陸機の開発を目指していたアストロボティックとNASAにとって、今回の失敗は大きな痛手となる。 ペレグリンは今月8日、ロッキード・マーティンとボーイングの合同ベンチ
アポロ計画以来、半世紀ぶりに人類を月面に着陸させる、アメリカ主導の月探査計画「アルテミス計画」で、日本人の宇宙飛行士が少なくとも2人、月面での活動に参加する方向で最終調整が進められていることが関係者への取材でわかりました。正式に決まれば、日本人が初めて月面に立つことになり、日本の宇宙探査の大きな転換点となります。 人類が宇宙へ進出する足がかりとして、アメリカは、日本やヨーロッパなどとともに月面を持続的に探査する「アルテミス計画」を進めていて、2025年以降に宇宙飛行士の月面への着陸を目指しています。 1972年のアポロ17号以来およそ半世紀ぶりに再び人類が月面に立つことになりますが、月面での一連の活動に日本人の宇宙飛行士が少なくとも2人、参加する方向で最終調整が進められていることが関係者への取材でわかりました。 日本は、JAXA=宇宙航空研究開発機構とトヨタなどが開発している有人の月面探査
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug NASAの衛星が2015年に捉えた「地球の前を通り過ぎる月」の写真が、あまりにクソコラっぽくて楽しいのでお裾分けしておきます。 nasa.gov/feature/goddar… pic.twitter.com/ohN8DH3zoo 2023-09-21 22:16:02 リンク NASA From a Million Miles: The Moon Crossing the Face of Earth A camera aboard the Deep Space Climate Observatory (DSCOVR) satellite captured a unique view of the moon passing in front of the Earth last month. 𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug 思いのほか伸びてしまい、リプにお返事
インド宇宙研究機関=ISROは、インドの無人の月面探査機「チャンドラヤーン3号」が日本時間の23日夜、月への着陸に成功したと発表しました。月面への無人探査機の着陸に成功するのは世界で4か国目で、月の南極付近への着陸の成功は世界で初めてです。 インド宇宙研究機関=ISROは、7月14日、南部アンドラプラデシュ州にある宇宙センターから無人の月面探査機「チャンドラヤーン3号」を打ち上げました。 月に向けて順調に飛行を続けてきた探査機は、日本時間の23日午後9時15分ごろから降下を始め、ISROによりますと、午後9時半すぎに月への着陸に成功しました。 インドの宇宙センターでは、探査機が月面に着陸したことを確認すると、技術者たちが大きな歓声をあげ、立ち上がって拍手をして喜んでいました。 月面への無人探査機の着陸に成功するのは、旧ソビエト、アメリカ、それに中国に次いで世界で4か国目です。 また、水が氷
【読売新聞】 【ワシントン=冨山優介】米航空宇宙局(NASA)は23日、4月に日本の宇宙企業アイスペースの月着陸船が衝突したとみられる月面の画像を公開した。衝突後に船体が広範囲に散らばった可能性があり、少なくとも四つの破片のようなも
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