東大と筑波大が共同構築した最新スパコン「Miyabi」がAI for Scienceを推進する:AIとの融合で進化するスパコンの現在地(3)(1/3 ページ) 急速に進化するAI技術との融合により変わりつつあるスーパーコンピュータの現在地を、大学などの公的機関を中心とした最先端のシステムから探る本連載。第3回は、東京大学と筑波大学が共同で構築した「Miyabi」を紹介する。 いわゆるスーパーコンピュータ(スパコン)をはじめとするHPC(高性能コンピューティング)インフラは、高度なシミュレーションや創薬、ビッグデータ解析など、企業のモノづくりや事業創出に欠かせない存在となっている。さらに、生成AI(人工知能)をはじめとするAI技術の急速な進化により、これらのHPCインフラでAIをどのように活用できるようにするかも大きな課題となっている。 本連載では、日本国内のスパコン環境の一端を探るべく、大