2021年の大会で、先頭を走る留学生を追う洛南の佐藤圭汰選手(奥)=京都市で2021年12月26日、木葉健二撮影 全国高校駅伝(22日・京都)は今回からルールが変わる。外国人留学生の起用が男女とも最短距離の3キロ区間のみに制限されることになった。判断の背景に何があったのか。 ルール変更を決断したのは、大会実行委員会。全国高校体育連盟や毎日新聞社、日本陸上競技連盟などの関係者で構成する。 ある委員は、留学生のルールを巡る判断の難しさについて、苦渋の表情を浮かべて語る。 「どのようにルールを変えても、賛成、反対のどちらの意見も絶対に出る話。デリケートな問題だから……」 全国高校駅伝の留学生区間制限に関するルール変更について2回に分けて配信します。 上:「多様性は分かるが…」苦渋の決定 下:現場の賛否さまざま「正解のない問い」 3度目の制限拡大 留学生の出場制限は今回が最初ではない。 都大路を留