JP2001506330A - ビチューメンで結合された複数の層を補強するための繊維製のネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ビチューメンで結合された複数の層、特に路面を補強するための、網目の大きな繊維製のネットであって、ビチューメンに類似の接着剤（６）で被覆されており、実質的には、２組の平行な耐荷重性のある糸（１，２）から構成され、一方の組の糸（１）はネットの縦方向に、他方の組の糸（２）はネットの縦方向に対し横方向に延び、糸（１，２）はグラスファイバから、あるいは、ポリマー繊維又は重縮合体繊維のような化学繊維から構成されなるネットに関する。公知のネットよりも良好に、用意された施工基面に付着し、層同士の間で分離層を形成しない、ビチューメンで結合された複数の層のための補強用ネットを、開発するために、交差する糸（１，２）は薄い不織布（３）へラッシェル編みで付けられており、結合するラッシェル結び糸（５）は、ネットの、縦方向に延びる糸（１）と、横方向に延びる前記糸（２）とを固定する。

Description

【発明の詳細な説明】 ビチューメンで結合された複数の層を補強するための繊維製のネット 本発明は、ビチューメンで結合された複数の層、特に路面を補強するための、 網目の大きな繊維製のネットであって、ビチューメンに類似の接着剤で被覆され ており、実質的には、２組の平行な耐荷重性のある糸から構成され、一方の組の 糸はネットの縦方向に、他方の組の糸はネットの縦方向に対し横方向に延び、糸 はグラスファイバから、あるいは、ポリマー繊維又は重縮合体繊維のような化学 繊維から構成されてなるネットに関する。 路面を補強するためのこのタイプの繊維製のネットはDE 20 00 937から公知で ある。 ネットは織られていてるか、ラッシェル編みで作られていてもよいが、耐荷重 の、平行な、縦方向に対し横方向に延びる糸も、耐荷重の平行な経糸の上に載っ ており、交差点において、貼着又は接合によって、経糸と結合されていることが できる。ネットと、ビチューメンに類似の層との間の良好な接着性を作り出すた めに、ネットは、ビチューメンに類似の接着剤、例えばビチューメン・ラテック ス乳濁液で被覆される。補強用ネットの両側にある、路面の層の、良好な結合を 作り出すためには、縦方向に及び横方向に平行に延びる糸同士の間隔が２０乃至 １００ｍｍであるように、ネットを大きい網目でデザインすることは好都合であ る。網目の大きさは、用いられる混合材の粒の最大直径に調節されるのがよい。 網目の大きさが最大直径よりも２乃至２．５倍大きいのは好都合である。縦方向 及び横方向に延びる耐荷重性のある糸は、１０乃至１００ｋＮ／ｍの引張強度を 有するほうがよい。必要か望ましい場合には、より強い糸を補強用ネットに採用 することができる。 ネットは、接着剤を用いた被覆によって、半剛性のコンシステンシーを有する 。例えば５ｍの幅で、５０ｍの長さのネットは、ロールから、接着剤又はビチュ ーメン乳濁液を均等に吹き付けられた面に広げられる。補強用ネットは、他の混 合 材が補強用ネットに塗布される前に、平坦にかつ皺なしに載置されているべきで ある。上記タイプの公知のネットでは、特に、車両が敷かれたネットの上を走行 するときに、広げられた補強用ネットが滑って位置がずれて、皺を作ってしまう という問題がある。 用意された施工基面に付着し、層同士の間に分離層を形成しない、ビチューメ ンで結合された層のための補強用ネットを、開発するという課題が本発明の基礎 になっている。 この課題は、本発明に基づいて、交差する糸が薄い不織布にラッシェル編みで 付けられており、結合するラッシェル結び糸が、ネットの、縦方向に延びる糸を 巡り、横方向に延びる糸を固定すること、によって解決される。 ネットの網目が薄い不織布によって塞がれていることによって、敷かれたネッ トの、施工基面上での一層強い付着力が達成される。他方では、不織布は、この 不織布が、ネットの下にあるアスファルト層と、ネットの上にあるアスファルト 層との間の分離層として作用しないように、薄くて、従って撓み易い。不織布に も拘らず、ネットの上に塗布されたアスファルト混合材と、ネットの下にある混 合材の大きな粒との良好な噛み合いが達成される。 ネットの、経糸方向に延びる耐荷重性のある糸が、結合するラッシェル結び糸 によってラッシェル編みで付けられることによって、同時に、経糸方向に対し直 角に延びる耐荷重性のある糸が互いの間隔をあけて固定される。 本発明の変更の実施の形態では、耐荷重性のある糸が、ビチューメンによる良 好な接着を引き起こすポリマー又は重縮合体からなるときには、ビチューメンに 類似の接着剤によるネットの含浸又は被覆を省略することができる。 更に、繊維製のネット及び薄い不織布からなる複合材料は、下面において、ビ チューメン触圧接着剤を有することができる。敷かれたネットマットの上に、ビ チューメン被覆層の形成に必要な熱いアスファルト混合材を塗布するときに、こ の触圧接着剤は溶融する。補強用ネットの可撓性を得るために、ビチューメン触 圧接着剤がリールの軸に対し平行に点状に又はストリップ状に塗布されているの は、好都合である。施工基面に吹き付けられるビチューメン乳濁液の量は、複合 材料に付いているビチューメン触圧接着剤によって著しく減少されており、全く 省略することもできる。ネットの取付は容易化され、補強のための取付時間は短 縮される。塗布される触圧接触剤の量は、改装される路面又はアスファルト面の 状態に依存している。この量は１５０ｇ乃至５００ｇ／ｍ²であるのは好ましい 。 本発明の他の特徴は請求項２乃至１２から生じる。 本発明の、図面に示した実施の形態を、以下の明細書に詳述する。 図１は本発明に記載の補強用ネットの平面図である。 図２は補強用ネットの交差点の立体斜視図である。 図３は、接着剤で被覆された、図１に示す補強用ネットの図である。 ビチューメンで結合された複数の層を補強するための、図１乃至３から明らか な繊維製のネット(Gitter)は、実質的に、２組の平行な耐荷重性のある糸１及び ２から構成される。ネットの糸１がネットの経糸方向つまり縦方向に延びている のに対し、糸２は経糸方向に対し横方向に延びている。これら耐荷重性のある糸 は、高弾性のポリマー繊維又は重縮合体繊維から、例えばアラミド又はポリビニ ルアルコール製の繊維から、特に連続フィラメントの形で構成される。しかし乍 ら、これらの耐荷重性のある糸は、グラスファイバから構成されてもよい。図示 した実施の形態では、夫々２つの糸束から構成される縦方向に延びる糸１には、 縦方向に延びる糸１及び横方向に延びる糸２を薄い不織布３と結合するラッシェ ル結び糸(Raschel-Bindefaeden)５が巡らされている。特に図２に示すように、 横方向に延びる糸２は不織布３と縦方向に延びる糸１との間に設けられている。 この配列は、横方向に延びる糸２が縦方向に延びる糸１の上を越える配列よりも 幾らか安定している。耐荷重性のある糸１及び２は、不織布３にラッシェル編み で付けられる前に、接着剤を含浸又は被覆させてもよい。しかし乍ら、耐荷重性 のある糸１及び２を、不織布３と共に、接着剤６で被覆するのは適切である。接 着剤、特に、ビチューメン・ラテックス乳濁液の消費が余りに多くならないため に、不織布３が通気性のあるように接着剤が薄く塗布される。 特に図１及び２に示すように、不織布３には穴があいている。直径０．５乃至 ４ｍｍの穴４が規則的な分布をなして不織布３にあけられている。不織布の全面 積に占める穴の割合は少なくとも１０％である。 ＰＥＴ、ＰＥ又はＰＰ製の繊維、糸及び／又はフィラメントから構成され、か つ熱的、化学的又は機械的に接着されている不織布３は、１０乃至５０ｇ／ｍ² の重量を有する。 ラッシェル糸５によるネットの固定は一般的に充分である。しかし、特別な場 合には、耐荷重性のある糸は、自らの交差点においても、貼着又は接合によって 、追加的に互いに結合されてもよい。 アスファルトの路面をなす複数の層の良好な結合を達成するために、耐荷重性 のある糸１及び２が平坦でなく、円形であって、２乃至４ｍｍの直径を有するこ とは好都合である。 補強ネットの下面には、６０℃以上で溶融可能なビチューメン触圧接着剤が付 いている。この触圧接着剤は、ネット１，２、不織布３、ビチューメンに類似の 層６及び溶融可能な触圧接着剤から構成され複合材料の可撓性が保たれるように 、図示しない点の形で、又は巻取軸に平行に延びるストリップの形で塗布されて いる。 参照符号 １ ネットの縦方向に延びる耐荷重性のある糸 ２ ネットの横方向に延びる耐荷重性のある糸 ３ 不織布 ４ 孔 ５ ラッシェル結び糸 ６ 接着剤 ７ 交差点

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１２月２９日（１９９８．１２．２９） 【補正内容】 明細書 ビチューメンで結合された複数の層を補強するための繊維製のネット 本発明は、ビチューメンで結合された複数の層、特に路面を補強するための、 網目の大きな繊維製のネットであって、実質的には、２組の平行な耐荷重性のあ る糸から構成され、一方の組の糸はネットの縦方向に、他方の組の糸はネットの 縦方向に対し横方向に延び、糸はグラスファイバから、あるいは、ポリマー繊維 又は重縮合体繊維のような化学繊維から構成され、不織布にラッシェル編みで付 けられており、結合するラッシェル結び糸は、ネットの、縦方向に延びる糸を巡 り、横方向に延びる糸を固定してなるネットに関する。 ネットは織られていてるか、ラッシェル編みで作られていてもよいが、耐荷重 の、平行な、縦方向に対し横方向に延びる糸も、耐荷重の平行な経糸の上に載っ ており、交差点において、貼着又は接合によって、経糸と結合されていることが できる。 このタイプの、不織布と結合されたネットは、刊行物EP 0 413 295Ａから公知 である。この刊行物から公知である、アスファルト層を補強するための地盤用シ ートは、２つの構成要素からなる複合材料である。複合材料の１つの構成要素は 不織布であり、第２の構成要素は織物、ニット、スクリム、グリッド、あるいは 所定の糸の状態にある他の繊維である。複合材料は、２つの構成要素が緯糸入れ ラツシェル編み(Schusslegerascheltechinik)で互いに統合されてなるラッシェ ル製品として形成されている。不織布は良好なビチューメン吸収性を有するべき なので、地盤用シートを敷く際に、この不織布はビチューメンで含浸され、防水 手段として作用する。更に、不織布はアスファルト層における亀裂の発生及び亀 裂の伝染を阻むべきである。不織布の単位面積重量は５０乃至３００ｇ／ｍ²、 好ましくは１００乃至１８０ｇ／ｍ²であるべきである。この地盤用シートは組 み立てられた状態で分離層を形成する。 DE 20 00 937からは、ネットと、ビチューメンで結合された層との間の良好な 接着性を形成するために、予め製造されていて、ビチューメンに類似の所定の接 着剤、例えばビチューメン・ラテックス乳濁液で被覆されている、路面を補強す る網目の大きな繊維製のネットが、公知である。 補強用ネットの両側にある、路面の層の、良好な結合を作り出すためには、縦 方向に及び横方向に平行に延びる糸同士の間隔が２０乃至１００ｍｍであるよう に、ネットを大きい網目でデザインすることは好都合である。網目の大きさは用 いられる混合材の粒の最大直径に調節されるのがよい。網目の大きさが最大直径 よりも２乃至２．５倍大きいのは好都合である。縦方向及び横方向に延びる耐荷 重性のある糸は、１０乃至１００ｋＮ／ｍの引張強度を有するほうがよい。必要 か望ましい場合には、より強い糸を補強用ネットに採用することができる。 ネットは、接着剤を用いた被覆によって、半剛性のコンシステンシーを有する 。例えば５ｍの幅で、５０ｍの長さのネットは、ロールから、接着剤又はビチュ ーメン乳濁液を均等に吹き付けられた面に広げられる。補強用ネットは、他の混 合材が補強用ネットに塗布される前に、平坦にかつ皺なしに載置されているべき である。上記タイプの公知のネットでは、特に、車両が敷かれたネットの上を走 行するときに、広げられた補強用ネットが滑って位置がずれて、皺を作ってしま うという問題がある。 路面の層同士の間に分離層を形成せず、公知のネットよりも良好に、用意され た施工基面に付着する、ビチューメンで結合された層のための補強用ネットを、 開発するという課題が、本発明の基礎になっている。 この課題は、本発明に基づいて、不織布は１０乃至５０ｇ／ｍ²の重量を有す ること、及び、耐荷重性のある糸は不織布と共に、ビチューメンに類似の接着剤 で処理かつ被覆されており、不織布は通気性を得るために接着剤被覆に孔を有し 、穴があけられていること、によって解決される。 ネットの網目が薄い不織布によって塞がれていることによって、敷かれたネッ トの、施工基面上での一層強い付着力が達成される。他方では、不織布は、この 不織布が、ネットの下にあるアスファルト層と、ネットの上にあるアスファルト 層との間の分離層として作用しないように、薄くて、従って撓み易い。不織布に も拘らず、ネットの上に塗布されたアスファルト混合材と、ネットの下にある混 合材の大きな粒との良好な噛み合いが達成される。 ネットの、経糸方向に延びる耐荷重性のある糸が、結合するラッシェル結び糸 によってラッシェル編みで付けられることによって、同時に、経糸方向に対し直 角に延びる耐荷重性のある糸が互いの間隔をあけて固定される。 本発明の変更の実施の形態では、耐荷重性のある糸が、ビチューメンによる良 好な接着を引き起こすポリマー又は重縮合体からなるときには、ビチューメンに 類似の接着剤によるネットの含浸又は被覆を省略することができる。 更に、繊維製のネット及び薄い不織布からなる複合材料は、下面において、ビ チューメン触圧接着剤を有することができる。敷かれたネットマットの上に、ビ チューメン被覆層の形成に必要な熱いアスファルト混合材を塗布するときに、こ の触圧接着剤は溶融する。補強用ネットの可撓性を得るために、ビチューメン触 圧接着剤がリールの軸に対し平行に点状に又はストリップ状に塗布されているの は、好都合である。施工基面に吹き付けられるビチューメン乳濁液の量は、複合 請求の範囲 １．ビチューメンで結合された複数の層、特に路面を補強するための、網目の 大きな繊維製のネットであって、実質的には、２組の平行な耐荷重性のある糸（ １及び２）から構成され、一方の組の糸（１）はネットの縦方向に、他方の組の 糸（２）はネットの縦方向に対し横方向に延び、前記糸（１及び２）はグラスフ ァイバから、あるいば、ポリマー繊維又は重縮合体繊維のような化学繊維から構 成され、不織布（３）にラッシェル編みで付けられており、結合するラッシェル 結び糸（５）は、ネットの、縦方向に延びる前記糸（１）を巡り、横方向に延び る糸（２）を固定してなるネットにおいて、 前記不織布（３）は１０乃至５０ｇ／ｍ²の重量を有すること、及び、前記耐 荷重性のある糸（１及び２）は前記不織布（３）と共に、ビチューメンに類似の 接着剤で処理かつ被覆されており、前記不織布（３）は通気性を得るために接着 剤被覆に孔を有し、穴があけられていること、を特徴とするネット。 ２．直径０．５乃至４ｍｍの穴（４）が規則的な分布をなして前記不織布（３ ）にあけられており、前記穴の割合は全面積の少なくとも１０％であること、を 特徴とする請求項１に記載のネット。 ３．複合材料の、特に不織布（３）の下面は、加熱によって活性可能であるビ チューメン触圧接着剤を有すること、を特徴とする請求項１又は２に記載のネッ ト。 ４．前記ビチューメン触圧接着剤は、点の形で、あるいは、ネットウェブの縦 方向に対し横方向つまり直角に延びるストリップの形で、塗布されていること、 を特徴とする請求項３に記載のネット。 ５．前記横方向に延びる糸（２）は、前記不織布（３）と、前記縦方向に延び る糸（１）との間に設けられていること、を特徴とする請求項１乃至４のいずれ か１に記載のネット。 ６．前記耐荷重性のある糸（１及び２）は、自らの交差点（７）において、貼 着又は接合によって互いに結合されていること、を特徴とする請求項１乃至５の いずれか１に記載のネット。 ７．前記耐荷重性のある糸（１及び２）は、２乃至４ｍｍの直径の厚さのある 円形のストランド又はダブルストランドの形で、前記不織布（３）にラッシェル 編みで付けられていること、を特徴とする請求項１乃至６のいずれか１に記載の ネット。 ８．ビチューメンで結合された複数の層、特に路面を補強するための、網目の 大きなネットであって、実質的には、２組の平行な耐荷重性のある糸（１及び２ ）から構成され、一方の組の糸（１）はネットの縦方向に、他方の組の糸（２） はネットの縦方向に対し横方向に延び、前記糸（１及び２）はポリマー繊維又は 重縮合体繊維のような化学繊維から構成されており、ネットの交差する前記糸（ １及び２）は不織布（３）にラッシェル編みで付けられており、結合するラッシ ェル結び糸（５）は、ネットの前記縦方向に延びる前記糸（１）を巡り、前記横 方向に延びる糸（２）を固定してなるネットにおいて、 ネットの前記糸（１，２）は、ビチューメンに類似の、特にビチューメンに付 着する材料から構成され、前記不織布（３）は５０ｇ／ｍ²以下の重量を有する こと、を特徴とするネット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ビチューメンで結合された複数の層、特に路面を補強するための、網目の 大きな繊維製のネットであって、ビチューメンに類似の接着剤（６）で被覆され ており、実質的には、２組の平行な耐荷重性のある糸（１及び２）から構成され 、一方の組の糸（１）はネットの縦方向に、他方の糸（２）はネットの縦方向に 対し横方向に延び、前記糸（１及び２）はグラスファイバから、あるいは、ポリ マー繊維又は重縮合体繊維のような化学繊維から構成されてなるネットにおいて 、 交差する前記糸（１及び２）は、１０乃至１００ｇ／ｍ²の重量を有する薄い 不織布（３）にラッシェル編みで付けられており、結合するラッシェル結び糸（ ５）は、ネットの縦方同に延びる前記糸（１）と、横方向に延びる前記糸（２） とを固定すること、を特徴とするネット。 ２．前記不織布（３）は５０ｇ／ｍ²以下の重量を有すること、を特徴とする 請求項１に記載のネット。 ３．前記横方向に延びる糸（２）は、前記不織布（３）と、前記縦方向に延び る糸（１）との間に設けられていること、を特徴とする請求項１又は２に記載の ネット。 ４．前記耐荷重性のある糸（１及び２）は前記不織布（３）と共に、ビチュー メンに類似の接着剤（６）で処理かつ被覆されており、前記不織布（３）は通気 性を得るために接着剤被覆に孔を有すること、を特徴とする請求項１乃至３のい ずれか１に記載のネット。 ５．前記不織布（３）はポリエチレンフタレート（ＰＥＴ）、ポリエチレン（ ＰＥ）又はポリプロピレン（ＰＰ）製の繊維、糸及び／又はフィラメントから構 成され、熱的、化学的又は機械的に接着されていること、を特徴とする請求項１ 乃至４のいずれか１に記載のネット。 ６．前記不織布（３）は穴があいていること、を特徴とする請求項１乃至５の いずれか１に記載のネット。 ７．直径０．５乃至４ｍｍの穴（４）が規則的な分布をなして前記不織布（３ ）にあけられており、前記穴の割合は全面積の少なくとも１０％であること、を 特徴とする請求項６に記載のネット。 ８．前記耐荷重性のある糸（１及び２）は、自らの交差点（７）において、貼 着又は接合によって互いに結合されていること、を特徴とする請求項１乃至７の いずれか１に記載のネット。 ９．前記耐荷重性のある糸（１及び２）は、２乃至４ｍｍの直径の厚さのある 円形のストランド又はダブルストランドの形で、前記不織布（３）にラッシェル 編みで付けられていること、を特徴とする請求項１乃至８のいずれか１に記載の ネット。 １０．ビチューメンで結合された複数の層、特に路面を補強するための、網目 の大きなネットであって、実質的には、２組の平行な耐荷重性のある糸（１及び ２）から構成され、一方の組の糸（１）はネットの縦方向に、他方の組の糸（２ ）はネットの縦方向に対し横方向に延び、前記糸（１及び２）はポリマー繊維又 は重縮合体繊維のような化学繊維から構成されてなるネットにおいて、 ネットの交差する前記糸（１，２）は、ビチューメンに類似の、特にビチュー メンに付着する材料から構成され、薄い不織布（３）にラッシェル編みで付けら れており、結合するラッシェル結び糸（５）は、前記縦方向に延びる糸（１）を 巡り、前記横方向に延びる糸（２）を固定すること、を特徴とするネット。 １１．複合材料の、特に不織布（３）の下面は、加熱によって活性可能である ビチューメン触圧接着剤を有すること、を特徴とする請求項１乃至１０のいずれ か１に記載のネット。 １２．前記ビチューメン触圧接着剤は、点の形で、あるいは、ネットウェブの 縦方向に対し横方向つまり直角に延びるストリッブの形で、塗布されていること 、を特徴とする請求項１１に記載のネット。