メキシコからリオグランデ川を渡り米テキサス州を目指す移民(2022年12月18日撮影、資料写真)。(c)Patrick T. Fallon / AFP 【2月28日 AFP】米政府は28日、児童労働が2018年から約1.6倍に急増している事態を受け、取り締まりを強化する方針を明らかにした。 米国内での児童労働の拡大は、中南米諸国から、貧困や暴力から逃れるため成人の同伴者なしに流入する子どもの増加と重なっている。そうした子どもは昨年度だけで13万人が保護施設に移送された。 マーティ・ウォルシュ(Marty Walsh)労働長官は「これは19世紀の問題ではなく、今日の問題だ」と述べ、連邦議会や州政府を含めた広範な取り組みを呼び掛けた。 労働省が昨年度に把握した、児童労働に関与していた企業は835社、働かされていた子どもの数は3800人に上る。このうち危険な仕事に従事させられていた子どもは26%