豪グレートバリアリーフで座礁した中国船籍の石炭運搬船「深能1号」(2010年4月4日撮影、2010年4月5日公開、資料写真)。(c)AFP/Queensland Government 【9月19日 AFP】オーストラリア沖合にある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)で2010年に座礁した中国船の所有企業が19日、賠償金として3930万豪ドル(約30億円)を支払うことで豪政府と合意に達した。 2010年4月、貨物を満載した中国の石炭運搬船「深能1号(Shen Neng 1)」が浅瀬で座礁した事故では、大量の重油が漏出し、生態学的な大災害の脅威を招いた。大惨事は免れたものの、巨大な船体は全長3キロにわたってサンゴ礁を傷つけ、9日後にようやく引き揚げられた。 「深能1号」を所有する深セン能源運輸(Shenzhen Energy Transport)とそ