ほか、『アイマス』シリーズでも765プロの我那覇響に提供した「Pon De Beach」はもはやアンセムと言ってよい人気だ。ファンタジー色が全開になった歌詞と疾走感あふれるガラージのサウンドが心地よい天海春香・萩原雪歩・高槻やよい・三浦あずさ「そしてぼくらは旅にでる」も近作では出色の一曲。『アイマス』からは離れて、スクウェア・エニックスのスマートフォン向けゲーム『スクールガールストライカーズ』に提供したココナッツ・ベガ「サテライト・ラブ」も、持ち前のカットアップ感覚と韻を印象的に使うフックが光る。 井上の仕事はもちろんこれに留まらないが、取り上げた楽曲を聴いてもらうだけでも、ダンスミュージックとポップスを巧みに融合させる手腕は感じてもらえたのではないだろうか。いまや時代を牽引するプロデューサーとなった中田ヤスタカのみならず、ポップセンスを持ったダンスミュージックのプロデューサーがJ-POP