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進化に関するsakstyleのブックマーク (247)

  • 動物の種をまたぐ「背骨数ルール」を発見

    理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター 生体非平衡物理学理研白眉研究チームのローリー・サーバス 研究員(発生エピジェネティクス研究チーム 研究員)、川口 喬吾 理研白眉研究チームリーダー(開拓研究部 川口生体非平衡物理学理研白眉研究チーム 理研白眉研究チームリーダー、東京大学 大学院理学系研究科附属知の物理学研究センター 准教授)、発生エピジェネティクス研究チームの平谷 伊智朗 チームリーダーの研究チームは、四肢動物[1]の椎骨の数(背骨の数)のパターンを網羅的に解析し、哺乳類と鳥類の脊椎骨の数の多様性においてこれまで知られていなかった進化的制約[2]を発見しました。 研究成果は、動物の形態進化のメカニズムの解明に貢献し、種の分類や進化系統の推定にも役立つ可能性を秘めています。 哺乳類の首の骨は、ヒトもキリンも7個という共通ルールの存在はよく知られています。このような形態的な制約

    動物の種をまたぐ「背骨数ルール」を発見
    sakstyle
    sakstyle 2024/11/21
    哺乳類の頸椎の骨は7つのような法則性が他にもあるか→哺乳類は「総数一定型制約」、鳥類は「バランス型制約」。バランス型制約は非鳥類型恐竜には見られない/「ホックス遺伝子の働きでは説明でき」ない
  • 光合成の30億年以上に渡る歴史の解明!|JAMSTEC BASE

    sakstyle
    sakstyle 2024/11/20
    大酸化イベントを引き起こしたのはシアノバクテリアではなく、その祖先の別のバクテリア!/光合成能力の維持は難しい(何度も喪失している)/光化学系ⅠとⅡはどっちが先か不明だったがⅠが先に進化した
  • 暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明 - Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    DATE2024.11.05 #Press Releases 暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明 —— 深海底熱水噴出孔の岩石内部に増殖の鍵—— 発表のポイント 生命進化の最初期に誕生したと考えられる原始的古細菌は、ゲノムと細胞のサイズが小さく、アミノ酸や脂質を合成する能力を欠くため、どのように増殖するのか不明であった。 生命誕生場として有力視される深海底熱水噴出孔で採取した岩石内部で、原始的古細菌は鉱物の隙間に密集しており、そのゲノムとプロテオームの解析に成功した。 発見された原始的古細菌は、周囲の鉱物の働きを用いて自力で合成できない物質を入手していることが示唆された。この様子は生命進化最初期の生き様を反映している可能性が高い。 生命進化最初期の微生物の生息場 発表概要 東京大学大学院理学系研究科の鈴木庸平准教授を中心とした、同大学大学院院農学生命科学研究科、慶應義塾大学、理化

    暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明 - Press Releases - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部
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    sakstyle 2024/11/06
    「暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明」脂質等を合成する遺伝子が欠如しているのに対して、鉱物を利用してエネルギー獲得/メタプロテオーム解析!
  • 書評 現代思想 総特集 「ダニエル・C・デネット 1942-2024 意識と進化の哲学」 2024年10月臨時増刊号 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    現代思想2024年10月臨時増刊号 総特集=ダニエル・C・デネット――1942-2024 意識と進化の哲学 作者:木島泰三,戸田山和久,飯盛元章,吉川浩満,山口尚,高崎将平青土社Amazon ダニエル・デネットは意識,自由意思*1,ダーウィニズムを扱った哲学者であり,新無神論の提唱者の1人としても知られる.臨時増刊号は彼の今年4月の逝去を受けての追悼記念号という位置づけだと思われる. 私のデネットとの出会いは,「ダーウィンの危険な思想」から始まる.哲学者が著した進化論を巡る論考ということで手を出してみたのだが,実に緻密で徹底的な思考により自然淘汰のアルゴリズムの強力さが描かれており,すぐに大ファンになった(そして私の哲学への偏見を取り除いてくれた恩人でもある).その後意識をめぐる「解明された意識」「スウィート・ドリームズ」,自由意思をめぐる「Freedom Evolves(邦題:自由は進

    書評 現代思想 総特集 「ダニエル・C・デネット 1942-2024 意識と進化の哲学」 2024年10月臨時増刊号 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2024/10/21
    自由意志論にそこまで関心がないので手を出していなかったのだが、しかし、それ以外のはやはり気になるところがあるなあ
  • 深海熱水噴出孔が発電している可能性、理研などの構造解析にて判明

    理化学研究所(理研)、東京科学大学(科学大)、高知大学、高輝度光科学研究センター(JASRI)は10月3日、マリアナ海溝北東斜面の水深約5700mに位置する深海熱水噴出孔の構造を詳細に解析した結果、噴出孔中にイオンを選択的に運ぶための小さな通路が存在し、噴出孔が発電している可能性があることを突き止めたと発表した。 同成果は、理研 環境資源科学研究センター 生体機能触媒研究チームの中村 龍平チームリーダー(東京工業大学 国際先駆研究機構(現・科学大 未来社会創成研究院) 地球生命研究所 教授兼任)、イ・ヘウン 基礎科学特別研究員(研究当時)、高知大学 海洋コア国際研究所の奥村知世 准教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 地球の深海の火山活動が活発な場所の近辺には、煙突状の天然構造物である熱水噴出孔がそびえ

    深海熱水噴出孔が発電している可能性、理研などの構造解析にて判明
    sakstyle
    sakstyle 2024/10/09
    「深海熱水噴出孔は海水中の多様なイオンを選択的に運ぶことで、電気エネルギーを生成する天然の「浸透圧発電システム」として機能する可能性がある」
  • 書評 「わたしは哺乳類です」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    わたしは哺乳類です: 母乳から知能まで、進化の鍵はなにか 作者:リアム・ドリューインターシフトAmazon 書は,哺乳類についてその特徴と進化を語った一冊.著者のリアム・ドリューは神経生物学の研究者であった経歴を持つサイエンスライター.このはかなり評判が良く,2019年に訳が出て(原書は2017年出版)私も読もうと思っていたのだが,いつまでたっても電子化されず,待ってるうちについ読みそびれていたものだ*1.しかしブルサッテの「哺乳類興隆史」を読んでみて哺乳類についてより学びたいという気分になり,参照文献に書がたびたび登場しているのを知り,そうそうこれは読もうと思っていただったと思い出し,早速取り寄せてみたものだ.原題は「I, Mammal: The Story of What Makes Us Mammals」 はじめに 序章では書のテーマが示されている.それは哺乳類を哺乳類た

    書評 「わたしは哺乳類です」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2024/10/07
    「2019年に訳本が出て(原書は2017年出版)」「ブルサッテの「哺乳類興隆史」(...)参照文献に本書がたびたび登場している」「第1章 なぜ精巣は体外に出たのか」→冷却説はあまり説得力ないのか
  • https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20241003/

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    sakstyle 2024/10/04
    海中では有機物合成の脱水反応ができない問題→2022年、この問題を解く液体/超臨界CO2仮説提唱→今回、模擬実験により、合成が難しいとされていた有機物の一つメタンチオールの生成に成功
  • 書評「まじめにエイリアンの姿を想像してみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    まじめにエイリアンの姿を想像してみた 作者:アリク・カーシェンバウム,穴水由紀子柏書房Amazon 書は進化生物学者であり,動物のコミュニケーションの専門家であるアリク・カーシェンバウムによる,星間航行を可能にするような地球外生命がどのようなものであるのかを,(生化学的,解剖学的にではなく)進化的に考えてみようという一冊.姿形よりも行動や社会性に焦点があり,そういう意味では邦題はあまり良いものではない.原題は「The Zoologist’s Guide to the Galaxy: What Animals on Earth Reveal About Aliens--and Ourselves」. 第1章 はじめに 冒頭で2009年のケプラー宇宙望遠鏡の打ち上げ以降,系外惑星が次々と発見され,系外惑星の物理的環境条件がかなりわかってきたことに触れ,そこから地球外生命を想像することの難しさ

    書評「まじめにエイリアンの姿を想像してみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2024/08/08
    「地球外生命がどのようなものであるのかを,(...)進化的に考えてみようという一冊.姿形よりも行動や社会性に焦点」「一旦宇宙スケールに視野を広げた上で,進化生物学を語り直している本という性格が強い」
  • “20億年前”地球最古の微生物? 生命の起源に迫る重要な発見か | NHK

    アフリカの地下に広がる20億年前の地層から、生きているとみられる微生物を採取することに東京大学の研究チームが成功しました。 「まるで“玉手箱”を開けるような感覚に近い」(専門家) これまでに見つかった最も古い生きた微生物は、およそ1億年前のものです。 今後の解析などで20億年前の生物と確定すれば、科学界最大の謎の1つともいわれる地球の生命の起源や進化に迫る重要な発見になる可能性があります。 目次 鈴木准教授「天と地がひっくり返る発見」 20億年前の地層とは?

    “20億年前”地球最古の微生物? 生命の起源に迫る重要な発見か | NHK
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    sakstyle 2024/07/19
    「南アフリカの地下に広がる20億年前の地層から、生きているとみられる微生物を採取」蛇紋岩化反応から生成される水素やメタンをエサ/20億歳なの?
  • 中国の研究チーム、カンブリア爆発の重要な要因を発見

    海水中のバリウムイオンの除去とカンブリア爆発の関連性を示す図(資料写真)。(c)Xinhua News 【7月17日 Xinhua News】地球上の生物の多様化が急激に進んだとされる約5億4千万年前の「カンブリア爆発」の要因の一つは海水中から硫化物とバリウムイオンが除去されたことだったとする研究結果を、中国の研究チームが発表した。 安徽省合肥市の中国科学技術大学によると、同大の衛煒(えい・い)副研究員、博士課程に在籍中の董琳慧(とう・りんけい)さん、黄方(こう・ほう)教授らのチームがこのほど、初期の動物に有害な作用をもたらしていた硫化物とバリウムイオンが海水中から除去されたことがカンブリア爆発につながったとする研究結果を、中国の科学誌「国家科学評論(ナショナル・サイエンス・レビュー)」に発表した。 カンブリア紀初期に起きた生物種の爆発的な増加はこれまで、海洋の酸化に関係していたと考えられ

    中国の研究チーム、カンブリア爆発の重要な要因を発見
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    sakstyle 2024/07/17
    「動物に有害な硫化物とバリウムイオンの除去が海洋の居住性を改善し、カンブリア爆発につながったとの見方」/「海洋の酸化はカンブリア爆発の結果であり、原因ではないとする説もある」
  • 書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?~進化の仕組みを基礎から学ぶ~ (光文社新書) 作者:河田 雅圭光文社Amazon 書は進化生物学者河田雅圭による進化の一般向けの解説書になる.河田は新進気鋭の学者であった1990年に「はじめての進化論」を書いている.当時は行動生態学が日に導入された直後であり,新しい学問を世に知らしめようという意欲にあふれ,かつコンパクトにまとまった良い入門書だった.そして東北大学を定年退官して執筆時間がとれるようになり,その後の30年以上の学問の進展を踏まえ,改めて一般向けの進化の解説書を書いたということになる.ダーウィンの議論の今日的当否を問うような印象の題名だが,それは書の極く一部の内容で,基的にはいくつかの誤解が生じやすいトピックを扱いつつ進化とは何かを解説する書物になっている. 第1章 進化とは何か 1.1 そもそも進化とはなんだろうか? 第1章第

    書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    sakstyle
    sakstyle 2024/05/16
    『はじめての進化論』は昔読んで勉強になった。エピジェネや大進化の話あるようだし、他にも細々気になるのでこちらも読んでみるか/「利己的な遺伝子」という比喩表現を巡り、筆者本人がコメ欄に降臨
  • 進化学:地球の磁場が弱くなっていたために地球上の生物の多様化が進んだのもしれない | Communications Earth & Environment | Nature Portfolio

    5億9100万~5億6500万年前、地球の磁場の強さが異常に低下したのと同時に、大気と海洋の酸素濃度が大幅に上昇していたことを報告する論文が、Communications Earth & Environmentに掲載される。著者らは、地球の磁場が弱くなったために酸素濃度が上昇し、初期の複雑な生物の進化が下支えされたと考えられるという見解を示している。 6億~5億4000万年前の地球上の生命体は、エディアカラ動物群(最古の複雑な多細胞動物群)として知られる軟体生物で構成されていた。この化石記録は、こうした軟体生物の複雑度と種類が5億7500万~5億6500万年前に著しく多様化したことを示している。これまでの研究で、この多様化が、同時期に発生した大気と海洋の酸素濃度の大幅な上昇に関連していたことが示唆されている。しかし、こうした酸素濃度の上昇が起こった原因は、いまだに解明されていない。 今回、

    進化学:地球の磁場が弱くなっていたために地球上の生物の多様化が進んだのもしれない | Communications Earth & Environment | Nature Portfolio
    sakstyle
    sakstyle 2024/05/08
    エディアカラ紀の多様化←大気と海洋の酸素濃度の大幅な上昇に関連←何故酸素濃度が上昇したか謎だった←地球の磁場が弱くなったため(同時期の磁場を測定した、という研究)
  • 「いつか一太刀浴びせねばならぬ」…仮想敵の陣営に潜入した若き研究者が、「カブトを脱ぐ」ハメになった「まさかの気づき」(千葉 聡)

    種の起源や進化、繁殖、生物多様性などについて研究を行う「進化生物学」。気の遠くなるような長大な時間の経過のなかで、今日の多様な生物世界にいたるまでのさまざまな変化を読み解く、興味深い学問です。 そうした「進化生物学」の醍醐味を描いた一連のエッセイ的な作品をご紹介していきましょう。 今回は、混迷する進化学において、古生物の研究から学問の道に入った著者の若き日を振り返ります。後年、師と仰ぐ生態学者・河田雅圭博士との出会いと確執を通して、自らの研究の道のとるべき方向に見出し、さらには人とのコミニケーションにとって大切なことに気づかされるのでした。 黒歴史 今は、高校で生物を選択すると、進化について一通り学ぶ。どの教科書にも、自然選択や遺伝的浮動など、基的な仕組みの解説があり、私たち人間の様々な形質にも、自然選択が働いてきたことが説明されている。世界で最も優れた生物教科書とされ、国際生物学オリン

    「いつか一太刀浴びせねばならぬ」…仮想敵の陣営に潜入した若き研究者が、「カブトを脱ぐ」ハメになった「まさかの気づき」(千葉 聡)
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    sakstyle 2024/04/27
    千葉聡ってもともと古生物学者だったのか/「彗星のように現れた正統派進化学者がいた。若き日の河田雅圭(かわた・まさかど)博士である。」
  • 化学:生命の化学的起源がどのように形成されたかという謎の解明に向けた熱い流れ | Nature | Nature Portfolio

    生命の化学的起源に関係のある分子が、火山や地熱系に見られる岩の割れ目を通る熱流によって精製され得ることが実験室実験で明らかになった。このことを報告する論文が、Natureに掲載される。今回の研究から、生命の最初の構成要素が複雑な化学混合物からどのように形成されたかについての説明が得られた。 生体高分子とその成分の形成は、初期地球における生命の起源の重要な瞬間だった。しかし、そうした経路を実験室内で再現するのは困難で、多くの場合、これらの複雑な反応から数多くの副産物が生じる。このことは、生物を構成する生体関連物質が無視できる程度に少ないことを意味する。こうした要素を精製する方法を考案しようとするこれまでの試みでは、一度に広範囲の分子を単離することができず、方法の特異性に限界があった。 今回、Christof Mastらは、地質学的な発想によって作られた、微小な亀裂(厚さ170マイクロメートル

    化学:生命の化学的起源がどのように形成されたかという謎の解明に向けた熱い流れ | Nature | Nature Portfolio
  • 生命はどのように誕生したのか、知っておきたい3つの仮説

    生命の最初の兆候は、約35億年前までに出現した。科学者たちは、初期の生命は落雷によって形成されたか、深海の噴出孔で誕生したのではないかと考えている。(ILLUSTRATION BY GREGOIRE CIRADE, SCIENCE PHOTO LIBRARY) 約46億年前に地球ができてから数億年の間、地表はほぼ確実に高温で、彗星や小惑星の衝突も激しかったため、いかなる生命体も生息できない環境にあった。だが、約10億年後には、生命が誕生しただけでなく、微生物マット(微生物がマット状にかたまって増殖した状態)の化石という形で痕跡を残すまでになっていた。(参考記事:「40億年前の地球は生命誕生の「温床」だった」) その間に一体何が起こったのか? 5億年かそこらの間に、生命はどのようにして無生物から誕生したのだろうか。これまでに提唱された3つの主な理論を紹介しよう。 1. 大気から雷によって生ま

    生命はどのように誕生したのか、知っておきたい3つの仮説
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    sakstyle 2024/03/22
    お、深海熱水噴出孔説全否定だ(化学反応に紫外線が必要だから)。温泉・雷説推しらしい。/3つ紹介して3番目を否定するっていう文章構成、珍しい気がする
  • 東工大、生命発生に有利な一酸化炭素に富む惑星大気の形成条件を解明

    東京工業大学(東工大)は1月26日、生命発生に有利な惑星環境とされる、一酸化炭素(CO)に富んだ惑星大気(以下、CO大気)が形成される条件を理論的に明らかにしたことを発表した。 同成果は、東工大 理学院 地球惑星科学系の尾﨑和海准教授、東京大学の渡辺泰士客員共同研究員(現・気象庁気象研究所リサーチアソシエイト)らの共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal」に掲載された。 初期地球の大気は、二酸化炭素(CO2)と窒素に富むものだったと考えられている。しかしCO2よりもCOに富む大気の方が、生命の前駆物質となる有機化合物が形成されやすいことがわかっている。これまでの研究から、COが大気中で暴走的に生成されて蓄積する「CO暴走」状態が存在することが明らかにされており、その理解は地球生命の起源を探る上でも重要な手がかりとなる可能性があ

    東工大、生命発生に有利な一酸化炭素に富む惑星大気の形成条件を解明
    sakstyle
    sakstyle 2024/01/30
    有機化合物が形成されやすいのはCO2大気よりCO大気、かつ「CO暴走」というのが以前より知られていた。その条件を解明し、初期地球や系外惑星で生じた可能性
  • 書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの呪い (講談社現代新書) 作者:千葉聡講談社Amazon 書は千葉聡による「ダーウィンの自然淘汰理論」(特にそれが社会にどのような含意を持つかについての誤解や誤用)が人間社会に与えた負の側面(書では「呪い」と呼ばれている)を描く一冊.当然ながら優生学が中心の話題になるが,それにとどまらず様々な問題を扱い,歴史的な掘り下げがある重厚な一冊になっている. 冒頭ではマスメディアがしばしばまき散らす「企業や大学はダーウィンが言うように競争原理の中でもまれるべきであり,変化に対応できないものは淘汰されるべきだ」という言説を,まさに「呪い」であると憂いている.そしてそれが「呪い」であるのは,「進歩せよ,闘いに勝て,そしてそれは自然から導かれた当然の規範である」というメッセージがあるからだと喝破している(それぞれ,「進化の呪い」「闘争の呪い」「ダーウィンの呪い」と名付けられている). 第

    書評 「ダーウィンの呪い」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    sakstyle 2024/01/04
    主に優生学の歴史について。最終章では現代の遺伝的強化とトランスヒューマニズムについても。
  • 東工大、隕石含有の炭水化物が非酵素的にRNAなどにつながる化学経路を解明

    東京工業大学(東工大)は12月20日、初期の地球の状態と適合する条件下でマーチソン隕石から発見された、安定な炭素数6の炭水化物である「C6アルドン酸塩」が、非酵素的に生命の基的な分子の構成要素となる「ペントース(五炭糖)」の供給源として機能した可能性を示唆する化学経路を解明したことを発表した。 同成果は、東工大 地球生命研究所(ELSI)のRuiqin Yi研究員らの研究チームによるもの。詳細は、米国化学会が刊行する化学に関する全般を扱う学際的なオープンアクセスジャーナル「JACS Au」に掲載された。 今回の研究によって、マーチソン隕石から発見されたアルドン酸塩が、非酵素的合成経路を介してペントースの生成につながる可能性があることが明らかにされた(c) NASA’s Goddard Space Flight Center Conceptual Image Lab(出所:東工大 ELSI

    東工大、隕石含有の炭水化物が非酵素的にRNAなどにつながる化学経路を解明
    sakstyle
    sakstyle 2023/12/22
    酵素(生命誕生以前は存在しない)を使わずにRNAの構成要素であるペントースを生成する経路「プレバイオティクな糖合成が、現存する生化学経路と重複している可能性があることを証明」
  • 化学:マンガンを含む抗酸化物質の放射線抵抗性が初期地球での生命誕生を推進した可能性がある | Nature Communications | Nature Portfolio

    ガンマ線に耐性のあるマンガン系抗酸化物質を含む細胞様の構造が原始地球に存在し、これが生命の進化を可能にしたことを示すモデルについて記述した論文が、Nature Communicationsに掲載される。今回の知見は、進化の過程において初期の細胞が放射線損傷に対してどのように防御していたかを明らかにしている。 最初に地球上に出現した細胞は、プロトセル(原始細胞)と呼ばれる。原始細胞は、放射線量が現在よりはるかに高いことが知られている初期地球の過酷な条件下で存在した可能性があると考えられていた。放射線の照射は活性酸素種の産生を誘導し、活性酸素種は生体分子を損傷するが、原始細胞が放射線による破壊に対してどのように防御していたのかは分かっていない。これまでの研究から、高線量のガンマ線に抵抗性を持つDeinococcus radioduransという細菌は、無機ポリリン酸塩(多数のリン酸残基の鎖)と

    化学:マンガンを含む抗酸化物質の放射線抵抗性が初期地球での生命誕生を推進した可能性がある | Nature Communications | Nature Portfolio
    sakstyle
    sakstyle 2023/12/06
    マンガン
  • 「能動的に行動する能力」はいかにして生まれ、進化してきたのか──『行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか』 - 基本読書

    行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか 作者:マイケル・トマセロ白揚社Amazonこの『行為主体性の進化』は、認知科学が専門のマイケル・トマセロによる、「行為主体性」について書かれただ。霊長類や他の哺乳類はアリやハチといった昆虫と比べると「知的」であるようにみえる。しかしその知的さをどのようにはかるべきだろうか。もちろん、これについては行動の複雑さなど無数の尺度が考えられるだろうが、書ではその知的さの違いを「行動の制御」に見出していく一冊だ。 たとえば、アリやミツバチの行動は、それがどれほど複雑であっても個体がすべてをコントロールしているようにはみえない。彼らの行動を主に制御しているのは個体の判断ではなく生物学的機制(バイオロジー)である。一方の霊長類や他の哺乳類は、ある程度は自分のコントロールにおいて、情報に基づく決定を能動的に下しているようにみえる。これに関連して出て

    「能動的に行動する能力」はいかにして生まれ、進化してきたのか──『行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか』 - 基本読書
    sakstyle
    sakstyle 2023/11/10
    トマセロの新刊。爬虫類はイレギュラーに対処できる、哺乳類は計画をたてれる(社会性により獲得したとされる)、ヒトは社会規範に従って行動できる(協働するため)、と。