10月2 押井守監督『GARM WARS The Last Druid(ガルム・ウォーズ)』インプレッション 残酷な世界を研究する祈り カテゴリ:映像 部屋を暗くして、巨大TVに近づいて鑑賞しました。 手短に感想を。 押井守監督の映画『GARM WARS The Last Druid』(以下 GARM)は、遥かな世界で彷徨うサイボーグ種族ガルムたちの虚無を描いた映画。 映画のビジュアルと物語の結び付きは他の作品に喩えようのない物。あらゆるジャンルに結びつきながら、あらゆる文脈から離れて行く。だから一度見ただけでは頭に馴染まない。映像は完成形ではないのだけど、そのビジョンが最後にはそんな事が気にならない世界と時間の異様な美しさを構築して。(だから二度目はすごく満足度が高いと思う) そして、最後まで見ると、幾つかの欠点(GARMの製作は困難に満ちていた)を吹き飛ばして、ただ素晴らしかった……と