京都市内の鴨川に「変な生き物がいる」との情報が京都新聞に相次いで寄せられている。写真を見ると、その正体はたいてい外来生物「ヌートリア」だ。カピバラやビーバー、カワウソと間違われることも多い毛むくじゃらの生き物が鴨川で目撃されるようになって10年以上たつ。ただ繁殖力は強いとされるものの、鴨川で大繁殖しているとは聞かない。対策はどうなっているのか。
信楽列車事故32年 社員2人犠牲、自らも負傷した京都の男性「私に区切りない」 2023年5月11日 6:00
28日午前10時55分ごろ、京都府亀岡市の桂川(保津川)で、観光川下り「保津川下り」の船1隻が座礁し、転覆した。京都府警亀岡署などによると、乗っていた客25人と船頭4人の全員が川に投げ出され、男性船頭(51)=亀岡市=が死亡、男性船頭(40)が行方不明になった。乗客25人とほかの船頭2人は救出され、13~54歳の女性客9人が低体温症や打撲などで搬送されたが、命に別条はないという。 亀岡署や船を運航する保津川遊船企業組合(同市保津町)によると、船(定員30人)は全長12メートル、幅2メートル、重さ約1トンで、乗客と船頭の全員が救命胴衣を着用し、午前10時40分に亀岡市保津町の乗船場から出航。下流約5キロの「大高瀬(おおたかせ)」「小高瀬」と呼ばれる付近で事故が起きた。 保津川下りは亀岡市と京都市右京区・西京区の嵐山を結ぶ約16キロの川下りで、年間20~25万人が乗船する。同組合の豊田知八代表
京都ノートルダム女子大学(京都市左京区)の学生による調査で、回答した女子学生の半数が「新型コロナウイルスの収束後もマスク着用を続けたい」と回答したことが分かった。マスクで顔を隠せないことを懸念する声が目立った。着用の見直しに向けた政府の動きが本格化する中、コロナ前よりマスクを日常的に着ける女性が増える可能性をうかがわせている。 同女子大の心理学科4年、中嶋華音さん(22)が卒業研究で調べた。学内の講義出席者117人から回答を得た。 コロナ後も「着用を続けたい」と答えたのは49・6%。理由(複数回答)は「コンプレックスを隠せる」(31%)がトップで、「表情を隠せる」(23%)、「化粧をしなくてもいい」(21%)と外見に関連した理由が上位を占めた。「感染が不安」は21%だった。 一方、マスクを外したい人では「息苦しい」(36%)、「肌が荒れる」(31%)、「声が聞き取りにくい」(30%)との理
京都府亀岡市は4月1日から、家庭ごみの分別方法を変更する。紙や草木の区分を新たに設けるほか、プラスチックは容器包装以外も一括して集める。細分化でより資源化を進め、ごみの減量につなげる。 市では現在、埋め立てごみや容器包装プラスチックなど15区分で収集。一方、燃やすごみのうち13・3%は紙類が占めるなど、リサイクルができるのに廃棄されている場合も多い。有識者や市民らでつくる審議会で議論して変更を決めた。 新たに追加されるのは紙、草木、小型金属の3区分。紙は自治会やPTAなどによる集団回収を優先し「回収日に出しに行けないといった場合にだけ、市の回収を利用してほしい」(市資源循環推進課)とする。草木は落ち葉や剪定(せんてい)枝などのほか、木製の家具も太さ10センチ、長さ50センチ以下に限って出すことができる。 プラスチックは従来、容器包装以外は埋め立てごみだったが、全て「プラスチック」の区分で集
17日午後10時20分ごろ、京都市北区紫野雲林院町の材木店の木造の建物から出火した。京都府警北署と京都市消防局によると、午後11時半現在、建物が燃焼中で、逃げ遅れや負傷者はいないという。 出火当時、南隣の自宅にいたという材木店関係者の女性(64)によると、建物は事務所や作業場として使っていたといい、「外に出ると火柱がすごかった。とにかく延焼しないように治まって」と話していた。 現場は、大徳寺の南東約200メートルの住宅街。
京都府宇治市ウトロ地区の空き家など建物7棟が焼けた事件で、非現住建造物等放火などの罪で起訴された無職の男(22)=奈良県=が、16日の初公判を前に、京都拘置所で京都新聞社の取材に応じた。男は面会や手紙で、放火は地区の在日コリアンに対する抗議だと説明し、「差別意識には基づかず、ヘイトクライムとは異なる」と持論を展開した。しかし、専門家は「差別感情を元にした典型的なヘイトクライム」と指摘する。 【記事には、在日コリアンを対象にした民族差別に該当する文言が複数登場します。京都新聞社は、差別の実態を共有するため文言をそのまま報道します。あらゆる憎悪犯罪や憎悪表現を許さない社会をつくる一助とする目的です。】 ■きっかけはヤフコメ 男によると、犯行を思いついたのは、事件の10日ほど前。地区の歴史を伝えて多文化共生を目指す「ウトロ平和祈念館」が開館予定という記事を、ヤフーニュースで読んだことだった。 記
子どもたちが動物に直接触ることができる京都市動物園(左京区)の「おとぎの国」で、テンジクネズミとの触れ合い方法が新型コロナウイルス流行の前と後とで変更された。以前は抱き上げることができたが、現在は背中をなでるだけに。コロナの感染防止策と思いきや、意外な理由があった。 テンジクネズミは体長25センチ前後で、モルモットとも呼ばれる。園内に45匹おり、触れ合い体験は幼い子どもたちに人気がある。 以前は平日は1日2時間15分(1人当たり7分間)、週末は1日1時間半(人数が多い場合は1人当たり数十秒)、抱っこしたり膝に載せたりと、自由に触ることができた。しかし2020年春からのコロナ流行を受け、触れ合い体験は21年11月まで約1年半、休止になった。 すると、一部のテンジクネズミの体調にいい変化が表れた。同園によると、以前は消化管の不良などで治療が必要な個体もあったが、触れ合い体験を休止している間は治
大津市の無職少年(17)が自宅で小学1年の妹(6)を暴行し死亡させたとされる事件で、傷害致死の疑いで逮捕された少年が、滋賀県警の調べに対し、容疑を認め、「妹の世話をするのがつらかった」との趣旨の供述をしていることが6日、関係者への取材で分かった。母親は留守がちだったといい、県警は家庭状況や暴行の動機などを詳しく調べている。 大津・高島子ども家庭相談センター(児童相談所)の説明では、兄妹は家庭の経済的な理由などで県外の別々の児童養護施設で育ち、妹が小学校に入学した4月から母親と3人暮らしの生活となった。 少年は母親の代わりに妹の面倒をみて、近所の住民は妹とボールなどで仲良く遊ぶ姿をたびたび目にしていた。一方、暴行があったとされる時期に近い7月21日未明、兄妹が自宅近くのコンビニを訪れたため、同センターは「ネグレクト(育児放棄)の疑いがある」などとして、今月4日に母親と面談する予定だった。 少
昨年3月、日本一長い駅名となった嵐電北野線「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅(京都市北区)が、首位から陥落した。富山県内の駅名が最長になったためで、嵐電側は記念グッズ販売を取りやめた。奪われたトップの座に地元では落胆する声が挙がっている。 昨年3月20日、嵐電を運行する京福電気鉄道(中京区)は学校法人立命館(同)との連携協定の一環で、立命館大衣笠キャンパス(北区)最寄り駅の「等持院」駅を改称。文字数17、音読数26はともに全国一になった。同日から「記念硬券」を販売し“日本一”をPRし、利用促進と地域活性化を図ってきた。 しかし、今年1月1日、首位が再び逆転することになった。嵐電に抜かれて2位になっていた富山地方鉄道(富山市)の路面電車の「富山トヨペット本社前(五福末広町)」停留場が、ネーミングライツ(命名権)を所有する会社の合併に伴って改称。新駅名は「トヨタモビリティ富山Gスクエア五
知的障害がある男性の携帯電話を不正に使い、インターネットで買い物を繰り返したとして、滋賀県警大津北署は12日、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、京都市西京区、無職の男(60)と大津市の会社員の女(33)=ともに詐欺容疑で逮捕=を再逮捕、同市の会社員の男(32)を逮捕した。 逮捕・再逮捕容疑は、共謀し、2月上旬、会社の同僚で知的障害者の男性(46)の携帯電話を不正に使い、ネットのショッピングサイトで、男性名義でフィギュアや腕時計など計45点(計約19万円)を電子決済で購入し、無職の男の自宅に配送させた疑い。 同署によると、4月に男性の姉から「約1年間、携帯電話会社から弟に毎月20万円ほどの覚えのない請求が来る」などと相談があり、捜査していた。 無職の男と会社員の女は、男性の携帯電話を不正に使用して草津市内の家電量販店からゲームソフト11点(計約7万5千円)をだまし取ったとして、10
京都市は26日、LGBTなど性的少数者のカップルを公的なパートナーとして認証する「パートナーシップ宣誓制度」を9月1日から設けると明らかにした。京都府内の自治体では初めて。専門家や当事者の意見を踏まえて制度の詳細を検討し、8月上旬にも要綱を発表する。 同制度は、同性カップルの関係を自治体が認め、独自の証明書を発行するもの。2015年に東京都渋谷区、世田谷区で施行されてから全国に広がり、約50自治体が導入している。法的保障はない一方、課題となっていた病院での面会や家族対象の福利厚生の適用、住居の賃貸契約などがスムーズに進む可能性がある。
書店大手の丸善ジュンク堂書店(東京)は12日までに、京都市下京区のジュンク堂書店京都店を2月末で閉店すると発表した。同店は京都の街の代表的な大型書店。出版不況やネット通販の攻勢などによる厳しい書店事情が閉店の背景にあるとみられ、四条通で30年以上親しまれてきた本屋が歴史に幕を閉じる。 同店は1988年開業で、四条通沿いのビルの1~5階(売り場面積約1500平方メートル)に入っている。同店の北東約500メートルにある中京区の「京都BAL」で2006年に府内最大級の京都BAL店が開業し、BALの改装を経て15年からはグループ系列の丸善京都本店(同約3300平方メートル)として営業している。 長引く出版不況の影響で書籍と雑誌の販売額は減少傾向が続く。出版科学研究所(東京)によると、2018年の推定販売金額は約1兆2900億円で14年連続の前年割れ。ピークだった1996年の半分を下回る。京都では、
自転車で街中を走り、支持を訴える赤坂さん(25日夕、亀岡市・亀岡駅前) 京都府亀岡市議選で、LGBT(性的少数者)の政治家が誕生した。LGBTを公表した地方議員は府内で2人目になるといい、有権者の意識が変わりつつあると言える。当事者からは「LGBTが理由で偏見や人間関係に苦しむ人たちの励みになる」と期待の声も上がる。 ■差別的な言葉「へこたれない」 1月27日に投開票された亀岡市議選の結果、男性から女性へ性別変更した赤坂マリアさん(48)が初当選した。幼少期から自身が男性であることに疑問を持ち、27歳で性別適合手術を受けた。大阪でショーハウスを経営し、タレントとして活動後、10年前、祖父母の介護で亀岡市に移り住んだ。 1年前、介護の経験から「高齢者が楽しめるまちに変えたい」と立候補を決意。ここで戸籍の壁が立ちはだかる。「周りに何を言われようが私は女性。戸籍は関係がない」と思っていたが、市選
地下鉄の駅でリックサックを背負い車内に乗り込む乗客(3日午前8時20分、京都市下京区・市営地下鉄京都駅)[LF] 関東では電車内のリュックの前抱えはかなり浸透していたが、関西ではめったに見ない。なぜ関西人はリュックの前抱えをしたがらないのか―。大津市の59歳男性から質問が寄せられた。 通勤通学で混み合う電車内でリュックサックや鞄を前に抱える「リュックマナー」。関西の一都市である京都で、どれほど浸透しているのか。車内や駅ホームで呼び掛けを行っている市営地下鉄のラッシュ時に、記者が実際に乗車して確かめてみた。 サラリーマンや学生たちが絶え間なく行き交う朝の四条駅。午前7時59分発「竹田行き」に乗り込んだ。階段に近い先頭車両のドア付近は、電車の少しの揺れでも肩がぶつかる混みようだった。 小ぶりのリュックを前に抱えて立っていた会社員澁谷易子さん(25)=左京区。京都駅で降車した際に声を掛けると、「
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