この本を読みました。 江戸の読書会 (平凡社ライブラリー0871) 作者:前田 勉 平凡社 Amazon こんど新しく仲間を集めて読書会をすることになり、その課題本となったので読みました。忘れるといけないので、記録を残します。 江戸時代の学校や塾で、学問(中国の思想書を読むこと)が行われていたとき、「会読」という形式の学び方がポピュラーだったという事実があります。この事実を出発点に、会読とは実際どのようなことをしていたのか、どうしてポピュラーだったのか、どのくらいポピュラーだったのか、この学び方の社会的意味や影響はどんなものだったのか、といったことを検討する本です。 好きか嫌いかでいうと学問の話が好きな僕にとっては、本の中に描かれている江戸時代の会読の様子には胸を熱くさせられました。一冊の本を肴に、ああでもないこうでもないと言い合うのは楽しいものです。 現代の日本では、高学歴が将来の地位や