【11月3日 AFP】ベトナム・ハノイの北に位置するタイグエン(Thai Nguyen)市で3日、閉鎖された食肉加工場から犬44匹が動物愛護団体に引き渡された。生後わずか10日の子犬も含まれていた。 ベトナムでは、犬肉を食べると悪運を落とすことができると信じられ、珍味とされている。国内で年間500万匹が食用にするため殺されていると推定され、中国に次いで世界2位の消費国となっている。 しかし、ペットとして飼われることが増えるにつれ、特に都会では犬肉を食べる習慣は徐々に変わってきている。 キエウ・ベト・フンさん(39)は、7年間経営していた犬の食肉加工場を閉め、金属くず商と肥料販売を始めることにした。そのため、動物愛護団体に犬を引き取ってもらった。同団体が新しい飼い主を探してくれる予定だ。 フンさんはAFPに対し、「犬を殺す時はかわいそうに思っていた」と話した。7年間で2万匹を殺した。その多く