出資比率を現在の約20%から50%以上に高めて累積赤字を解消する案などが浮上している。これにより債務超過を回避し、今季の年間総合順位で10位に低迷するチーム力の底上げを図る。 名古屋は2010年にリーグ優勝を果たしたが、最近は成績が低迷。入場料収入などが伸び悩み、1月時点での累積赤字は3億6000万円に上る。資本金(4億円)を上回って債務超過になると、Jリーグから参加資格を得られなくなるため、抜本的な財務基盤の強化策が求められていた。 トヨタは名古屋の最大のスポンサー企業で、4月には、豊田章男社長が名古屋の会長に就任するなど、経営への関与を強めていた。