2日昼すぎ、奈良県十津川村のトンネル内でバイクが転倒し、53歳の男性が死亡しました。天井から垂れ下がっていた電線に引っかかって転倒した可能性があるということです。 事故があったのは、奈良県十津川村を走る国道168号線の「助人トンネル」で、2日午後1時前、「バイクが転倒した。ケーブルが垂れ下がっている」と、通りかかった人から通報がありました。 警察などが駆け付けると、大阪市鶴見区に住む会社員の男性(53)が倒れていて、病院に運ばれましたが死亡しました。 警察によりますと、トンネルでは天井部分の補修工事が行われていていて、本来は天井に沿って固定されている電線が、何らかの原因で結束バンドが切れ、天井から地上1メートルほどの高さまで垂れ下がっていたということです。 警察は、男性がこの電線に接触して転倒した可能性があるとみて詳しい状況を調べています。