渡邉大輔「女優をめぐる游歩――『批評』と『情報』のmargeに」 2011年02月14日16:00 担当者より:映画研究者・批評家として、『ゼロ年代プラスの映画』(河出書房新社)や『サブカルチャー戦争』(南雲堂)などでご活躍の渡邉大輔さんによる「女優」についてのエッセイです。 更新日:2011/02/14 暗闇のなかで一条の光を受けとめるようにして広がる目の前のまっしろいスクリーン、あるいは近所のレンタルショップで借りてきた新作や旧作のDVDからディジタル・テレビやPCのインターフェイスをとおしてそばだつそのすがたかたちをぼくたちはいつも不意に認知する。そして、物語の筋には回収されないかのじょたちの姿態や声におぼつかなげにむきあう。魅惑とともに。「女優」との出遭いは、いつもそうやってはじまる。 以前、twitterで「現代の女優」に就てなにか書きたい、となにげなくつぶやいた。しばらく