ARG(Alternate Reality Game、代替現実ゲーム)は、ひと言でいえば「リアルな社会を舞台に展開されるゲーム」である。アメリカで2001年ごろに生まれ、この10年で着実に流行し始めた。すでに1000万人を超える人間が参加したARGもあるという。日本でも、参加型ゲームや広告手法として注目が集まり始めた。書籍「デジタルゲームの教科書」でARGの項目を執筆した八重尾昌輝氏に、海外でのARG事例や、日本での状況、将来などの話を聞いた。 話を聞いた八重尾昌輝氏はフリーのARG作家。国際ゲーム開発者協会(IDGA)のARG部会世話人でもある。八重尾氏が発信するARGの情報は、同氏が管理するIDGAのサイト「ARG情報局」が詳しい。 ▽ ARG情報局 ――最初に、ARGを理解するのにわかりやすい事例を一つ教えていただけますか? 八重尾 はい、「Why so Serious?」がよいでし
最近デイヴィドソンが気になってて、前の記事で紹介した森本浩一氏や戸田山和久氏なども推薦している本格的なデイヴィドソンの解説書に手を出してみた。 森本氏の入門書は言語哲学を中心に扱っていたけど、デイヴィドソンは行為や心についての哲学、形而上学などを彼独自の体系的な哲学から関連づけて論じたのであって、本書はそのデイヴィドソン哲学の包括的な解説書。著者のサイモン・エヴニンはイギリスの分析系の哲学者である。 森本氏も書いていたが、難解といわれるデイヴィドソンを本格的に論じているだけあって解説書とはいえかなり難しい。分析哲学の知識0で挑むのは無謀なのでデイヴィドソンに興味持った方はせめて森本氏から入ったほうがよさげ…って人事みたいに書いてるが実は僕自身、半分も理解できないだろうなーと思っていた。けど読む前に思ってたよりは手ごたえがありました。そしてすごーい面白かった。 エヴニンはデイヴィドソンを誠実
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