公益財団法人科学技術融合振興財団(FOST)は、設立30周年を記念して「ゲームと新しいAI」をテーマにした記念講演会を開催した。 同財団は1994年にシブサワ・コウの名で知られる理事長の襟川陽一氏が、個人的な資金である10億円を投入してスタート。それから、これまでの30年間で5億円を超える助成金を研究者に提供してきたという実績を持つ。 今回の基調講演に選ばれたテーマは、5年前と同じ「ゲームとAI」だ。今回は、大きく分けて4つのセッションが実施されている。こちらの記事ではその中から、主にゲームに関係した3つのセッションをピックアップ。その内容を一部抜粋してご紹介していく。 公益財団法人科学技術融合振興財団 理事長の襟川陽一氏。取材・文/高島おしゃむ 編集/anymo 『パックマン』の敵や『ゼビウス』の難易度調整──。ゲームの進化とともに成長してきた「メタAI」この日最初に行われたセッションで