オフィスの同じ空間で顔を合わせて仕事をするのと比べて、リモートワーク環境ではコミュニケーションが希薄になりがちだ。 オフィスに集まって働くチームのコミュニケーションには2種類ある。双方の意思によって行われるものと、特に意図せず醸し出された情報を特に意図せず感じ取るものだ。私は前者をアクティブ、後者をパッシブなコミュニケーションと呼んでいる。アクティブなコミュニケーションはイメージしやすく、口頭での会話やチャットのやり取りがそれにあたる。ではパッシブなコミュニケーションとは何なのか。 パッシブなコミュニケーションそれは、例えば以下のようなものである。 ある同僚の顔色や声色から、なんとなくその日の体調がわかるある同僚が考え事をしている時間が多くて、壁打ち相手になったほうがよさそうに感じるある同僚が息抜きにコーヒーを飲んでいて、今なら話しかけても大丈夫そうと思える一言で抽象化するなら「その人の挙