ロックの仕組み(その2)-オブジェクトのロックタイプ 前回「第27回 トランザクションの一貫性を保証するロック」は、トランザクションの4つの分離レベルの説明をしました。今回は、この分離レベルを実現するデータベースサーバのロック機構に触れてみましょう。実際にどのような仕組みでデータベースサーバがロック制御を行っているかを理解することで、トランザクション機能を利用した際に起こりやすい問題点を、あらかじめ予測できるようになると思います。 今回は、初めに、ロックの状態を取得するシステムストアドプロシージャ「sp_lock」の定義を若干拡張した「sp_lock_detail」ストアドプロシージャを作成しましょう。