プログラミング言語Rubyの国内最大級のカンファレンス「RubyKaigi」。「RubyKaigi 2022」のKeynoteで登壇したのは、齋藤優太氏。「Ruby meets WebAssembly」のテーマで、WebAssembly上でRubyが動くようになった経緯、テクニック、ユースケースについて発表しました。全2回。後半は、WebAssemblyのユースケースについて。前回はこちら。 WASIでCRubyをWebAssemblyにポートする方法 齋藤優太氏:ここまでが前半戦で、ここからどうやってCRubyをWebAssemblyにポートしたかを紹介します。 CRubyはCで書かれたプログラムなので、すでにいろいろな環境にポートされています。このCRubyのソースコードは、かなりポータブルに書かれているので、CからWasmにコンパイルするコンパイラもあるしポーティングは簡単だなと。