在イスラエル米大使館のエルサレム移転に反対するパレスチナ自治区ガザ地区で14日に抗議活動があり、ガザ保健省によると、イスラエル軍の銃撃などでパレスチナ人52人が死亡、2200人超が負傷した。死者のうち少なくとも6人が子どもだった。 ガザ地区のイスラエルとの境界付近で大規模な抗議活動が発生した。保健省によると、イスラエル軍は実弾や催涙弾などを発射しているという。 米国はイスラエル建国70年にあたる14日に大使館を移転した。式典にはトランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官らが出席し、トランプ氏もビデオ演説を行った。 エルサレムにはユダヤ教とキリスト教、イスラム教の聖地があり、東エルサレムを将来の独立国家の首都とするパレスチナは米大使館の移転を強く非難している。