最近、冊子体の国語辞典なんていうものは、電子辞書やインターネットの普及で、使う人は少なくなりました。電子辞書やインターネットも同じものを載せているものもありますが、何故か紙に印刷されている方が、信頼性があるような気するのは私だけではないような気もしますが、いかがでしょうか。と言ったわけで重い『広辞苑』を紐解いてみますと、ロクジョウというのは ろく-じょう 【鹿茸】鹿の袋角。補精強壮薬とする。徒然草「-を鼻にあてて嗅ぐべからず。小さき虫ありて、鼻より入りて脳を食むといへり」なんて書いてあったりします。袋角を知っているということが前提になっています。でも、池袋は知っているけれど袋角は知らないという人のほうが多いわけです。そこで袋角を引くと次のように書いてあります。ふくろ-づの【袋角】(形が袋に似ているから)シカ科の動物の角で、毎年春に脱落後の再生したての時期のものを指す。骨の芯が裸出せず、皮膚