シアトル系カフェの雄「スターバックス コーヒー」が日本に上陸して10年以上が経つ。カフェ ラテやカフェ モカといったエスプレッソドリンクが驚くべき勢いで日本国内に普及し、それとともにコーヒー文化全体が成熟してきた感がある。近頃では家庭向けの抽出器具も充実してきている。そこでこの連載では、"カフェだけでなく、自宅でもおいしいコーヒーを"をテーマに、毎回異なる抽出器具を使ったコーヒーの淹れ方講座を展開する。 第1回目の抽出機器はコーヒープレス。見た目は紅茶のサーバーのようだが、この器具を使うと簡単に、そしてペーパードリップでは出すことのできない味を作り出すことができる。今回は「スターバックス コーヒー」のコーヒースペシャリストである田原象二郎さんに、コーヒープレスを使うコツを教えていただいた。 「スターバックス コーヒー」コーヒースペシャリストである田原象二郎さん 用意するものはコーヒープレ
前回解説したネルドリップの基本的な抽出法を踏まえて、今回はちょっとしたアレンジメニューを紹介する。アレンジ、と言ってもクリームやシロップを加えるのではない。「抽出時に使う湯の温度を通常より低い70℃に設定することで、味わいに変化をつけよう! 」といった少々玄人好みのアレンジ法だ。 「私の場合、ネルドリップで抽出する際には、通常80℃程度の湯を使います。しかし今回は70℃。この"たった10℃の差"が味わいに変化をもたらしてくれるのです」と語るのは、前回と同じく今回も解説を担当していただく「サザ コーヒー」の鈴木太郎さん。 アレンジメニューで使用する豆は、サザ コーヒーで販売している「徳川将軍珈琲」(1,500円 / 200g)。焙煎度はフレンチローストとイタリアンローストの中間なので、深煎りに分類されるコーヒー豆だ。「焙煎が強い豆は、高温の湯で抽出すると、苦味や渋みが出てしまいます。旨みを引
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