名古屋に一風変わった保護猫カフェがある。2階建てバスを改装したユニークなスペースで猫と触れ合える「ひだまり号」だ。さらに近くにはI C U付きのシェルターを備え、赤ちゃん猫や病気の猫はここで養育・治療する。そんな取り組みの根っこには、オーナー夫妻の想像を絶する人生があった。 (末尾に写真特集があります) 人懐こい20〜25匹がおもてなし 名古屋市西区。住宅街の角を曲がると突如、派手なバスが現れる。後方のドアから入り1階で受け付けを済ませ、手を洗い、フリーのドリンクを持って2階へ。 と、いるいる。走り回る子、猫じゃらしで遊ぶ子、ご飯中の子、ひざでくつろぐ子、すやすや眠る子。市の動物愛護センターから引き取る猫を中心にした、およそ月齢3カ月からの20〜25匹が自由気ままに過ごしながら、おもてなししてくれる。 中はイメージしたより広く、通常12名の定員を、コロナ対応のため2020年4月以降は半数に