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2018-10-10

Google Pixel 3 が発表された

2018-10-10 (水) 00:00、Google が Made by Google イベントを開催して、Google Pixel 3 を発表した。Google Pixel シリーズとしては初の日本発売!

サイズは Pixel 3 (5.5 インチ) モデルと Pixel 3 XL (6.3 インチ) モデルの 2 モデル。iPhone XS と同じくベゼルレスの OLED ディスプレイで。Pixel 3 はノッチなし、Pixel 3 XL はノッチあり。

色はクリアリー・ホワイト、ジャスト・ブラック、ノット・ピンクの 3 色展開。ストレージは 64 もしくは 128 GB。アメリカでの価格は Pixel 3 が $799 から、Pixel 3 XL が $899 から。国内価格・発売日は不明。

OS

Android 最新の Android 9 Pie を搭載する。Pixel シリーズは、Android の最新 OS のアップデートを 3 年間提供されることが保証されている。

カメラ

背面カメラは 12 MP のシングル・カメラ (f/1.8)。前面カメラは 8 MP の広角 (f/2.2) と標準 (f/1.8) のデュアル・カメラ。光学および電子式手ぶれ補正は背面カメラのみ。

動画の撮影は、背面カメラが 4K@30fps、前面カメラが 1080p@30fps まで対応している。

トップショット

ベストショットを提案してくれる機能。撮影した写真の前後を動画 (?) で保存しておいて、よりよいショットのおすすめを提案したり、自分で選ぶことができる。

Group Selfie Cam

前面カメラではセルフィーの撮影に広角なカメラを利用できる。これにより、大勢のグループでセルフィーを撮ったり、大きな背景を含めてセルフィーを撮ったりすることが可能になる。

Playground

写真や動画にキャラクターを AR で融合させることができる。イベントではアイアンマンの CG と一緒にセルフィーを撮るシーンが紹介された。

Google Photos

Pixel 3 から Google Photos にアップロードされた写真は元の画質で無制限に保存される (通常の利用では画像サイズが縮小されて保存される)。この無制限アップロードは 2022 年 1 月 31 日まで利用可能で、それ以前にアップロードされた画像・動画は 2022-01-31 以降も追加料金なしで保存はされる。

認証

端末裏側に認絞認証センサーを搭載する。

iPhone XS などで流行りの顔認証はあるのかないのか分からなかった。少なくとも顔認証があるという説明は見かけなかった。

防水

Pixel 3 の防水は IEC60529 の IPX8。IPX8 は「IPX7 (最大 1m の水深で、最大 30 分間) より厳しい条件を満たす」という規定。厳しい条件の具体的な内容はメーカーが設定する。例えば Apple の iPhone XS (IPX8) は「最大 2m の水深で、最大 30 分間」と定めている。Google Pixel 3 の具体的な内容はウェブサイトで見つけられなかったので分からない。

充電

USB-Type C コネクターから 18W の急速充電に対応する。

また、Qi によるワイヤレス充電にも対応。Qi 充電端末は付属しない。

Google Pixel Stand

Google Pixel 専用の Qi 充電スタンドも発表された。価格は 9,504 円。Pixel 3 に対して 10W でのワイヤレス充電を可能にする。

Google Pixel 3 と同時に使うと、Pixel 3 に特別な (Google Home っぽい) 機能を提供する。朝は画面が徐々に明るくなり、スケジュールや最新ニュースを提供する。Pixel Stand の上に置くと自動でマナーモードがオンになる等々。

SIM

シングルナノ SIM に対応。ディアル SIM には対応していない。

あとがき

Android のリファレンス端末である Pixel スマートフォンがようやく日本でも手に入るようになる。スペックも各社フラッグシップ端末に匹敵する。Android アプリの開発者と Android を好きな人達にはたまらないスマートフォントになりそう。

iPhone XS Max が財布にもう少し優しければ、もしくは iPad の最新端末が来年まで出ない保証があるのなら、Pixel 3 も買っていたかもしれない。それだけ魅力のある Android スマホだと思う。

2015-11-11

Apple Music for Android 0.9.0 リリース

Apple が Android 向け Apple Music アプリをリリースした。

バージョンは 0.9.0。「Beta」の文字が踊る。ミュージック・ビデオ機能は後日リリース。ファミリー・メンバーシップのサインアップ/アップグレードには Mac もしくは iOS が必要。通常サインアップは Android から可能。

AppleMusi has come to  Android

スクリーンショットはぼくの Nexus 7 (2013) Marshmallow で撮ったもの。

お使いの端末はこのバージョンに対応していません。

とおっしゃる。使えない。残念。

あとがき

Apple は Android 版 Apple Music を今秋にリリースするとアナウンスしていた。2015-11-11 が秋なのかは徴妙として、Apple TV (4th) が発売され、iPad Pro が市場に出ようとするタイミングにリリースできたのは良かったんじゃないかな。

これで、Apple Music は iOS, Mac, Windows, Android で楽しめるようになった。Android の人にもすすめられるようになったのはありがたい。

PS. Apple さん、できれば Nexus 7 対応もゼヒ。

ref

2015-05-29

Android M in Google I/O 2015

2015-05-29 (金) の Google I/O 2015 において、Android の次期バージョン Google M の新機能が紹介された。

新デバイス対応

  • 指絞認証 (Finger Prints)
  • USB Type-C

Android も正式に指絞認証をサポートする。指絞認証による端末のアンロック、Paly Store での買い物、API の提供が可能。iOS と同じことができるようになる。課題は指絞認証デバイスの精度か。

Macbook が搭載したことで話題になった USB Type-C に対応。USB Type-C で給電量が大きいので、今まで以上の急速充電が期待できそう。今までの USB のように裏表を気にしなくて良いのもありがたい。

Android M の正式リリースに合わせて、これらのデバイスを搭載したスマートフォンが一体いくつ出るか楽しみ。

App Permissions

Android M からアプリはデバイスごとの利用許可 (パーミッション) を設定できる。ユーザーによって、このアプリはカメラと GPS は使わせても良いけど、マイクは使わせたくない、といった区分けが可能になる。

今の Android は全てのデバイスを許可するか許可しない (でアプリをインストールしない) かの二択しか選べなかった。より細やかな管理が可能になるので安心。

この方式は iOS ではデフォールトだし、Android 4.2 で一時期採用されたこともあった。何故消えたのか分からないけど、復活はありがたい。

Chrome Tabs

アプリ内で利用する Google Chrome で「タブ」を開くことが可能になる。Chrome アプリを起動しなくて済むので、UX 向上につながるんじゃないかな。

App Links

アプリを直接開く機能。今は外部アプリを開く時、対応アプリの一覧から選択する必要がある。この一手間を省ける。

一例として Twitter の URL が挙げられている。今の Android はウェブ・ブラウザーでモバイル版 Twitter のツイートを開くか、Twitter アプリでそのツイートを開くか選択する必要がある。App Links を使うと、直接 Twitter アプリを開けるようになる。

Android Pay

Android 版 Apple Pay。先の指絞認証と一緒に使える。

Doze

Doze は Android M の新しいバッテリー管理機能。既存のスリープ状態より深く、けれど電源オフよりは活動的な「より深いバッテリー節約モード」に移行する。センサー (加速度センサーとかジャイロセンサーとかかな?) を使って、デバイスがユーザーの手の中にあるかどうかを判定し、手の中にない時はこの「Doze」モードに入るらしい。「手の中にない」とはポケットの中とかかな?

Android L と Android M で比較したら、Android M はバッテリーの保ちが倍になったとのこと。

あとがき

Android M の新機能は Android L ほどに目新しさを感じない。地味な機能改善と新デバイスへの対応がメインな感じを受けた。

Android のリファレンス端末たる Nexus シリーズのお披露目もなかったので、指絞認証や USB Type-C の搭載が不透明なのも残念。

堅実な進化をとげてるのかな。指絞認証は iPhone で重宝しているので、OS 標準サポートは本当にありがたい。

2015-05-21

Twitter Flock 2015 Tokyo に参加した

2015-05-19 (火)、Twitter 社が開発者向けのカンファレンス「Twitter Flock」を開催した。Twitter Flock は世界中で開かれ、東京はそのツアーのラストだった。

Untitled

概略

  • 日時: 2015-05-19 (火) 14:00-18:10
  • 場所: ラフォーレミュージアム六本木
  • 参加費: 無料
  • 定員: 200 人くらい?

会場は公開無線 LAN あり。電源はなし(?)。

講演内容

Untitled

講演は 6 つのセッションから成った。内容は Twitter のモバイル向け (iOS/Android) フレームワーク Fabric と関連するライブラリーの説明。講演者は基本英語を話して、同時通訳用のヘッドセットが用意されていた。

簡単に内容をまとめてみる。

  1. オープニング・スピーチ: Fabric の紹介とパートナー企業による利用事例紹介。招かれたのは三者: サイバーエージェントcameran by リクルート、OneNews from かみあぷ速報。サイバーエージェントは各種アプリで Twitter のライブラリーを使っているということで全般的な話を、残る二者は代表するアプリに絞って話を聞いた。
  2. Digits: 電話番号 + SMS による認証を提供するライブラリー。電話番号と SMS API は国をまたがると複雑化して管理しきれなくなる。Digits はそういった難しいことを全部ひき受けてくれる。多言語化もサポート。なによりフリーなのが嬉しい。Digits には HTML5 版も提供される。216 か国、32 言語に対応。
  3. Crashlytics: クラッシュ・レポートを提供するライブラリー。(App Store/Google Play に申請する前の) 社内テスト配布のための仕組み Beta by Crashlytics の説明も。また、リアルタイム解析エンジン Answers の紹介もあった。これは Google Analytics のようなもの。Crashlytics を利用することが前提になっている、
  4. TwitterKit: Twitter を使ったシングルサインオン、ツイート送信、タイムラインの取得+表示を行なうライブラリー。Twitter の API を叩くよりも簡単に、アプリから Twitter を操作できるのがウリ。先に紹介された OneNews は Twitter のタイムライン表示をこれでやっている (という話だったはず)。レンダリングまで任せられるのは便利。
  5. プロモーション: Twitter を使ったプロモーションの話。スーパーボウルで流された CM や Path の事例が紹介された。話は少しそれるけど、ディープリンク (twitter:// など) の利用についても詳しく説明があった。
  6. MoPub: Twitter が提供するアプリ向け広告 (Ads)。Twitter という巨大なネットワークを元にモバイル向けの広告を集めている・配信できる、というのが強みなのかな。

Fabric を使うと、Crashlytics, TwitterKit, MoPub を数ステップでアプリに組み込むことができるようになる。そうそう、デモで使用したアプリ Cannonball のソースコードは Github で公開している。ありがたい。

あとがき

Twitter が提供するライブラリーの説明に終始していたけれど、どれもモバイル向けに特化していて一度は使ってみたいと思うものだった。企業によるアプリ開発だけでなく、個人開発でも使えそうなのが良かった。自分用のアプリに組みこんで遊んでみたい。

2014-12-14

EPSON BT-200AV と BD プレーヤーで BD/DVD を楽しむ

エプソンからスマートグラス MOVERIO BT-200AV をモニターで借りている (see. clmemo@aka: EPSON のスマートグラス MOVERIO ブロガー・ミーティングに参加した)。前回の記事で Android の画面を Miracast で転送して MOVERIO BT-200 に映し出すやり方を紹介した。YouTube やニコニコ動画が楽しめる。

今回は、オーディオも豪華にして映画を楽しんでみたい。

EPSON MOVERIO BT-200AV

前回は EPSON MOVERIO BT-200 でやれることだけを書いた。今回は BT-200AV (今、モニターで借りているモノ) を使ってやれることを書く。

BT-200 と BT-200AV の違いは何か。スマートグラス本体に違いはない。違いは付属品にある。BT-200AV には Wireless Mirroring Adapter EHDMC10 という機器が付く。

Wireless Mirroring Adapter EHDMC10

EHDMC10 を使うと HDMI からの入力を MOVERIO BT-200 へ Miracast 転送することができる! (MOVERIO BT-200 の画面を HDMI 出力することもできるけど、その話はしない)。

背面を見てみよう。

HDMI の 入力 (INPUT) と出力 (OUTPUT)、リセット・ボタン、そして電源給供用の Micro USB 端子がある。今回使うのは、電源給供の Micro USB と HDMI INPUT だけ。

写真を撮るのに、傾ける台が欲しかったので BT-200 を下に敷いた。何か、コレ、エンタープライズ号みたいね。ウン、スター・トレックが見たくなった。というわけで、観る映画は「スター・トレック」に決定。

接続

では BD/DVD を楽しむ用意をしよう。BD プレーヤー Marantz BD8002 から HDMI で映像を、デジタル出力で音声を分岐させる。図にするとこんな感じ。

Primare I30, Stellavox PW1 はアンプ。Bösendorfer VC2 はスピーカー。これで映像はスマートグラス、音声はオーディオという図式が完成。

Marantz BD8002 から HDMI ケーブルを伸ばして、EHDMC10 の HDMI INPUT に挿し込む。電源を入れて準備 OK。

設定

設定方法は、前記事をなぞってしまうけど、改めて書いておく。

  1. MOVERIO BT-200 で MOVERIO Mirror アプリを起動
  2. MOVERIO Mirror アプリで「Source」を選択
  3. 「接続機器」を選択
  4. 「Wi-Fi Direct」にチェックを入れる
  5. バックボタンで「接続機器」の画面へ戻る
  6. BD プレーヤーを ON にする
  7. EHDMC10 の「Wireless/Pass-Thru」ボタンを押す
  8. 「Wireless Ready」ランプの点滅が点灯になったら準備 OK
  9. EHDMC10 の「Wireless Connect」ボタンを押す
  10. 「Link」ランプの点滅が点灯になったら準備 OK
  11. BT-200 側に接続のポップアップが現れるので「OK」を選択
  12. BD プレーヤーの画面が映る (まで待つ)

鑑賞

ではスター・トレックを BD プレーヤーで再生してみる (ぼくが持ってるのは残念なことに DVD 版。う〜ん、BD 版を買えば良かった)。

部屋を暗くして寝っころがって見る。横幅 100 cm くらいだったから、16:9 のディスプレイでいうと 45 インチ。うちの部屋に置くには厳しいサイズ。それが目の前に写し出される。イイネ。

オープニングは息つくひまがない。宇宙がきれい。外壁が割けて、人が外に放り出されるシーンの光の明滅とか美しい。ああ、ラスト近く。エンタープライズ号が雲の中から木星をバックに浮き上がるシーンは何とも言えない。このシーン大好き。

BD や DVD の「緻密さ=美しさ」ではなく、ひと昔前の映画館の美しさって感じ。

映像のスムーズさだけど、これはちょっとカクつく。無線だから仕方ないのかなぁ? 動きが早いシーンだけでカクつくわけじゃない。動きが遅いシーンでもカクつく。動きが早いシーンだからといっても、カクつかない時はカクつかない。法則性が見つけられない。頻度はソコソコ。

気になるかと聞かれると... ウーン。「スター・トレック」は何度も見ているので、カクつかれてもあんまし気にならないけど、初めて見る映画で (特に重要な場面で) カクつきがあったら嫌かも。

あとがき

オーディオと連携させて、MOVERIO BT-200AV を使ってみた。大画面 x 高音質を楽しむ方法。ぼくは BD プレーヤーしか持っていないので試せなかったけど、AV アンプを持っていれば Apple TV や Chromecast を使って Hulu といったコンテンツも「大画面 x 高音質」な再生が可能。

プロジェクターや巨大テレビがなくとも、大画面が楽しめるのは心踊る。

2014-12-13

Nexus 7 (2013) + Android 5.0 (Lollipop) + EPSON BT-200 で Miracast を楽しむ

エプソンからスマートグラス BT-200 をモニターで借りている。

イベント終了ののち、帰宅して一番最初に試したのは Nexus 7 (2013) の画面を MOVERIO BT-200 にミラーリングすることだった。タブレットの画面を TV に表示する機能では、Apple (iPhone や iPad から) の AirPlay や Google Chromecast が有名。

Google Chromecast ( クロームキャスト )  Wi-Fi経由 テレビ接続 ストリーミング / HDMI / 802.11b/g/n / 1080p ) GA3A00035A16

MOVERIO BT-200 は Miracast という方式をサポートしている。AirPlay や Chromecast の名前に隠れがちだけど、これ、Apple や Google の独自規格ではなく、Wi-Fi Alliance によって策定された、ちゃんとした国際規格。

iPhone, iPad は Miracast 規格に対応していないけど、Android はバージョン 4 系から Miracast に対応していた。ぼくがこの記事で Nexus 7 の後ろに (2013) と入れてるのには理由がある。というのも、Nexus 7 (2012) は Miracast に対応していない!! ぼくの記憶では、Nexus 7 (2012) が日本で発売された頃、Android も最新 OS が同時にリリースされて、それが Miracast 対応していると聞き嬉んだ。ところが、Nexus 7 (2012) が Miracast 対応してなくて臍を噛んだ覚えがある (see. clmemo@aka: Miracast 対応アダプタ PTV3000 〜 Android でも AirPlay みたいなことがしたい)。

Nexus 7 (2013) は Miracast 対応していたのだけど、今度は Miracast を使って画面を映し出す「送り出し先」に興味を覚えなくなってしまった。

そこで現れたのが、EPSON MOVERIO BT-200。

Nexus 7 (2013) も MOVERIO BT-200 も Miracast 対応している。これは楽しむしかないじゃない!!

設定

Nexus 7 (2013) x Lollipop は Wi-Fi と Bluetooth を ON にしておく。

MOVERIO BT-200 を起動したら、アプリ一覧から「MOVERIO Mirror」アプリを開く。

W-Fi Direct の操作を開始します。これによりWi-Fi クライアント/アクセスポイントの操作が OFF になります。

と出てくるので「OK」。

MOVERIO Mirro アプリが起動するので「Source」を選択。

続けて「接続機器」を選択。すると、Android の設定画面へ遷移する。

ここで「接続とネットワーク > その他」から「Wi-Fi Direct」の項目を出して、チェックを入れる。この時、「Wi-Fi Direct」の下に MOVERIO BT-200 の ID が表示されるので覚えておく。

最後に MOVERIO の手元スイッチで「バックボタン」を押す。「接続機器」が「接続されていません」と表示されているはず。

次は Nexus 7 (2013) の設定。設定画面を開いて、「ディスプレイ > 画面のキャスト」を選択。「ワイヤレスディスプレイ」として、先ほどの MOVERIO BT-200 の ID が見えるかな?

これを選択すると、MOVERIO 側で Nexus 7 (2013) から画面共有したいというリクエストがあったとポップアップが現れるので「OK」と答える。十数秒待つと MOVERIO BT-200 に Nexus 7 (2013) の画面が現れる!! ヤッタネ。

Miracast を使って YouTube を見る!

手元の Nexus 7 (2013) の画面が表示されている。MOVERIO には YouTube アプリが入っていなかった (ブラウザーから youtube.com より動画を見ることは可能)。Nexus 7 (2013) の YouTube アプリから視聴履歴を見る。手元のタブレットで操作できるので、使い勝手がいい。やはり使い慣れてる分、操作が思う様に進む。動画の再生が始まったら、タブレットを置いて MOVERIO BT-200 に集中。

遠くの壁を見たり、ひっくり返って天井を見ると、より大画面が楽しめる。

タブレットを操作中、MOVERIO BT-200 を付けていても気にならない。透過式の面目躍如といったところか。ちょっとした作業なら、MOVERIO BT-200 を付けたままでも「映ってる画面が気にならない」というか、「気にしないで済む」。これは大きい。タブレットの操作が終わったら、画面が見やすい方向に顔を向けて、意識を「タブレット」から「スマートグラス」に切り替えるだけ。いちいちスマートグラスを着けたり外したりといった手間はいらない。

Nexus 7 (2013) からはニコニコ動画アプリでニコニコ動画を見たり、Nexus 7 (2013) に入っている動画を Nexus 7 (2013) に入れている動画再生アプリで再生することもできる。

操作性

MOVERIO BT-200 の操作性は「スマートグラス」という分野では「考えられている」と思った。タップパッドを使って PC のマウスを操作する感覚で Android 実機である MOVERIO BT-200 を操作する。アイデアは良い。

残念な点を言えば、「タップパッドで PC を操作する」ことより「タブレットを直接手で操作する」方が使いやすいこと。

では、他にやりようがあったのかと言われると何も思い浮かばない。

というわけで、手元の Android スマホやタブレットが Miracast に対応しているなら、(最初のセッティングに一手間かけるけど) ぜひ使い勝手の良さを試して欲しい。MOVERIO BT-200 がより楽しくなることを保証する。これは面白いよ。

画質

画質はそんなに高くない。今、出回っているスマホやタブレットは Retina ディスプレイを先駆けとした高解像度が主力。

Full HD 動画を 20 インチそこそこの小さなディスプレイで見ている「目」には、大画面で映し出された低解像度な画面が粗く感じる。

これは大画面を楽しむか、高画質を楽しむか、の割り切りになってくると思う。もう一つ言えば、さっき MOVERIO BT-200 をかけたままタブレットを操作した、と書いた通り、デュアル・ディスプレイの新しい形として掴えるのも面白い。

なお、Miracast で飛ばした動画はほんの少しだけどカクついた。これは無線環境に寄る所も大きい。Wi-Fi ルーターを買い換えたいと思っているし、MOVERIO の無線技術もまだまだスペック的に向上の余地があると思うので今後に期待したいところ。

最後に...

大画面で動画を見るなら、音楽はオーディオで聴きたい... と思ったけど、そうは問屋がおろさなかった。つまり、Android の動画を Miracast で MOVERIO BT-200 へ、音声を Bluetooth でオーディオにつなごうと目論んだ。でも、Nexus 7 (2013) は Miracast と Bluetooth の両方を扱うことは出来ないみたい。両方繋ごうとしたら、片方の接続が切れちゃった。残念。

2014-12-10

Android 用 ChatWork アプリ、新バージョンがリリース

先日、私的プロジェクトで ChatWorkEmacs クライアントを開発・紹介した (see also. clmemo@aka: ChatWork に入社しました)。

今日 (2014-12-10, Wed) は公式プロジェクトのお話。

チャットワークの Android アプリがメジャー・バージョンアップした。開発プロジェクト名 The Shard。バージョンは 3.0。

これは Titanium で作られていた前プロジェクトを、(Android 本格の開発言語である) Java で書き直したもの。メリットとして、次の様な事柄が上げられる:

  • 最新 Android OS への追従コスト削減
  • Android 用に提供されているライブラリーの利用
  • iOS アプリと分離することによる新機能追加・バグ修正の独立・開発サイクル短縮

ChatWork for Android 3.0 ウォークスルー

新しい ChatWork アプリは Material Design を採用して UI 構築されている。

簡単に新しくなった ChatWork アプリをウォークスルーしてみる。

まずはチャットルーム一覧。虫めがねマークをタップすると、チャット名をインクリメンタル検索できる。スクリーンショットでは「chat」と入力した。すると、会社名に「chat」が入ってる人達のチャットルームが表示された。ルームの検索が楽にできる。

ChatWork 3.0.3

左上のアイコンをタップすると、サイドバーが現れる。サイドバーの中身は、チャット・タスク・コンタクトそして設定。

Sidebar

一足先に「設定」を見てみる。うん、バージョンは 3.0.3。最新版! ちなみに「ChatWork について」をタップすると、アプリで使っているオープンソース・ライブラリーのライセンス一覧が表示される。気づいてた?

Settings

チャットからルームを選択するとタイムラインが表示される。表示が前バージョンより高速化されたはず。初回だけ読み込みが遅い時があるかもしれない。その時は、バック・ボタンで戻って再表示。う〜ん、コレ、再現性があるのかないのかよく分からなくて困ってる。

Timeline

ちなみに、チャットのタイムラインで画面を右にスワイプすると、その「チャットルーム」のタスク、そしてその「チャットルーム」のファイルを見ることができる。

自分に振られたタスクを全部見る場合は、サイドバーを開いて「タスク」を選択。おっと、この画面はぼくの個人アカウントなんで未完了タスクは一つだけ。

Task

という感じで、新しくなった ChatWork アプリをウォークスルーしてみた。

ぼくは、iOS アプリの開発を進めていて、この Android アプリについてはバグ出しテスターな役割くらいしか関わっていない。でも、自分の Nexus 7 で会社のチャットを見たりするために Android アプリは使ってた。いわゆる、ドッグフードを食べる (自社サービスを使う) ってやつだけど、日に日に使い勝手が良くなっていったのを実感した。

新バージョンの ChatWork for Android 3.0 (The Shard) を楽しんで頂けたら幸い。

Android 5.0 のマルチ・アカウントで Google Play ストア以外のアプリがインストールできない

タイトルに書いてある通り。Android 5.0 (正確には 5.0.1) にアップデートしてから、「所有者」以外のアカウントで「提供元が Google Play ストア以外のアプリのインストール」ができなくなった (Nexus 7 2013)。

「設定 > ユーザー設定 > セキュリティ」を選ぶと、「提供元不明のアプリ」という設定項目があって、これをオンにすると、Play ストア以外からアプリをインストールできる。ところが、所有者以外のアカウントで、この項目を見るとグレイアウトしてしまって、選択そのものができない。

ぼくは個人アカウントを「所有者」にして、会社のアカウントを追加している。会社のアカウントで、テスト用のアプリを入れたりしてるんだけど、これで「Play ストア以外のアプリ」をインストールできないのはつらいなぁ。Play ストアへ申請する前のアプリ検証をやるのが目的なんだからさ。

どこか設定し忘れているのかな? それとも、所有者以外はこのオプションを ON に出来ないのかな? 追加アカウントを「所有者」とほぼ同等の権限にするとか出来ないのかしらん。

Android 5.0 は昨日から使い始めたばかりで、よく分からない。分からないなりに調べてみたけど、検索にこの手の情報が引っかからない。Android 4.4 の頃は出来た。そういう情報は沢山転がってるんだけど、それは分かってるんだよね。問題は Android 5.0 (Lollipop) でどうなのか? ってこと。

誰か情報をお持ちでしたら、教えください。

Android 5.0.1 Lollipop が Nexus 7 (2013) にやってきた

2014-12-09 の夜、ようやくぼくの Nexus 7 (2013) にも Android 5.0 (Lollipop) がやってきた。

バージョン番号は既に 5.0.1 だったけど!!

Android 5.0 has come!

アップデートに 30 分くらい... かな? お風呂に入ってる間にアップデートが終わってた。

デザインがスッキリしてて良いね。今まで、一部のアプリが Material Design 化されてたけど、OS 全体が Material Design 化するとスマートさが際立つ。

Android 5.0.1

バック、ホーム、アプリ一覧ボタンが三角・丸・四角ボタンに変更されたのを見て、Android 5.0 だなぁと感概深い。

今日から Android 5.0 で遊んでいきたい!!

2014-11-19

EPSON のスマートグラス MOVERIO ブロガー・ミーティングに参加した

2014-11-17 (月)、スマートグラスで広がる世界 エプソン「MOVERIO」ブロガーイベントに参加した。

  • 日時: 2014-11-17 (月) 19:30-21:30
  • 場所: 西新宿三井ビル 24階
  • 定員: 16 人
  • 参加料: 無料

今回で 27 回を数えるという EPSON のブロガー・イベント。その多くはプリンターに関するものだったという。スマートグラスのような「ガジェット」のイベントは数多くこなしていないとのこと。不慣れな面もあるかと思う、との言葉からイベントは始まった。

大まかな流れは 3 部構成。

  1. エプソン開発者による説明 & Engadget 編集長 鷹木氏の MOVERIO 紹介
  2. MOVERIO タッチ & トライ
  3. パネル・ディスカッション、質疑応答

スマートグラス MOVERIO BT-200

MOVERIO はスマートグラス。眼鏡タイプのウェアラブル・ガジェット (体に身につけるガジェット)。有名な所では Google の Google Glass や SONY の HMZ などがある。ぼくはスマートグラスに触れるのは初めて。説明を聴いて、スマートグラスにも色々なタイプがあることを知った。

こちらは商品の戦略性を紹介したスライド。

EPSON Moverio BT-200AV

エンターテイメント向けか情報端末向けか。携帯しやすいか、家庭向きか。SONY の HMZ はエンターテイメントを得意とし、家の中で使うのに向いている。一方、Google Glass は情報端末的側面を強く押し出し、携帯することを前提にしている。ぼくの印象を言えば、MOVERIO はわずかにエンターテイメント寄りで、携帯性は少し低いと感じた。

もう一枚。スマートグラスの見え方について。

単眼 vs 両眼

まずスマートグラスには単眼タイプと両眼タイプがある。Google Glass は単眼。MOVERIO は両眼。(SONY は知らないので明言は避ける)。開発者によると、両眼タイプの方が開発が難しいとのこと。ミリ単位 (ミクロン単位だったかな?) での調整が必要とのこと。

第二にスマートグラスにはフルクローズド型とそうでないものがある。SONY HMZ はフルクローズド型。MOVERIO はそうではない。前方に「画面」がシースルーで投影される。

フルクローズド・タイプは外の様子が分からないので装着したまま出歩けない。一方、MOVERIO はある程度、周りの様子も分かる。と言ってもシースルー画面を投影したまま運転したり歩いたりするのは危険とのこと。電車、バス、新幹線などで少し周りに気を配りつつも「映像」を鑑賞できるのが強み。タブレットでは覗き見されることがあるけれど、スマートグラスなら覗かれる心配は不要。

こういった半没頭型ながら屋外での利用を最初から想定しているのが MOVERIO の設計思想であり、商品価値という。

機能

MOVERIO が商品としてどういう立ち位置を目指しているのかは分かった。では機能はどうか。MOVERIO を機能の面から掘り下げると、4 つのキーワードが浮かび上がる。

  • Android 機: MOVERIO の OS は Android。バージョンは 4.0.4。Google のテスト (スマホもしくはタブレットとして機能が十分であることをテストしている) に通っていないため、Google 謹製のアプリは入っていない。スマホでもタブレットでもない Android 機を開発すると、こういう難題にぶつかるから困る。と愚痴は置いといて、Google 謹製アプリがないという話。Gmail も YouTube もない。でも一番困るのは、Play Store アプリが入らないこと。Play Store で手に入るアプリも全滅。仕方がないので、Epson 独自のアプリ・ストアを作っている。Play Store より量は劣るものの、全て MOVERIO 対応なアプリというのが救いか。YouTube はアプリがないので、ブラウザーから見ることになる。
  • Wi-Fi, Bluetooth 対応: IEEE 802.11 b/g/n 及び Bluetooth 3.0 に対応。Bluetooth マウスやキーボードからの入力ができる。Wi-Fi のアクセス・ポイントに接続する時、あの長ったらしいパスワードをキーボードから入力できるのはイイネ。ぼくは Bluetooth キーボードを持っていないので、自宅のルーターに繋げるのが、かなり大変だった。(Bluetooth キーボードがあれば) メモ系のアプリを使って、周囲から覗かれることなく原稿を書ける、とはパネル・ディスカッションで挙がった利用例の一つ。テザリング環境の揃ってきた今なら、Wi-Fi に繋げる敷居は低そう。
  • ミラーリング: MOVERIO は Miracast の送受信に対応している。Miracast は Android 版 AirPlay のようなもので、対応機種の画像・音声を相手側に送ることができる。例えば、Nexus 7 (2013) は Miracast 送信に対応しているので、Nexus 7 で見ている YouTube, ニコニコ動画, 写真, Kindle, Slides などを MOVERIO に表示することができる (詳しいことは別記事を書く)。
  • HDMI 接続: MOVERIO BT-200AV には HDMI の入出力を備えた子機がある。この子機自身が Miracast 送受信機になっていて MOVERIO と無線でデータ送受信ができる。PC の HDMI 出力、Blueray プレーヤーの HDMI 出力、レコーダーの HDMI 出力 etc. をこの子機に繋ぎ、子機の Miracast 送信を MOVERIO で受信して PC/BD/録画を MOVERIO で鑑賞ということも可能。

あとがき

イベントの進行は悪くなかったと思う。数点、不満を挙げれば、MOVERIO の紹介 CM はイベント会場ではなく事前にブロガーに見せることは出来なかったろうか? 短い動画といえども、イベント時間は有限。予め動画を見せてくれる工夫があったら、その時間を説明やタッチ & トライにより多く回せる。

Miracast 対応機能を持っていたら、是非、持ってきて欲しい、と事前に通達があった。ぼくは Nexus 7 (2013) を持っていった。タッチ & トライの時間は限られていて、初めて使う MOVERIO のコントローラーの使い勝手にとまどった。結局、タッチ & トライで渡された MOVERIO ではなく EPSON 側が用意した Galaxy と MOVERIO で Miracast ミラーリングを試した。

ぼくのように Miracast 端末を全員が持っているわけでもないと思うから、Galaxy を用意していたのは良かった。また、ぼくが Nexus 7 を使って Miracast を試そうとしても、設定に手間を取り限られた時間で Miracast を楽しめたかどうかは怪しい。もしかしたら、Miracast に辿り着く前に時間切れになっていたかもしれない。そういう意味では、準備は良かったと思う。

ただ、タッチ & トライの時間を多く確保して、Nexus 7 から Miracast を楽しめたらもっと良かった。せっかく持っていったのだから。というわけで、帰宅後、Miracast できるようになるまで寝れなかった。もしかしたら、イベント主催者の思惑にハマったのかもしれない。

そんなわけで、次回は Nexus 7 (2013) で再生する YouTube を MOVERIO で見る手順を記事にしたい。

2014-10-17

Nexus 7 (2013) vs Nexus 9 vs iPad Air 2

Google が Nexus 9 を発表した。そして Nexus 7 は消えた。Nexus 7 を買っていた身としては、7 インチ・タブレットが消えてしまったのは痛い。Nexus 9 は 9 インチ・タブレット。対抗馬は iPad Air 2 になるのかな?

今、持っている Nexus 7、新しい Nexus 9、今日発表された iPad Air 2 のスペックを比較してみる。優れている所を青文字で書いた update 2014-10-22

Nexus 7 (2013)Nexus 9iPad Air 2
OSAndroid 4.4Android 5.0 LiOS 8.1
プロセッサーSnapdragon S4 Pro
(1.5 GHz Quad Core CPU + Adreno 320 GPU)
NVIDIA Tegra K1 (2.3 GHz Quad Core 64 bit CPU + 192 GPU)A8X
(1.5 GHz 3 Core 64 bit CPU)
メモリー2 GB
ディスプレイ7.9 インチ (1920 x 1200)8.9 インチ (2048 x 1536)9.7 インチ (2048 x 1536)
解像度323 ppi288 ppi264 ppi
バックカメラ5M ピクセル8M ピクセル
フロントカメラ1.2M ピクセル1.6M ピクセル1.2M ピクセル
ジャイロスコープあり
GPSあり
気圧計なしあり
指絞認証なしTouch ID
NFCあり?
Qiありなし
高さ200 mm226.1 mm240.0 mm
114 mm153.7 mm169.5 mm
厚さ8.65 mm7.9 mm6.1 mm
重量290 g425 g437 g
コネクターmicro USB?Lightning コネクター
スピーカーステレオ
Wi-Fi802.11 a/b/g/n802.11 a/b/g/n/ac, MIMO
Bluetooth4.04.14.0
通信3G + 4G (LTE)

まだ情報が出きってなくて分からないこともあるけど、とりあえずまとめてみた。

2014-08-09

各種プロジェクト向け .gitignore ファイル

新しいフレームワーク、新しいツールを使ってプロジェクトを開始する時、当然そのプロジェクトは git で管理するとして、.gitignore をどうするかは頭痛のタネになる。

例えば、ぼくは XCode で iOS アプリを開発しようとしているけれども、どのファイルを Git で管理すれば良いのか分からない。どのファイルを無視して良いのか分からない。そこで役に立つのが GitHub が集積している .gitignore ファイル一群。

XCode ならば Objective-C.gitignore というファイルをコピーすればいい。

# Xcode
#
build/
*.pbxuser
!default.pbxuser
*.mode1v3
!default.mode1v3
*.mode2v3
!default.mode2v3
*.perspectivev3
!default.perspectivev3
xcuserdata
*.xccheckout
*.moved-aside
DerivedData
*.hmap
*.ipa
*.xcuserstate

# CocoaPods
#
# We recommend against adding the Pods directory to your .gitignore. However
# you should judge for yourself, the pros and cons are mentioned at:
# http://guides.cocoapods.org/using/using-cocoapods.html#should-i-ignore-the-pods-directory-in-source-control
#
# Pods/

内容充実な .gitignore ファイルが用意されている。

CocoaPods を使う場合は Pods ディレクトリーを .gitignore に含めることを勧めない、とのコメントもあり。ぼくは Pods ディレクトリーを ignore しちゃう派だけど、そこら辺は自己責任で決められたし。Pods ディレクトリーを含める・含めないについては下記記事を参照とのこと。

あとがき

ここには Objective-C の他にも、Android, Elisp, Rails, Scala, Swift, TeX と様々な言語・フレームワークへの gitignore ファイルが集まっている。gitignore ファイルをどうするか頭を悩ます時間があったら、サクッとここのファイルを使わせてもらおう。時間の節約にもなるし、勉強に繋がることもある。

2014-06-26

What's New in Android (Google I/O 2014) 殴り書きメモ

Google I/O 2014 のセッション「What's New in Android」が YouTube ライブされていたので見た。司会の二人は止まることなく口を開き、1 時間のセッションを駈け抜けた。大まかな内容は掴めたけど、テキストに直せるほどの情報はメモしきれなかった。きっと後日公開されるスライドを見て欲しい、ということなのだと思う。

詳しいことは、スライドや他の人のブログに譲るとして、速報的にメモの欠片を箇条書きで出してみる。

Meterial APIs

  • ウィジェット
    • View.setElevation()
    • View.setTranslationZ()
  • アニメーション
    • Activity Transitions
    • Animation curves
    • Animated Reveal
  • アイコン
    • State Animations (StateListAnimator, AnimatedStateListDrawable)
    • Touch Feedback Ripples (RippleDrawable)

Render Thread

  • UI Thread: UI 部品を作るスレッド
  • Render Thread (NEW): 表示するスレッド

Supported Lib

  • CardView
  • RecyclerView
  • Palette
  • RoundedBitmapDrawable
  • ViewPropertyAnimator

カメラとオーディオ

  • Camera2 APIs
  • 新しいオーディオのバッファリング
  • Media Session - フレキシブルなプレイバック・コントロール
  • Media Controller

ステータス・バー

  • Theme attr: android:statusBarColor
  • 固定色 (solid color)
  • 透明 (@color/transparent)

マルチ・ネットワーキング

  • SMS
  • 特定のキャリア機能

Android L での通知

Material テーマ

  • 背景: カード型、影付き
  • 前景: dark text
  • アクセント・カラー: 小さな丸アイコンの中の色を設定 (Notification.Builder.setColor())
  • 小さなアイコン・バッチ
  • 開くビュー (Expanded views) とアクション・ボタン
  • 必要ならカスタム・ビューも OK

Media Style

  • アクセント・カラー: 背景色
  • 最大 6 個までのアクション・アイコン
  • 畳み込んだ時は、最大 2 個まで
  • カスタム・プログレスバー
  • 新しい Media Session API 対応

Hands-up 通知

以下の要件に使われる:

  • 高い優先度
  • 人を誘う
  • 音を出す
  • full screen intent

ロック画面

3 種の通知: 状態によって表示する通知情報が変わる

  • visibility_private
  • visibility_public
  • visibility_secret

通知のスマートなソート

  • カテゴリー: 電話・メッセージ・アラーム・ソーシャル
  • 古いものより、良いものを

Android Studio

ほとんどの情報が黒塗りで公開されず。笑いを誘う。

その他

  • Enterprise
  • ART (Dalvik を置き換える)
  • Android Wear (スマホ・アプリへの通知は自動的に wear にも)
  • Android TV (対応!)

Android Wear 〜 身に付けられる Android

Google I/O 2014 のキーノートで Android Wear SDK が発表された。Wearable、いわゆる「身に付けられる」ガジェットに対して Android アプリを作成できるようになる (もちろん、そのガジェットは Android ベースでないといけない)。

Android Wear として 3 つのスマート・ウォッチが紹介された。

  • LG G Watch (今日から Play Store で発売)
  • Samsong Gear Live (今日から注文受付)
  • Motorola Moto 360 (2014 年夏発売)

(日本での発売は??)

Android Wear SDK

Android Wear SDK を使うと以下の機能を持った「Wear」向けアプリが作れる。

  • カスタム UI
  • センサー制御
  • 音声操作
  • データ転送 (スマホやタブレットへ)

デモ by LG G Watch

Android Wear では「OK Google」からの音声検索、Android 通知の受信なども基本的にサポート。タッチパネル方式で、左右のスワイプでページをめくったり、上下のスワイプで通知を表示するデモが行なわれた。

対応しているアプリとして、Gmail, Twitter, Facbook、万歩計、天気予報などを見ることができた。この他、音声入力からリマインダーを設定したり、Google Keep にノートを取ったりと機能も多彩。

極めつけは Lyft を使って車を呼ぶデモまで見せた。

Android Wear SDK は、今までと一味違ったサービス提供の門戸を開きそう。

Android One 〜 低価格 Android スマートフォン発表

Android One

Google I/O 2014 のキーノートで android one が発表された。$100 を切る低価格スマートフォン。スペックは以下の通り:

  • デュアル SIM
  • SD カード
  • 4.5 インチ・ディスプレイ
  • FM ラジオ

あとがき

Android プロジェクトが初めてお披露目した時、Android スマホは低価格でスペックの低いものになると言われた。iPhone が高級スマートフォンを代表するなら、iPhone が狙えないターゲットに向けて発売されると。主に中国・インド・東南アジアなどの市場を目指すだろうと。

ところが蓋を開けてみれば、各社フルスペックで高価な Android 機がメイン・ストリームになった。Android One は、原点に戻ってターゲットを絞り直したような製品に思える。安価な Android を大勢が持つことで、世界は変わる、と言われたけれど、それは実現するのかしらん。

Android L 〜 Google I/O 2014 Keynote より

2014 年度の Google I/O 基調講演 (Keynote) は、Apple の WWDC と足並みを揃えるかのように開発者向けの発表に重きが置かれた。Android 5.0 Lolipop の発表はなかったし、Nexus シリーズの新作発表もなかった。少しばかりスマート・ウォッチやスマート・テレビといったガジェット類が紹介されたけど、発表の中心は開発者向けの SDK やサービスだった。

今年は発表内容が多い上に、一つの内容がボリュームたっぷりだった。複数回に分けて、ぼくが興味を持った点に絞ってまとめを書く。まずは Android L について。

Android L

新しい Android のスタイル。明言されなかったけど、Android 5.0 Lolipop は「Android L」なのかもしれない。リリースは今年後半を予定。プレビュー版は明日リリース。

Material Design — インターフェースの変更

L は Material Design という新しいデザインを導入する。iOS がバージョン 7 で見た目を変えてきたのと同じくらいインパクトがある。

Material Design はスマートフォン、タブレット、WEB でインターフェースを統一する。Windows の様なフラットデザインと、iOS の様な三次元効果 + アニメーションを融合させた新しいスタイル。例えば Google Now の様なカード式の見た目、更にカードをタップするとそのカードが浮き上がり少し大きくなる様に見えるアニメーションをシンプルな API で提供する。

通知センターも改良される。Google Now タイプのカード式。通知の優先度を変えられたり、通知カードを広げたり、アクション用のボタンを配置することが可能。この他、Hands-up 通知と呼ばれる「重要」な情報のみをユーザー操作に影響を与えないよう表示する機能も付いた。これはフルスクリーン時でも通知されるらしい。

ロック画面にも通知センター機能が追加される。これは、情報の種類 (プライベートか、それとも周りの人に知られても良いものか?) によって表示が変わる。通知センターと同じように全ての情報が表示されるもの。通知が来たことだけを知らせるもの。複数のパターンが用意されている。

ロック画面の解除にも新機能。Android Wear などと Bluetooth 通信することで、認証画面なしでロック解除が可能になるという。今は「時計」くらいしかガジェットが存在しないけど、この先、ロック解除を目的とした「指輪」が作られるかもしれない。

ART

Android のランタイムが従来の Dalvik から ART に変わる。ART 自身は今の Android (KitKat) でも使えるけれど、L 以降は ART がデフォールトになる。

ART に変わることで、アプリの起動時間が短くなったり、実行性能が上がったり、バッテリー消費が抑えられる。

Project Volta

Android が省電力に力を入れる。それが Project Volta。紹介されたのは 3 つの機能。

1 つ目は Battery Historian。バッテリーの利用状況を調べることが出来るツール。これでバッテリー消費の激しいサービスやアプリ、機能を見つけて改善を促すものと思われる。

2 つ目は Job Scheduler API。適切なタイミングでアプリ/サービス(?)を起動・終了させることができる。ずっと起動しっぱなし... ではなく、必要な時だけ「動かす」ことでバッテリー消費を減らすことが出来る。

3 つ目は Battery Saver。省電力モードかな。

その他

この他にも色々発表があったけど、長くなるので箇条書き。

  • 64 bit CPU 対応
  • Android Extension Pack: GPU の強化
  • 仕事用と個人用のデータを分離 (どうやるのかな?)

あとがき

Android L は、Android のスマートフォンやタブレットだけでなく、TV や Wearable にも同じ UI を提供する。機能としても、Android ファミリーの「連続性」を強く意識しているように感じた。で、どこからどこまでが「Android L」なのかが分からない。

ともかく、Android L で Google はスマホ・タブレットの世界からもっと広い「家電」へと腕を伸ばしてゆくことになりそう。普及がどれくらいのペースで進むか楽しみ。

2013-11-27

Nexus 7 (2013) + Android 4.4 KitKat を ART ランタイムに変えてみる

Nexus 7 (2013) に Android 4.4 KitKat がやって来た。

KitKat には、Dalvik ランタイムに代わって ART ランタイムも利用可能になっている。えっと、大雑把に説明すると、Android は Linux をベースに Android アプリを Java で動かしている。この Linux と Java アプリ (Android アプリ) の仲介をするのがランタイム。今まで Google は Dalvik ランタイムというのをずっと使っていた。それを ART ランタイムに置き換えようとしているらしい。

KitKat ではその先進機能を開発者向けに利用可能にしている。

新しもの好きなので、さっそく試してみる。

開発者向けオプションの表示

Nexus 7 (KitKat) の設定アプリを起動しても、「開発者向けオプション」が表示されない。というのも、「開発者向けオプション」が隠し機能なため。コツさえ分かれば、すぐに開発者向けオプションは表示できる。

設定アプリより

  • システム > タブレット情報 > ビルド番号

このビルド番号を複数回タップする。すると、「これでデベロッパーになりました!」と表示される。

一つ画面を戻れば「開発者向けオプション」項目が現れている。

ART ランタイムの設定

設定アプリから開発者向けオプションを選択。

「ランタイムを選択」という項目があるのでタップ。ポップアップから「ARTを使用」を選択する。

Android が自動で再起動する。意外と待たされるので、ティータイムでもどうぞ。

再起動したら Android は ART ランタイムで動いてる。

ART ランタイムにするとアプリの起動が早くなったり、逆に遅くなったり、起動しないアプリがあったり、今々あるらしい。人柱的な実験オプションなので、ART ランタイムを試す人は自己責任で。

ref.

2013-11-16

iPad mini vs iPad mini Retina vs Nexus 7 (2013)

iPad 3 と 4 と Air の比較をやったので、iPad mini についても新旧のスペック比較をしてみる。11 インチ・タブレットでは iPad 以外買う気のないぼくだけど、7 インチ・タブレットには Nexus 7 という強敵がいるので、こちらも合わせて比較してみた。優れている方を青文字で書いた。

iPad miniiPad mini RetinaNexus 7 (2013)
OSiOS 7Android 4.3
プロセッサーA5
(1.0 GHz Dual Core CPU + Quad Core GPU)
A7
(1.3 GHz Dual Core 64 bit CPU + Quad Core GPU)
Snapdragon S4 Pro
(1.5 GHz Quad Core CPU + Adreno 320 GPU)
メモリー512 MB1 GB2 GB
ディスプレイ7.9 インチ (1024 x 768)7.9 インチ (2048 x 1536)7 インチ (1920 x 1200)
解像度163 ppi326 ppi323 ppi
バックカメラ5M ピクセル
フロントカメラ1.2M ピクセル
ジャイロスコープあり
GPSあり
NFCなしあり
Qiなしあり
高さ200.0 mm
134.7 mm114 mm
厚さ7.3 mm7.5 mm8.65 mm
重量312 g341 g340 g
コネクターLightning コネクターmicro USB
スピーカーモノラルステレオ
Wi-Fi802.11 a/b/g/n802.11 a/b/g/n, MIMO802.11 a/b/g/n
Bluetooth4.0 + HS
通信3G + 4G (LTE)

あとがき

iPad mini は Retina 版が登場してようやく「本気」体制に入ったように思う。ただ発売が遅れて入手困難っぽいのが玉に瑕。iPhone 5s といい今年の iOS 系ハードは入手が大変そう。

新旧比較をすると、プロセッサー回りとディスプレイが大幅に強化された。タブレットの肝な部分が強くなって購入欲を唆る。

一方、少し前に発売された Android の Nexus 7 (2013) と比較するとこれは一進一退。ディスプレイ・サイズに多少の違いはあるものの、解像度は両者ほぼ一緒。Nexus 7 の Qi, NFC は iPad mini に対するアドバンテージだけど、今の日本での普及率を考えると Nexus 7 はアドバンテージを活かしきれていない。Wi-Fi に関しては iPad mini Retina が MIMO をサポートして一歩リードか? プロセッサー周りはベンチマーク見ないと分からないや。

今、Nexus 7 (2013) と iPad 3 を所有している。タッチパネルの感度というか使い易さでは、Nexus 7 を iPad が上回っている。iPad mini でも同じじゃないかな。使い勝手の良さをハードウェア、ソフトウェアで詰められる分 iPad の方が優利かも。

お金さえあれば、iPad mini Retina と Nexus 7 の両方持ちたいところ。

2013-10-14

購入した Nexus 7 を ASUS に登録する

購入した Nexus 7 は ASUS にちゃんと登録しておくと安心。下記記事の様に、万一修理となっても修理状況を刻々と追うことが可能。

ただ、Nexus 7 の製品タイプが分からなくて挫折した人も多いんじゃないかしら? ぼくは挫折した。結局、修理に出すことになって、ちゃんと登録しておけば良かったと後悔した。

製品タイプは「Eee Pad」。

製品の登録

まずは ASUS のサイトにアクセス。ログインする (会員登録してなかったら、しておく)。

ログインしたら、右上にある自分の名前をクリックして、「マイサポート」から「製品の登録」を選ぶ。

asus-1

  • 製品タイプ: Eee Pad
  • 製品名: Nexus 7 (2013)

を選択。シリアル番号の入力を忘れないように

asus-2

他、購入日等を入力して「送信」ボタンを押す。

これでお終い。

Nexus 7 (2013) が修理から帰ってきた

再起動を繰り返した Nexus 7 (2013) が修理から戻ってきた。2013-10-11 のことだった。

ASUS Nexus7 (2013) TABLET / ブラック ( Android / 7inch / APQ8064 / 2G / 16G / BT4 ) ME571-16G

経過はこんな感じ:

  • 2013-08-28: Nexus 7 (2013) が届く
  • 2013-09-??: 再起動症状
  • 2013-09-15: ASUS へ連絡・修理手配
  • 2013-09-18: Nexus 7 (2013) 引き取り
  • 2013-10-10: Nexus 7 (2013) 出荷
  • 2013-10-11: Nexus 7 (2013) 修理品が届く

修理報告書から抜粋:

  • 症状: 電源入れると再起動繰り返す。
  • 処置: 修理: 当該症状が再現しました。
  • 修理内容

マザーボード、サブボードに問題が発生していたため交換致しました。
作業後検証を行い動作に異常がないことを確認しました。

戻ってきた Nexus 7 (2013) は修理前にぼくが工場出荷状態に初期化していたので、まっさらになっていた。とりあえず、アカウントを再登録していくつかアプリを再インストール、再設定を行なった。

三連休の間、(体調が悪かったので) 少ししか触れなかったけど、再起動する症状は出ていない。

ただ、キーボードのタッチの反応が良くなりすぎているような... これは Android OS の問題なのかな? ハードウェアの問題なのかな? ネットでも話題になっているようなので、ちょっと様子見。

明日から通勤の合い間に活躍してくれることを期待!!