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2016-10-28

新型 MacBook Pro が発表された

2016-10-28 (金) 02:00 に Apple のイベント hello again が開催された。今年は Apple の最初のノート PC から 25 周年に当たる。ハードウェアの発表は、新しい MacBook Pro に注力された。

MacBook Pro は 13 インチと 15 インチの 2 サイズ。色はシルバーとスペース・グレーの 2 色展開。価格は 13 インチが 178,800 円 (税別) から、15 インチが 238,800 円 (税別) から。なお、13 インチには Touch Bar (後述) を採用しないモデルも用意されている。そちらは 148,800 円から。予約は今日からで、発売は Touch Bar 非採用モデルが今日から。Touch Bar 採用モデルは 2-3 週間後。

主な変更点は、ファンクション・キーの代わりに採用された「Touch Bar」と、4 つの Thunderbold 3 ポート。あと、軽くて薄くなった。

Touch Bar

ファンクション・キーへのレクイエム、と紹介された新しい MacBook Pro の新機能。今までキーボードの一番上に配置されていた「物理キー」のファンション・キーを、「タッチパネル」によって置き換える。そのため、ファンクション・キー部分は一本のガラス板となった。これを Touch Bar と呼ぶ。

Touch Bar はアプリやシチュエーションによって見た目を変える。大きなボタンだったり、スライド・バーだったり、情報を表示する通知バーになることもある。アプリによっては Siri ボタンも表示する。

アプリを全画面表示にしていても、別のアクション候補を Touch Bar 経由でユーザーに提供できる、というのは面白い。アプリの作り方も色々と変わってきそう。

Touch ID

Touch Bar の右端には Touch ID が搭載されている。ユーザーは購入やログインを、Touch ID 経由で行なえる。iPhone が持つ Touch ID の利便性を Mac でも享受できるのはありがたい。

一台の Mac を複数人で使っている場合、Touch ID を使うことで自動的にアカウントが切り替わる。認証・イコール・アカウント切替という考えはスマート。

4 つの Thunderbolt 3 ポート

MacBook Pro ではポートが 5 つしかない。4 つの Thunderbolt 3 ポートと 1 つのヘッドホン端子。電源ポートも LAN ポートもディスプレイ・ポートも廃止され、全て Thunderbolt 3 ポートに置き換えられた。

Thunderbolt 3 ポートは USB Type-C と互換性がある。

なお、Touch Bar 非採用モデルは Thunderbolt 3 ポートが 4 つから 2 つに減っている。

スペック

大きさと重さで変化があった。15 インチ・モデルは重さ 1.83 kg に薄さ 15.5 mm。13 インチ・モデルは重さ 1.37 kg に薄さ 14.9 mm。ちなみに MacBook Air 13 インチ・モデルは重さ 1.35 kg。もはやほんとど重さが変わらない!

この他、発表されたスペックは次の通り:

  • キーボード: 第 2 世代バタフライ機構
  • タッチパッド: 2 倍広く
  • バッテリー: 10 時間
  • CPU: Intel Core i7 (13 インチ・モデルは i5/i7)
  • GPU: Radeon Pro (13 インチ・モデルは Intel Iris)
  • スピーカー: より大きく、2 倍のダイナミック・レンジ

あとがき

初代 iMac クラスの大きな変更を、イベント名「hello again」から期待していたのだけど、普通のメジャー・アップデートだった。Touch Bar はメジャー・アップデートとしては十分インパクトのある機能とは思うけど、もっと大きな変更を期待していたので肩すかし。

その Touch Bar だけど、デモを見ている感じ、もっと大きくても良いんじゃないかと思った。

Touch Bar が新しい UX を提供してくれることは間違いないので、対応アプリの動向に期待。

2016-10-26

Apple Pay 国内サービス開始 / クレジット・カードを登録してみた

2017-10-25 (火)、iOS 10.1 と watchOS 3.1 がリリースされて、日本国内で Apple Pay サービスが始まった。

早速、クレジット・カードを登録してみた。

登録したクレジット・カード

手元にあるクレジット・カードで登録したものは 2 枚。

楽天カードは QuickPay に、Amazon MasterCard は iD に紐付けられた。

一応、クレジット・カード登録 できなかった カードも書いておく: ライフカード (VISA)、楽天銀行カード (セディナ OMC カード、VISA)、三菱東京 UFJ 銀行カード (VISA)、HMV カード (MUFG カード、VISA)。

登録作業

まずは iPhane 7 で wallet アプリを開く。

Apple Pay の登録セクションが見えるので、「カードを追加」もしくは右上の「(+)」をタップ。

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Apple Pay の説明。「次へ」をタップ。

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カードの種類を選択する。選べるのは「クレジット/プリペイドカード」と「Suica」。ここではクレジット・カードの登録を行ないたいので、「クレジット/プリペイドカード」をタップ。

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カード追加のためにカメラが起動する。枠の中にクレジット・カードを入れると自動でクレジット・カード番号 (運が良ければ名義と有効期限も) が読み込まれる。

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「名義」と「カード番号」を確認。今回は名義の読み込みに失敗したので、自分で記入する。

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続いて、「有効期限」と「セキュリティコード」を記入。

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利用条件が表示される。「同意する」をタップして次へ。

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「Amazon マスタークラシック」カードが iD と紐付けられた!

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カード認証。ぼくは SMS を選んだ。数秒で SMS コードが送られて来るので...

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認証コードを入力。

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これでアクティベート完了。

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楽天カードも登録して、こんな見た目。

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ちなみに、カードが Apple Pay に対応していない場合は、カード情報を入力した後に、次のようなポップアップが現れる。

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あとがき

朝一で iPhone の Apple Pay を使ってプッチンプリンを買ってみた。コンビニのレジで、iPhone を差し出すのはドキドキする。

2016-10-25

iOS 10.1 & watchOS 3.1 リリース

2017-10-25 (火)、iOS 10.1 と watchOS 3.1 がリリースされた。リリース・ノートには Apple Pay 対応の文字があるものの、3:15 現在、まだ Apple Pay は使えていない。iBooks から入手できる iPhone ユーザー・マニュアルを読むと、wallet アプリに「Apple Pay」の文字が現れるはずなのだけど、今はまだ出ていない。

とりあえず速報。朝には使えるようになっているかな?

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2016-10-18

iPhone 7 Plus が届くまで...

昨日、iPhone 7 Plus が届いた。予約から到着までの流れを改めてメモする。

到着までの流れ

iPhone 7 Plus は佐川急便により配送された。予約からの流れ、及び配送記録は次の通り:

  • 2016-09-09 16:10:11 予約終了
  • 2016-09-09 16:45 受付完了 SMS
  • 2016-10-15 11:03 本申し込み SMS
  • 2016-10-15 11:45 発送手続終了 SMS
  • 2016-10-16 12:15 出荷完了 SMS
  • 2016-10-16 14:09 東京営業所 集荷
  • 2016-10-16 21:35 関東中継センター 輸送中
  • 2016-10-17 08:36 台東営業所 配送中
  • 2016-10-17 12:57 荷物到着

佐川急便の配送記録はよく分からない。「中継センター 輸送中」「営業所 配送中」はどういう意味かしらん。まさか営業所の中を配送中というわけでもあるまいし。営業所を通過した時間なのかな? 営業所を出発して「配送中」という意味だと、いつ出発したのか分からないから、記録としては半分くらいしか役に立たないなぁ。

にわかに Apple Pay サービスの国内スタートが 10/25 と噂されるなか、なんとかサービス開始前に到着してくれて良かった。

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2016-10-17

Apple Watch series 2 が届くまで...

そういえば、Apple Watch series 2 の到着記事を書くの忘れてた。鮮度は落ちたけど、後でブログを読み返した時にデータが残っててありがたかったことがあるので、無精せずに記録を残しておこう。

到着までの流れ

Apple Watch series 2 はヤマト運輸により配送された。配送記録は次の通り:

  • 2016-09-09 16:20頃 Apple Store で予約終了
  • 2016-09-19 22:35 深セン支店 (中国) 海外荷物受付
  • 2016-09-21 09:16 深セン支店 (中国) 海外発送
  • 2016-09-22 13:20 ADSC 支店 荷物受付
  • 2016-09-22 13:20 ADSC 支店 発送
  • 2016-09-22 15:23 羽田クロノゲートベース 作業店通過
  • 2016-09-22 23:37 東京ベース店 作業店通過
  • 2016-09-23 11:06 荷物到着

あとがき

今年の 9/23 (金) は秋分の日と土日に挟まれた平日の金曜日。シルバー・ウィークの真ん中だったので、予め休給を取っていた。おかげでクロネコさんから直接 Apple Watch を受け取れた。

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iPhone 7 Plus の本申し込みを終えた

iPhone 7 の発売日から、はや 1 か月。予約開始日と同時にソフトバンク・オンラインで予約申込をしたのに、本申し込みの案内は全然やって来なかった。周りの人達が Apple Store やヨドバシで、iPhone 7 を手に入れているのを見守る日々。そんな日々に終止符を打つ時が来た。

2016-10-15 (土) の 11:03 にソフトバンク・オンラインから SMS が届いた。本申し込みの手続き SMS だった。クレジットカードで購入手続きを行なった。受け取りは自宅。2016-10-17 (月) に届くよう依頼した。

これまでの流れ

  • 2016-09-09 16:10:11 予約終了
  • 2016-09-09 16:45 受付完了 SMS
  • 2016-10-15 11:03 本申し込み SMS
  • 2016-10-15 11:45 発送手続終了 SMS
  • 2016-10-16 12:15 出荷完了 SMS

ref.

2016-10-10

ソニーのフラッグシップ・モデル ウォークマン & ヘッドホンを聴いてきた #音のこだわりの全て

「ソニー・フラッグシップ・モデル ブロガー限定先行体験会」に参加してきた。概要は以下の通り:

  • 日時: 2016-10-08 (土) 11:15-12:45
  • 場所: ソニー・ショールーム / ソニーストア 銀座 (銀座 8-1-5)
  • 参加人数: 30 人
  • 参加費用: 無料

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イベントにはソニーのフラッグシップ・モデル ウォークマンである NW-WM1ZNW-WM1A、同フラッグシップ・モデル ヘッドホンである MDR-Z1R、そして別売提供される KIMBER KABLE 社協力のヘッドホン・ケーブル MUC-B20SB1 が用意された。

これらは全てオープン価格。ソニーのサイトにある「ソニーストアで購入すると」を参考価格としてのせておく:

  • ウォークマン NW-WM1Z: 299,880 円 (税別)
  • ウォークマン NW-WM1A: 119,880 円 (税別)
  • ヘッドホン MDR-Z1R: 199,880 円 (税別)

ウォークマン NW-WM1Z と NW-WM1A の一番の違いは筐体。NW-WM1Z が銅ブロックの切削から作られたものなのに対して、NW-WM1A はアルミブロックの切削から作られている。この他、アンプからヘッドホンジャックの線材 (NW-WM1Z は KIMBER KABLE 社の線材; NW-WM1A は普通の? 銅の線材) や、ヘッドホン出力の LC フィルターに使う抵抗 (NW-WM1Z は新開発の大型・高音質な抵抗; NW-WM1A はメルフ抵抗) に違いがある。

イベントの進行

会場には椅子が 30 脚、1 列 10 脚 x 3 列で列んでいた。最初の 1 列目にウォークマンとヘッドホンが置いてある。

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イベントは試聴タイムで始まった。1 人当たりの試聴時間は 7 分。1 列目の人が聴いたら、2 列目の人にウォークマンとヘッドホンを渡す。7 分 x 3 列分で計 21 分。

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試聴が終わったら、ソニーの開発者が入場。ヘッドホン開発者の話、ウォークマン開発者の話、と続いた。これが 1 時間くらい。

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最後は質問タイムで締めた。

ヘッドホン MDR-Z1R 開発者の話

ヘッドホン開発者二氏の話を聞いた。MDR-Z1R 開発者である潮見俊輔氏と、MDR-Z1R メカ担当者である尾崎雄二氏。

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面白いと思ったことを列挙する:

  • ドライバーのサイズは 70 mm。一般的な人の耳のサイズである 65 mm より大きくすることで、平面波に近づけるのが目的
  • マグネシウムを使ったドーム振動板の開発に 10 年以上をかけた。マグネシウムは極溥の 30 ミクロン。そもそもマグネシウムは乗りが良くない。まず薄くすること、そして、薄くしたものを破れずに整形することが難しい。
  • ハウジングの突起は中心からわざと外している。中心に突起があると、振動モードが動きやすくなってしまうため
  • ニューヨークにあるソニー・ミュージックのマスタリング・スタジオで音のベースを作った
  • 低音の音の再現を重要視した。コンサート・ホールのように広い部屋では低音に共鳴する周波数が現れる。これをヘッドホンで再現できることが、音の空気感の大事な要素となっている
  • 組み立ては日本。プロ向けのマイクなどを作っている工場で組み立てを行なっている
ウォークマン NW-WM1Z/WM1A 開発者の話

ウォークマン開発者二氏の話を聞いた。音質担当の佐藤浩郎氏と、メカ担当の石崎信之氏。

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面白いと思ったことを列挙する:

  • UI を刷新。アナログ・メーターとスペクトル・アナライザーの動きにはかなり力を入れている
  • フル・デジタル・アンプ S-Master HX を新しくおこした。DSD のネイティブ再生と PCM の 384 kHz の再生ができるようになった
  • 基板のオーディオ回路のレイアウトを変更。アンプ・ブロックと電源/デジタル・ブロックをレイアウト的にきっぱりと分離した
  • 4.4 mm バランス接続 (5 極) も採用。2016 年 3 月に JEITA で規格化。1 本で使える、L 型のプラグを使える、太くて強度がある、といった利点を挙げていた
  • 筐体を真鍮で作った試作モデルは、低音は良かったけど、高音が全く伸びなかった
  • NW-WM1Z では金メッキを使っている。一般にキラキラしている金メッキは下地にニッケル・メッキを使っている。ニッケル・メッキは磁性体なので音が悪くなる。NW-WM1Z はニッケル・メッキを使っていない

音を聴いてみて

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イベント最初に与えられた 7 分間の試聴タイムの感想を書く。時間が短かかったので、ウォークマンの聴き比べは行なわず、NW-WM1Z のみを使った。

NW-WM1Z に入っていた曲は次の 4 つ:

  • Just The Two Of Us (グローヴナー・ワシントン Jr.) Apple Music
  • ブルックナーの交響曲 第 9 番 第 2 楽章 スケルツォ 抜粋 (スクロヴァチェフスキ指揮ミネソタ管弦楽団) Apple Music
  • 虹の彼方に (手嶌葵)
  • 今夜はビート・イット (マイケル・ジャクソン) Apple Music

ブルックナーの交響曲のみ PCM 96 kHz/24bit。それ以外は FLAC (Just The Two Of Us は 192kHz/24bit, 虹の彼方に は 96kHz/24bit, 今夜はビート・イット は 176.4kHz/24bit) だった。

このうち、Just The Two Of Us は知らない曲だったのでスルー。ブルックナーの第 9 番も聴きこんでいる曲じゃなかったのでスルー。手嶌葵の虹の彼方にと、マイケル・ジャクソンの今夜はビート・イットをメインに聴いた。

手嶌葵の「虹の彼方に」は、彼女のアルバム「The Rose 〜 I Love Cinemas 〜」に収録されている。残念ながら Apple Music や Google Play Music はこのアルバムを配信していない (2016-10-10 現在)。手嶌葵はギターとベースとピアノの小さな編成でこの曲を歌い上げる。ヘッドホンは、しっかりとしたボーカルの存在感を聴かせてくれる。手嶌葵の芯がありつつもハスキーな声質を上手に再現している。やや、実像は強めか。ピアノは中高音域で曲に華やかさを与えている。こまできれいなピアノの入っていた曲だったかな? と思ってしまったほど。中高音域の表現が上手いんだと思う。

マイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」は、怪物アルバム「スリラー」の一曲。マイケル・ジャクソンの曲はどれも作り込みが凄くて、満足に鳴らすことが難しい。オーディオ的な難しさも怪物級と思う。そういうわけで、いくつか不満点が残ったけれど、総じて好印象。とても聴きやすかった。例えば低音。低域の量感を増やすような音作りは決してしない。低音が伸びているのが分かる。下品でない低音。スピード感もある。STAX と比べると、少しパンチが弱いかもしれないけれど、音楽の楽しさは十分。個人的にはマイケルの声にもう少しシルキーさが欲しいと思った。

あとがき

イベントだからこそ体験できること。それが各所に配された楽しいイベントだった。開発者の方々と直接話をする、NW-WM1Z の筐体の元になった銅ブロック (約 1.8 kg) を直接手に取る、そして実際にヘッドホンを装着して音を聴く。オンラインから得られる情報とオフラインで提供できる体験の配分が丁度良かった。

一つ欲を言えば試聴について。どんなスタイルでやるのか予め知りたかった。一応、iPhone にオーディオ・チェック用の音源をダウンロードして持っていったけど、使う機会がなかった。ウォークマンに入っている曲だけを聴くスタイルと分かっていたら、何の曲が入っているのかイベント前に質問していたと思う。そして、曲が分かれば、その曲を予習して行っていた。今は Apple Music や Google Play Music で曲を聴けるから、予めウォークマンに入っている曲のプレイリストを作って共有してもらうようお願いしていたかも。自分のシステムで予め曲を聴いていたら、もっとフラッグシップ・モデルとの「音」の違いが分かったんじゃないかな。

ぼくはクラシック音楽が好きだけど、ブルックナーの第九は馴染みがなくてスルーしてしまった。悔しい。今、ブルックナーの第九を聴きながら、このブログを書いている。良い曲だなーと思う。

2016-10-05

Google Wifi が発表された

2016-10-05 (水) 01:00 に Google のイベントが開催されて、Google Wifi が発表された。Wi-Fi ではなく Wifi が製品名らしい。

Google Wifi は複数台連携を前提とした Wi-Fi ルーター。価格は 1 台で $129、3 台セットで $299。11 月予約開始、12 月発売。サイトを見る限り日本での発売は... あるっぽい。

特徴

Wi-Fi は 802.11 a/b/g/n/ac 対応のデュアルバンド (2.4 GHz/5 GHz)。ビームフォーミング及び Bluetooth Smart 対応。WAN ポートはギガビット・イーサネットが 2 つ。WAN または LAN として設定可。

OnHub と同じように、最適なチャンネルを自動的に選択する。

また、アプリを使ってネットワーク内で優先する端末の指定が可能。特定の端末のネット接続を止めることもできる。

あとがき

Apple の AirMac Extreme や AirMac Express などのように、リピーターとして動作もできる Wi-Fi ルーターは多い。けれど、3 台パックのような売られ方をするルーターは初めて見る。少くとも家庭用ルーターとしては初めてじゃないか。

今は家中のどこでも Wi-Fi に繋がることが求められている。リビングはもちろん、キッチン、お風呂、寝室。対象もスマートフォンだけじゃなくて、Google Chromecast だったり、Philips Hue だったり、スマートロックだったり。

そんな生活スタイルに対して、家中のどこにでも Wi-Fi が繋げられる、という Google Wifi のコンセプトは良く出来ている。

日本はアメリカほど大きな屋敷は多くないけれど、お風呂でテレビを見るとか、2 階・3 階でもネットに快適に使いたいとか、探せばニーズは見つかるような気がする。

Google Daydream が発表された

2016-10-05 (水) 01:00 に Google のイベントが開催されて、Google Daydream が発表された。

Google Daydream は VR 用ヘッドマウント・ディスプレイ。スマートフォンを装置、ディスプレイ代わりに使う。価格は $79。対応スマートフォンは同日発表された Google のスマートフォン Pixel。Google Daydream は Pixel の発売国 (アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、オーストラリア) で予約が開始されている。発売予定は 11 月。

特徴

Daydream にはリモコンが付属する。リモコンはポインター・デバイスとして利用可能。

Daydream を使うには、スマートフォンを前面に固定する。こうしてスマートフォンを Daydream のディスプレイ部として使う。リモコンとは Bluetooth LE で接続される。

対応アプリの一例として、Google Play Movie, Google Photos, YouTebu, Google Street View などが挙げられた。Netflix や Hulu を大画面で見たり、VR ゲームアプリで遊ぶことも可能となる。

Google の新スマートフォン Pixel が発表された

2016-10-05 (水) 01:00 に Google のイベントが開催されて、Google の新スマートフォン Pixel が発表された。

Pixel は Google の新スマートフォン。Nexus シリーズが Asus 製や LG 製だったのに対して、こちらは Google 製となる。ラインナップは 2 つ; 5 インチ・サイズの Pixel と、5.5 インチ・サイズの Pixel XL。カラー展開は 3 色; Quite Black、Really Blue, Very Silver。価格は $649 から。日本での発売は未定。アメリカでは今日から予約開始。一次発売国はアメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、オーストラリアの 5 国。その後、インドが続く。

スペック

Pixel の仕様は次の通り:

  • OS: Android 7.1 Nougat
  • ディスプレイ: 5.0 インチ, 1920x1080, 441 ppi (Pixel); 5.5 インチ, 2560x1440, 534 ppi (Pixel XL)
  • 背面カメラ: 12 MP
  • 前面カメラ: 5 MP
  • メモリー: 4GB
  • ストレージ: 32 GB, 128 GB
  • サイズ: 143.84 x 69.54 x 8.58 mm (Pixel); 154.72 x 75.74 x 8.58 mm (Pixel XL)
  • 重さ: 143 g (Pixel); 168 g (Pixel XL)
  • Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac 2x2 MIMO
  • Bluetooth: Bluetooth 4.2
  • 指絞認証: あり
  • ポート: USB-C
  • SIM: nano-SIM

スペック表に現れない所では、カメラのクオリティーが高い。DxOMark Mobile のベンチスコアで 89。同ベンチスコアで iPhane 7 は 86。発表時点での最高スコアとのこと。

バッテリーは急速充電に対応。15 分で最大 7 時間分の動作が可能。

Google Photos

Pixel にプリ・インストールされる Google Photos アプリでは、「全ての解像度での (full resolution)」容量無制限な写真・ビデオ保存が可能になる。今の Google Photos の 1600x1200 制限がなくなるのかな? 4K ビデオのアップロードも可能なのかな? もしそうなら嬉しい。

あとがき

発表では「Google アシスタント」(会話型 OK, Google) の発表もあったけど、これは Android 7.1 の機能かな?

価格・スペックともにハイエンド・スマートフォンとして無難なくまとめてきた。安定のリファレンス・モデルになりそう。日本でも発売されると嬉しい。

Chromecast Ultra が発表された

2016-10-05 (水) 01:00 に Google のイベントが開催されて、Chromecast Ultra が発表された。

Chromecast Ultra はビデオ出力対応 Chromecast のハイエンド・モデル。価格は $69 (9,720 円; 税込) で発売予定は 11 月。

Chromecast Ultra の新機能

Chromecast Ultra は 4K ビデオ出力に対応した。現在、4K 出力が可能なビデオ・ストリーミング・サービスは Netflix くらいしかない。今日、Google は 11 月にも Googlp Play での 4K 動画配信を予定していると発表した。

4K 対応以外の新機能を列挙する:

  • 処理速度が Chromecast に比べて 1.8 倍になった
  • HDR サポート (動画の HDR?)
  • Dolby Vision サポート
  • イーサネット端子サポート (電源アダプターにて)

あとがき

Chromecast よりも高い動画視聴体験を提供するガジェットとして作られている。「Ultra」の名を冠するのは伊達じゃない。

4K テレビ/ディスプレイを持たない身としては、処理速度の向上くらいしか目を見張る点がない。ディスプレイに映して Google Play を観たいけれど、Chromecast で十分。そういう意味では、4K 対応機器を持ってるユーザーをターゲットにした良い製品とも言えそう。

2016-09-16

IT エンジニア向け Confluence と Markdown を仲良くさせる方法

Confluence は Atlassian 社の企業向け Wiki 環境。WYSIWYG ベースで「誰にでも」ドキュメントが書ける環境を提供する。パーミッション管理やプラグインが充実しているのも魅力の一つ。

Confluence は、昔は Textile ベースの Wiki 環境だったと聞くけれど、今は独自のエディターを用意して WYSIWYG 環境を提供している。WYSIWYG は「誰にでも」書けるのが魅力だけど、エンジニアには受けが良くない。エンジニアはプレイン・テキストでサッとドキュメントを書くのを好むから。できれば Markdown か Textile のようなライトな Wiki 言語を使いたい。

一応、Confluence は Markdown マクロを持っている。{markdown}...{markdown} の中に書いたテキストは Markdown としてレンダリングされる。だけど出来が良くない。期待した通りの出力にならなかったり、書き方にクセがあったり、レンダリングに時間がかかったり...

Markdown と一緒に使う

そこでお勧めなのが Markdown プレビュー機能付きエディターを使う方法。MacDown とか Ulysses とか Byword とか。そういったエディターで Markdown を書く。プレビューさせる。そして、プレビューから Confluence に記入したい部分をコピーする。Confluence に貼り付ければ、あら不思議、望んだ通りの書式でテキストが挿入される。

タイトルも、箇条書きも、リンクも望み通り。あ、テーブルはまだ書いていないので、誰か試したら結果を教えて欲しい。

あとがき

今までは、Markdown でテキスト書いて、テンポラリー・バッファーで Markdown 書式を削って、Confluence に貼り付けて、WYSIWYG で書式を付け直していた。それがプレビューからコピーするだけになって、大幅に無駄な作業が減った。ありがたい。これなら Confluence と仲良くなれる気がする。

なお、ぼくは Markdown のプレビューに Emacs の markdown モードを使っている。markdown-mode については後日、また記事にしたい。

2016-09-11

iPhone 7 Plus を予約した

2016-09-09 (金)、ソフトバンク・オンラインで iPhone 7 Plus を予約した。

  • 予約モデル: iPhone 7 Plus, 128GB / ジェットブラック
  • 予約完了日時: 2016-09-09 16:10:11
  • 受付完了 SMS 到着日時: 2016-09-09 16:45

16:01 の予約開始と同時に予約を試みたけど、16:10 まで上手くいかなかった。ネット上の話を聞くと、ソフトバンクで予約しようとした人は 16:10 から予約に成功している人が多いっぽい。

今回はジェックブラックが人気なみたいね。予約開始 30 分で、出荷予定日が 11 月以降になったと聞いている。

ぼくも新色に憧れてジェットブラックを注文した。十月前半に受け取れると良いのだけど、どうころぶかな? 届いたらブログ記事を書く。

2016-09-09

IntelliJ IDEA でファイル横断検索

IntelliJ IDEA でプロジェクト内の全ファイルを横断してを検索を行なうショートカット。

  • ⌘ + ⇧ + f (Cmd + Shift + f)

つい忘れてしまうのでメモ。

2016-09-08

AirPods が発表された

2016-09-08 (木) 02:00 に Apple のイベントが開催されて、iPhone 7 のセクションで AirPods が発表された。

AirPods は左右独立型のワイヤレス・イヤホン。充電用のケースが付属する。2016 年 10 月下旬発売予定。16,800 (税別) 円。

接続

充電ケースから取り出すと、すぐに電源がオンになる (iCloud アカウントと最新 OS が必要)。接続される機器は、iPhone, iPad, iPod Touch, Mac そして Apple Watch。あれ、Apple TV は?

接続規格は Apple の独自規格か? Apple のサイトに Bluetooth の記述はない。AAC オーディオに対応とだけ書いてある。

ヘッドセットとして

AirPods はマイクを搭載。加速度センサーを使って、周囲のノイズを取り除いて音を拾う。

光学センサーと加速度センサーによって耳に着けたことを感知。着ければ音が再生され、外せば再生を止める。

ダブルタップで Siri を起動。音量コントロール、電話先の指定、アプリの起動、Siri への質問を行なうことができる。

バッテリー

1 回の充電で 5 時間駆動。15 分の充電で 3 時間駆動。充電ケースを利用すると、最大 24 時間駆動。

AirPods の SiP である W1 チップが省電力駆動に寄与しているとのこと。

あとがき

左右独立型のワイヤレス・イヤホンは、ここ 1, 2 年で市場に現れ始めた新顔。クラウド・ファウンディングによる製品化がメインと思っていたら、まさかの Apple がやってきた。

接続方式がどうも Apple 独自っぽい。複数接続に対応している等、Apple ファミリーの製品との親和性が高そうで面白い。Android 機器とは繋がらない... のかな。Apple TV への言及がないのはどうしてだろう。

Apple らしいギミック満載で魅力ある製品として映る。音質とかどうなのか気になるなぁ。

ぼくはイヤホンが苦手。ヘッドホン派なので... 残念ながら買わないと思う。

iPhone 7 が発表された

2016-09-08 (木) 02:00 に Apple のイベントが開催されて、iPhone 7 及び iPhone 7 Plus が発表された。

2016-09-09 (金) 予約開始、2016-09-16 (金) 発売。iOS 10 は 2016-09-13 リリース予定。色は 5 色展開。ゴールド、シルバー、ローズゴールドの三色に、新色ブラック、ジェットブラックが加わった。ストレージ・サイズは iPhone 6s シリーズの倍を用意。32 GB, 128 GB, 256 GB の三種類。なお、ジェットブラックは 128 GB, 256 GB のモデル限定色。価格は iPhone 7 が 72,800 円 (税別; $649) から、iPhone 7 Plus が 85,800 円 (税別; $769) から。

以下、iPhone 7 の新機能を書く。

ホームボタン

ホームボタンが TapTick Engine に対応した。ボタンを押した時のフィードバックを返す。

防水・防塵

防水・防塵に iPhone で初めて対応。IEC60529 の IP67 等級。防水は「一時的に一定水圧の失件に水没しても内部に浸水することがない」(Apple Watch series 1 と同等) で、防塵は「有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない」。

ディスプレイ

iPhone 6s と比べて 25% 明るくなった。

オーディオ

ステレオ・スピーカーを採用。スピーカー位置は、iPhone の上と下。横置き配置でステレオ再生ができる。音量は iPhone 6s と比べて 2 倍。

3.5mm ヘッドフォン・ジャックが廃止された。iPhone からアナログ音声出力端子がなくなった。これからは Bluetooth や AirPlay を使ってオーディオを無線で飛ばすか、Lightning 端子からデジタル音声出力を取り出すしかない。Lightning 端子専用のイヤホンは、数は少ないものの既に商品化されてい。iPhone 7 には Lightning コネクタ対応の EarPods が付く。また、救済として Lightning - 3.5mm ヘッドフォン・ジャック変換アダプターも付属する。今まで使ってたイヤホンを使う場合は、このアダプターを使うことになる。

カメラ

カメラは iPhone 7 と iPhone 7 Plus で仕様が一部違う。個別に変更点を書く。

iPhone 7

光学手ぶれ補正に対応した。光学手ぶれ補正は iPhone 6s Plus には付いていたものの、iPHone 6s には付いていなかった。iPhone 7 からは、iPhone 7 と iPhone 7 Plus の両方に付くようになる。

FaceTime カメラは 5MP から 7MP になった。

iPhone 7 Plus

12 MP のリアカメラが 2 つ搭載された。新しく加わったカメラは望遠カメラで、2 倍の光学ズームを可能にする。

Apple Pay

2016 年 10 月下旬、日本で Apple Pay が始まる!

Apple Pay には NFC (iPhone 6 から) に加えて、FeliCa (iPhone 7 から) が使える。FeliCa は Suica で使われている仕様。従って iPhone 7 は Suica 対応になる。Suica へのチャージは Apple Pay に登録したクレジットカードから可能。Suica 定期券の更新も OK。10 月下旬の Apple Pay 開始時点から Suica が使えるようになるのかどうかは不明。

パフォーマンス

A10 Fusion チップを採用。2 コアで、A9 チップと比べて 40%、A8 チップと比べて 2 倍高速化された。またグラフィック性能は A9 チップと比べて 50%、A8 チップと比べて 3 倍高速化された。

あとがき

Apple のイベントで、珍しく iPhone の薄さアピールがなかった。形も iPhone 6s と大して変わっていない。その代わり、中身はかなり大きく変えてきた。イヤホン・ジャック廃止、ステレオ・スピーカー採用、デュアル・カメラ搭載。どれも中身の設計を大きく変える必要があるだろうに、一気にやって来たのには驚いてしまう。

そして FeliCa (Suica)! 国内モデルで Suica 対応なスマホは数あれど、世界共通モデルでの採用は初めてじゃないか? おそろしいことをやってきたものだと思う。

Apple Watch 2 が発表された

2016-09-08 (木) 02:00 に Apple のイベントが開催されて、Apple Watch series 2 が発表された。

Apple Watch ファミリーとして、新たに Nike エディションである Apple Watch Nike+ が加わった。アルミニウム・ケースと Nike スポーツ・バンドの組み合わせ。Hermès バンドのついた Apple Watch Hermès も正式に登場。こちらはステンレス・スチール・ケースと Hermès バンドの組み合わせ。

Apple Watch series 2 は 2016-09-09 (金) 予約開始、2016-09-16 (金) 発売。Apple Watch Kike+ は 10 月下旬、Apple Watch Hermès は 9 月下旬発売予定。価格はアルミ・ケースが 27,800 円から。ステンレス・ケースは 55,800 円から。Apple Watch Nike+ は 37,800 円。Apple Watch Hermès は 118,800 円から。

防水機能

Apple Watch series 2 は水泳ができるレベルの防水を施してきた。水深 50m までの耐水性能がある。また、防水のためにスピーカーの設計も変えた。スピーカーの音を出すための空間に入った「水」を、スピーカー自身が震えて排水する。

Apple Watch series 1 には防沫性能があった。IEC60529 の IPX7 等級。これは「一時的に一定水圧の失件に水没しても内部に浸水することがない」と過去に定義されていたらしい。Apple のサイトには「水に浸すことは勧奨しません」とある。

Apple Watch series 2 は ISO 22810:2010 に基づく 50 m の耐水性能を持つ。Apple のサイトでは「プールや海で泳ぐなど、浅水でのアクティビティで使用できることを意味します」とある。また、「スキューバダイビング、ウォータースキー、高速水流または低水深を超える潜水を伴うその他のアクティビティには (中略) 使用しないでください」とのこと。

Apple Watch series 2 で水泳が可能になったため、ワークアウトに Swimming という項目が加わった。

内蔵 GPS

GPS が Apple Watch に内蔵される。Apple Watch series 1 は GPS を内蔵していなかったので、位置情報はペアリングした iPhone から教えてもらっていた。そのため、iPhone を忘れると位置情報を得ることができなかった。GPS が内蔵されたことで、iPhone を持たず、Apple Watch だけでワークアウトの位置情報、マップの現在位置が確認できるようになる。

SiP、ディスプレイなど

第二世代 SiP (System in a Package) を採用。GPU は 2 倍のスピードアップ。

第二世代のディスプレイは第一世代と比べて約 2 倍の明るさ。眩しい外でも文字盤が見やすくなった。また、ステンレス・スチール・ケースとセラミック・ケース (Apple Watch Edition) は Ion-X ガラスからサファイア・クリスタルに変更された。

Apple Pay

日本で Apple Pay が始まると (2016 年 10 月開始予定)、Apple Watch でクレジット・カードによる購入が可能になる。

また、Apple Pay に Suica を入れることで、Suica による決済も可能になる。

あとがき

Apple Watch series 1 を使い始めて、はや一年半。着けてないと生活が不便なレベルで依存している。series 2 の目玉である防水と GPS は欲しい機能なので、きっと買う。

series 1 のバンドがあるので、series 2 に新しいバンドは要らない。バンドなしで買うことは出来ないのかな? 今はまだ情報が出ていない。バンドの購入も必須なら、ステンレス + スポーツ・バンドで予約すると思う。

Apple イベント 2016 速報

2016-09-08 (木) 02:00 に Apple のイベントが開催されて、Apple Watch seriese 2 と iPhone 7/7 Plus が発表された。iPad 及び MacBook Pro の発表は行なわれなかった。

今回は (も?) イベント前から多くのリーク情報があった。速報代わりに、各リーク情報との正誤表を作った:

Apple Watch 2

  • (正) 防水
  • (正) GPS 内蔵
  • (誤) LTE 内蔵

iPhone

  • (正) 名称 iPhone 7 / iPhone 7 Plus
  • (正) 防水・防塵
  • (正) ヘッドホン・ジャック廃止
  • (正) Lightning-オーディオ・ミニ・ジャック変換アダプター
  • (正) ワイヤレス・イヤホン (別売)
  • (正) ホーム・ボタンの物理ボタン廃止
  • (正) ホーム・ボタンの 3D タッチ対応
  • (正) ステレオ・スピーカー
  • (正) iPhone 7 に光学式手ブレ補正対応
  • (正) iPhone 7 Plus にデュアル・カメラ
  • (正) 日本で Apple Pay 開始
  • (正) Felica 対応
  • (正) 256 GB モデル
  • (誤) 名称 iPhone 6SE, iPhone 7 Pro
  • (誤) スマート・コネクター対応

あとがき

事前リークでかなりの内容が洩れていた。答え合わせをするだけで、イベントの発表の大半は分かってしまいそうなほど。個人的には、もっと外れるリーク情報があるかと思っていた。意外とほとんどのリーク情報が乗ってしまった。iPhone 7 は外観の変化こそ小さいけれど、ハードウェアの変化は大きいように感じた。

2016-09-06

XCode で編集中のファイルをプロジェクト・ナビゲーターに表示する方法

「知っていると便利なiOS開発Tips!」というスライドを読んでて、今までずっとやりたかったけど、やり方が分からなかったことの解答を得た。

やりたいことは、タイトルにある通り。XCode で編集中のファイルをプロジェプト・ナビゲーターに表示する方法。ショートカット・キーは

  • ⌘ + ⇧ + j (Cmd + Shift + j)

あとがき

ファイルの数が多くなってくると、プロジェプト・ナビゲーターも一望できなくなって、今編集中のファイルがどこにあるのか分からなくて辛かった。同じ階層のファイルをプロジェクト・ナビゲーターで眺めたいと思っても、思い通りに行かなくて困ってた。少し楽になれそう。

2016-09-05

ffmpeg でメディア・ファイルのコーデックを調べる

先日の mediainfo コマンドの記事に対して、ffmpeg でも同じことを調べられると教えてもらった。

試してみた:

$ ffmpeg -i ~/Movies/google_spreadsheet_1.mov
ffmpeg version 2.8.2 Copyright (c) 2000-2015 the FFmpeg developers
  built with Apple LLVM version 7.0.0 (clang-700.1.76)
  configuration: --prefix=/usr/local/Cellar/ffmpeg/2.8.2 --enable-shared --enable-pthreads --enable-gpl --enable-version3 --enable-hardcoded-tables --enable-avresample --cc=clang --host-cflags= --host-ldflags= --enable-opencl --enable-libx264 --enable-libmp3lame --enable-libvo-aacenc --enable-libxvid --enable-vda
  libavutil      54. 31.100 / 54. 31.100
  libavcodec     56. 60.100 / 56. 60.100
  libavformat    56. 40.101 / 56. 40.101
  libavdevice    56.  4.100 / 56.  4.100
  libavfilter     5. 40.101 /  5. 40.101
  libavresample   2.  1.  0 /  2.  1.  0
  libswscale      3.  1.101 /  3.  1.101
  libswresample   1.  2.101 /  1.  2.101
  libpostproc    53.  3.100 / 53.  3.100
Input #0, mov,mp4,m4a,3gp,3g2,mj2, from '/Users/ataka/Movies/google_spreadsheet_1.mov':
  Metadata:
    major_brand     : qt  
    minor_version   : 0
    compatible_brands: qt  
    creation_time   : 2014-04-29 11:10:42
  Duration: 00:02:40.05, start: 0.000000, bitrate: 1419 kb/s
    Stream #0:0(und): Video: h264 (Main) (avc1 / 0x31637661), yuv420p(tv, bt709), 682x516, 1402 kb/s, SAR 1:1 DAR 341:258, 60 fps, 60 tbr, 6k tbn, 50 tbc (default)
    Metadata:
      creation_time   : 2014-04-29 11:10:42
      handler_name    : Core Media Data Handler
      encoder         : H.264

なるほど。ビデオが H.264 (AVC1) だって分かった。mediainfo だと AVC とだけ出て来ていたけど、MPEG-4 AVC と H.264 は同じ規格だから特に気にする必要はないのかな。

あ、ffmpeg の出力は標準エラー出力に出るのか。less で眺める時は、気を付けないと。

$ ffmpeg -i ~/Movies/google_spreadsheet_1.mov 2>&1 | less

2016-09-04

最新 AUCTeX を Mac でコンパイルする

最新の AUCTeX を Mac でコンパイルする方法。

過去記事との違いは二点。AUCTeX のバージョン管理が cvs から git に変わったこと。Mac の TeX 環境に合わせて configure オプションを指定すること。

取得

Savannah (FSF の Git リポジトリ・ホスティング・サービス) から AUCTeX を取得する。

$ git clone git://git.sv.gnu.org/auctex.git

インストール

TeX のシステムが /usr/local/texlive/texmf-local に入っていたとする。

$ ./autogen.sh
$ ./configure --with-texmf-dir=/usr/local/texlive/texmf-local
$ make
$ sudo make install

以上。

あとがき

--with-texmf-dir のオプションが覚えられない。オプションなしで configure にディレクトリーの位置を教えることは出来ないものか? 良く分からないので、毎回オプションを指定している。

バージョン管理が Git に移行した。手元でテスト用ブランチの作成が出来るようになった。ありがたい。

2016-09-02

mediainfo でメディア・ファイルのコーデックを調べる

メディア (特に動画) ファイルのコーデックを調べる方法をメモ。

コーデックを調べるには mediainfo というコマンドを使う。mediainfo は Mac なら brew コマンドでインストールできる。パッケージ名が media-info なので注意。

$ brew install media-info

使い方は簡単。ファイル名を引数で渡すだけ。

$ madiainfo ~/Movies/google_spreadsheet_1.mov
General
Complete name                            : /Users/ataka/Movies/google_spreadsheet_1.mov
Format                                   : MPEG-4
Format profile                           : QuickTime
Codec ID                                 : qt
File size                                : 27.1 MiB
Duration                                 : 2mn 40s
Overall bit rate mode                    : Variable
Overall bit rate                         : 1 420 Kbps
Encoded date                             : UTC 2014-04-29 11:10:42
Tagged date                              : UTC 2014-04-29 11:10:52
Writing library                          : Apple QuickTime
com.apple.quicktime.make                 : Apple
com.apple.quicktime.model                : MacBookAir5,1
com.apple.quicktime.software             : Mac OS X 10.9.2 (13C1021)
com.apple.quicktime.creationdate         : 2014-04-29T20:10:41+0900

Video
ID                                       : 1
Format                                   : AVC
Format/Info                              : Advanced Video Codec
Format profile                           : Main@L3.1
Format settings, CABAC                   : Yes
Format settings, ReFrames                : 2 frames
Format settings, GOP                     : M=2, N=60
Codec ID                                 : avc1
Codec ID/Info                            : Advanced Video Coding
Duration                                 : 2mn 40s
Bit rate mode                            : Variable
Bit rate                                 : 1 403 Kbps
Maximum bit rate                         : 768 Kbps
Width                                    : 682 pixels
Height                                   : 516 pixels
Display aspect ratio                     : 4:3
Frame rate mode                          : Constant
Frame rate                               : 60.000 fps
Original frame rate                      : 25.000 fps
Color space                              : YUV
Chroma subsampling                       : 4:2:0
Bit depth                                : 8 bits
Scan type                                : Progressive
Bits/(Pixel*Frame)                       : 0.066
Stream size                              : 26.8 MiB (99%)
Title                                    : Core Media Video
Encoded date                             : UTC 2014-04-29 11:10:42
Tagged date                              : UTC 2014-04-29 11:10:52
Color range                              : Limited
Color primaries                          : BT.709
Transfer characteristics                 : BT.709
Matrix coefficients                      : BT.709

今回の例だと、コンテナーが MPEG-4、ビデオが AVC、オーディオなし、ということが分かった。確かこのファイル。Google Spreadsheet の使い方を説明するために、QuickTime で画面録画したもののはず。

あとがき

先日、拡張子が mp4 なファイルを開こうとしたら、クイックルックで再生できなかった。一体、何のファイルなんだろう? と思って調べるために使ったのがこのコマンド。結果、音声ファイルが AMR ナローバンドなのが良くない、となった。コーデックが分からなかったら、混乱していたかもしれない。動画ファイルは難しい。

コマンド一つで調べられるのも便利。

2016-09-01

ffmpeg で音声・ビデオのみを取り出す

ffmpeg を使って動画ファイルから音声だけ、もしくは、ビデオだけ抜き出す方法を教えてもらったのでメモ。

音声だけ抜き出すコマンドは次の通り:

$ ffmpeg -i input.mov -vn -acodec copy output.wav

ビデオだけ抜き出すコマンドは次の通り:

$ ffmpeg -i input.mov -an -vcodec copy output.mov

入力ファイルは input.mov。音声の出力ファイルの拡張子は、その動画の音声ファイルに合わせて適切に選ぶ。

-an は No Audio、-vn は No Video という意味かな。-acodec copy, -vcodec copy で音声/ビデオのコーデックをコピーしている。

あとがき

最近、動画ファイルをいじるのにこのコマンドを教えてもらった。意外と何度も使っている。その度に調べるのも面倒になったので、メモとしてブログの記事にした。

2016-06-14

WWDC 2016 - iOS 10

2016-06-14 (火) に開催された WWDC 2016 で、iOS 10 が発表された。iOS 10 のデベロッパー・プレビュー版は今日リリース、ベータ・リリースは 7 月開始。正式版のリリースは今秋を予定している。

ロック画面の刷新

ロック画面が刷新される。ロックしているにもかかわらず、様々なアクションが可能になる。

上からスワイプしてプッシュ通知センターを開く。3D タッチを使ってプッシュ通知の中身を見る。ウィジェットの中からビデオを再生する。などなど。

Siri を開発者に開放

サード・パーティー・アプリでも Siri を使った音声操作/入力が可能になる。Siri は CarPlay にも解放される。

WWDC では、次のアプリが Siri に対応すると紹介していた: チャットでは WeChat, Slack, WhatsApp。写真では Shutterfly, Pinterest。エクササイズでは MapMyRun, Runkeeper。決済では Square Cash。VoIP では Skype, Vonage。

QuickType の進化

QuickType がより賢くなる。QuickType は Apple の予測入力機能。現在地情報、連絡先情報などが予測候補に上がるという。

写真のメモリー

写真アプリに「メモリー」という新機能が付く。Apple 版 Google フォト「アシスタント」のようなもの。

自動でアルバムを作成してくれる。これには顔認識(新機能)、物やシーンの判別(新機能)、日付、場所といった情報がひも付けられ、ビデオ(スライドショー)も作ってくれる。

マップの刷新

大きく取り上げられていたのは、下からスワイプしてサジェスチョンを表示する機能。よく行く場所・カレンダーイベントが表示されるとのこと。

その他、ルート検索中のズーム対応、ダイナミック・ビュー、経路沿いの検索、CarPlay サポートなど。あと、マップ・アプリが開発者に開放されて、マップ・アプリから他のアプリを呼び出すことも可能になるとのこと。

音楽アプリの刷新

音楽アプリも刷新される。パッとデモを見た感じ、色々変わり過ぎてて良くなったのか判断つかなかった。実際使ってみないと、なんとも。

音楽再生中に歌詞が表示可能になる。

ニュースの刷新

UI を刷新。購読、Breaking News (目玉ニュース) 等の新機能も追加。日本ではいつ始まるのかな?

Home アプリ

HomeKit 対応デバイスを統合管理するアプリ。日本だと Hue が HomeKit 対応している代表的なデバイスになりそう。各種デバイスをグループ化して、操作することが可能。インターフォンの映像を、ロック画面上のホーム・アプリから確認する、というデモはかなり面白かった。日本で売ってるのかな? このインターフォン。

Home アプリは tvOS と watchOS にも対応する。

電話アプリ

いくつか新機能追加。ボイスメイルをテキスト起こししてくれる。スパム電話を検知する。など。

iMessage 刷新

一番面白かったかも。新機能満載。LINE みたいな気軽さ・楽しさが追求されたアプリに生まれ変わっていた。

  • リッチリンク: リンク先情報をプレビュー
  • 大きな絵文字
  • テキストから絵文字へ変換
  • バブル・エフェクト: 吹き出しを大きくしたり小さくしたり...
  • Invisible Link: 指でなぞるまで、中身が見えない!
  • TapBack: 相手のメッセージにハートとかを付けられる
  • 手書き機能
  • Full Screen Effects: 全画面にエフェクト追加 (ゆらしたり、背景アニメーション付けたり)

色々すごかった。

WWDC 2016 - macOS Sierra

2016-06-14 (火) に開催された WWDC 2016 で、macOS Sierra が発表された。Mac 用 OS の名称は、本 WWDC から OS X に代わり、macOS となった。コードネームは Sierra。macOS のデベロッパー・プレビュー版は今日リリース、ベータ・リリースは 7 月開始。正式版のリリースは今秋を予定している。

Sierra はカリフォルニア州を走るシエラネヴァダ山脈 (Sierra Nevada) のことかな?

Auto Unlock

Apple Watch で Mac のロックを解除する機能。サード・パーティー・アプリでは MacID などが同様の機能を提供している。

Universal Clipboard

iOS - macOS 間でコピー/ペーストを共有する機能。テキストだけでなく、画像・動画のコピペが可能。

iCloud Drive

Mac のフォルダーを iCloud 経由でアクセスする機能。

Optimized Storage

ストレージの自動管理機能。古くて使わないファイルを自動で iCloud に移動したり、不要とされるファイルを自動でゴミ箱に入れてくれる機能。Mac の残り容量が気になる人には朗報。値段の高い SSD を買うか、iCloud の容量アップを行なうか。2 つの選択肢ができたってことかな。

Apple Pay on the web

Safari での購入を iPhone の Touch ID (Apple Pay) 経由で行なう機能。対応サイトには「Buy with Apple Pay」のボタンが現れる。ただし、日本ではまだ Apple Pay が始まっていない。現在使える国はアメリカ・カナダ・オーストラリア・シンガポールの 5 か国。スイス・フランス・香港が利用国に名を連ねることが発表されている。

Tabs

すべてのアプリでタブ機能が利用可能になる。アプリ開発者の対応は不要とのこと。

Picture in Picture

iPad (Pro) でおなじみの動画再生のピクチャー・イン・ピクチャー機能が macOS でも使えるようになる。

Siri on macOS

Siri が macOS にやって来る。起動は Siri アプリのタップもしくは「Hey Siri」から。デモでは、ファイルの検索・ネットでの画像検索・音楽の再生を行なっていた。利用中のアプリを「そのまま」に検索や他アプリの制御ができるのはかなり良さそう。

あとがき

macOS Sierra の新機能にド肝を抜かれることはなかった。どちらかと言うと、今まで不便に思っていた機能が補充された感じ。Siri と Apple Pay を除けば、サード・パーティー・アプリでなんとか対応できないこともなかった。それが OS の一機能として提供されるのは嬉しい。Sierra になじんだら、古い OS X には戻れなさそう。

WWDC 2016 - tvOS

2016-06-14 (火) に開催された WWDC 2016 で、新 tvOS が発表された。新 tvOS のデベロッパー・プレビュー版は今日リリース、正式版のリリースは今秋を予定している。

新しいリモート・アプリ

iOS から Apple TV を操作するためのアプリ「リモート」。このアプリが刷新される。

最大の特徴は Siri をサポートすること。iPhone でリモート・アプリを起動して、Siri から Apple TV を操作することが可能になる。便利そう。

デモではキーボード入力の UI も変更されているのが見えた。

YouTube 検索

Siri で YouTube の検索も可能になるらしい。

ライブ・チャンネル

ライブ放送を行なうチャンネルが新たに追加される。日本で見られるものは... どれくらいあるのかな。

また、ライブ放送の Siri 検索も可能になる。

Single sign-on

配信コンテンツごとのログインが不要になる。

iPhone などでインストールしたアプリが tvOS に対応していれば、Apple TV にもインストールされる。

落ち穂拾い

  • 新しいコントローラー: 4 つの新しいコントローラーが発売される (らしい)

あとがき

目を引く機能はなかったかな? YouTube の検索が出来るようになるのは少し楽しみ。

WWDC 2016 - watchOS 3

2016-06-14 (火) に開催された WWDC 2016 で、watchOS 3 が発表された。watchOS 3 のプレビュー版は今日リリース、正式版のリリースは今秋を予定している。

アプリ起動とアプリ・スイッチ

watchOS 3 では、アプリ起動が速やかになる。watchOS 2 と比べると 7 倍ものスピード・アップを図る。

watchOS 3 はアプリ・スイッチャーも提供される。アプリ画面でサイドボタンを押すと、iOS 8 風のアプリ・スイッチャーが現れる。スワイプして別アプリに移ることが可能になる。watchOS 2 ではデジタル・クラウンを押して、アプリ一覧から選び直す必要があった。アプリ・スイッチャーのおかげで、随分と手間が減る。

この他、バックグラウンド・アップデートも可能になるとのこと。

ウォッチ・フェイス

新しいウォッチ・フェイスが登場する。1 つは Numerals と呼ばれるもの。アナログ時計の針と「時 (Hour)」のデジタル表示だけを行なうシンプルなウォッチ・フェイス。もう 1 つは「ミニー・マウス」。おなじみ「ミッキー・マウス」のフェイスに加えてミニーもやって来た。

ウォッチ・フェイス上にアクティビティを大きく表示することも可能になる。デモを見た感じだと、新しいウォッチ・フェイスというより、既存のウォッチ・フェイスの中に「大きなアクティビティ表示」ができるように見えた。

最後にウォッチ・フェイスの切替がスワイプ一つで行なえるようになる。watchOS 2 では、画面をフォース・タッチしないと切り替えられなかった。カスタマイズして自分好みのウォッチ・フェイスを作り上げる、というより、色々なウォッチ・フェイスをシチュエーションに合わせて切り替えて使うことをイメージしているのではないかと思う。

手書き入力

メッセージの返信オプションに「Scribble」という新機能が付く。ウォッチの画面上で手書き入力が出来る、というもの。一文字一文字を認識させてゆく。デモでは英語と中国語の文字入力が行なわれた。アルファベット圏はおおむねサポートするんじゃないかな? 中国語の入力では漢字を描いていたので、日本語もサポートしそうな気もする。期待。

SOS

緊急電話を Apple Watch から行なう機能が追加される。サイドボタン長押しすると、Apple Watch 終了メニューが現れる。そのメニューの中に「SOS」という項目が追加される。これを選ぶと緊急電話番号に電話をかけることが可能。電話番号先は現在地の番号が自動で選ばれるらしい。日本では 110 になるのかな? 119 になるのかな?

Breathe

深呼吸を促す新アプリ。アクティビティ・アプリの「スタンド」に近い。深呼吸をすると、ストレスを減らしたり、体をリラックスさせたりして、長期的な健康に良いらしい。時間は 1 分くらい? 回数は 1 日に何回か? なのかな。

落ち穂拾い

  • Activity Sharing: アクティビティを家族や友達とシェアする機能。モチベーションの維持などに...。メッセージの送信も可能
  • Roll: 車椅子用のアクティビティ
  • コントロール・センター: 新 UI
  • タイマー: プリセット・タイマーをサポート

あとがき

アプリの高速起動がなにより熱い。Apple Watch でアプリを起動すると、待たされることが多かった。そのせいで iPhone から利用なんてこともあった。サクッと起動してくれるなら、使うアプリが増えそう。Swarm とか、Hue とか、タイマーとか。

ウォッチ・フェイスが簡単に切り替えられるようになるのも嬉しい。ぼくは普段ユーティリティをメインに使っているのだけど、休日には気分を変えてモーションやタイムプラスにしている。でも、切替に一手間かかると、ウォッチ・フェイスを変える回数も減っちゃう。その手間が少なくなる、ということで楽しみ。

2016-04-14

Kindle Oasis 予約開始

Amazon が新しい Kindle 端末 Kindle Oasis を 2016-03-13 (水) に発表し予約を開始した。少しためらったあと、購入ボタンを押した。

Kindle Oasis Wi-Fi バッテリー内蔵レザーカバー付属 ウォルナット(スウェード)

Kindle Oasis は Kindle 端末の最上位機。Kindle, Paperwhite, Voyage の上に位置する。発売予定日は 2016-04-27。価格は 37,980 円 (キャンペーン情報なし/Wi-Fi モデル)。バッテリーを内蔵したレザーカバーが付属する。カラーは 3 色; ウォルナット(スウェード)、ブラック、メルロー。

Kindle Oasis のウリは薄さ、軽さ、長時間バッテリー。ハンドグリップ側に集まったページめくりボタン。一つ一つ簡単にまとめてみる。

  • 薄さ: Oasis には厚い部分と薄い部分がある。最も薄い部分は 3.4mm。厚い部分は 8.5mm でこれはグリップする側。今までで一番薄かった Voyage の 7.6mm より「薄い部分」がある。最厚は Kindle の 10.2mm。
  • 重さ: Oasis は 131g (Wi-Fi モデル)。今までで一番軽かった Voyage の 180g より 50g 近く軽い。最重は Paperwhite の 205g。
  • 第時間バッテリー: バッテリー内蔵のカバーを装着するという条件の下で数か月。過去のモデルはいずれも数週間だった。
  • ハンドグリップ: ページめくり用のボタンは Voyage で初めて導入された (過去の Kindle にもあったと言えばあったけど、日本では発売されていない)。Voyage のページめくりは端末の左右に置かれていた。Oasis では片方にボタンを集めている。片手で Oasis を持つ時、親指だけでページの順送り、逆送りができる。右手から左手に持ちかえた場合は、Kindle が感知して上下を回転させる。

細かい所では LED の数が、Paperwhite 4 個、Voyage 6 個だったところ Oasis 10 個と増えている。

スペックでの不満は二点。一点目はディスプレイ解像度が 300ppi なこと。Paperwhite, Voyage と変わらない。少しでも上がることを期待していた。二点目は Wi-Fi。802.11 b/g/n に対応。これも他のモデルと変わらない。うちは 802.11an しか使っていないので困る。そろそろデュアルバンド対応のルーターに買い換えるのが良いかなー。

あとがき

Kindle Paperwhite を 2012-10-27 に予約購入した。日本で発売された Paperwhite モデルの最初期型。以来、3 年半使い続けてきた。

Kindle は良い。特に長編小説を読むのに愛用している。電子インクのおかげで発光が少なく目が疲れない。他のタブレットと比べて軽く、スマートフォンより少し大きなサイズは、文庫本を読む感覚に近い。

ただ、長編だと後半に入って動きがニブくなることもあった。旧世代品の限界か。パワー不足に感じる時が多数。ミステリーで犯人が分かるクライマックスで、次のページが開くのに数秒ラグが出来るのは耐え難いものがあった。

Voyage が出た時、購入ボタンの上まで指を持っていって値段の高さにおののき引き下がった。Oasis は Voyage より値段が高めで、値格差をひっくり返すほどの魅力を感じなかった... というのが正直な感想。そこに Kindle 買い換えの物欲がぼくの背を押して、気がついたら予約が終了していた。良い買い物をしたと思うことにしたい。

2016-04-05

iPad Pro 9.7 インチが届くまで...

Untitled

Apple の iPad Pro 9.7 インチが 2016-03-31 (木) に国内発売を開始した。予約開始となった 2016-03-24 (木) 16:01 と同時に注文をして、2016-04-03 (日) に届いた。到着までの流れを残しておく。

到着までの流れ

iPad Pro 9.7 はヤマト運輸により配送された。配送記録は次の通り:

  • 2016-03-30 13:54 深セン支店 (中国) 海外荷物受付
  • 2016-03-31 11:22 深セン支店 (中国) 海外発送
  • 2016-04-02 12:15 ADSC 支店 荷物受付
  • 2016-04-02 12:15 ADSC 支店 発送
  • 2016-04-02 20:19 羽田クロノゲートベース 作業店通過
  • 2016-04-03 01:24 東京ベース店 作業店通過
  • 2016-04-03 07:57 台東松が谷センター 配達店到着
  • 2016-04-03 11:00 荷物到着

そういえば、今回、どっかのサイトで「ADSC」は Apple Delivery Support Center の略という話を知った。今まで何の略か気になっていたので、喉元の骨が取れた思い。

あとがき

毎回、Apple の新商品を買うと「届くまで」エントリーを書いている。今回、この蓄積が役に立った。というのも、Apple が最初に提示した到着予定日は最短で 2016-04-04 だったから。でも過去のデータを見直して、2016-04-03 着もあると予想した。そして予想通り、2016-04-03 に iPad Pro がやってきた。ドタバタしなくて済んだ。

ここで、「日曜日に休みを入れなかった」「到着と同時に iPad Pro の設定を行なった」と書ければかっこいいんだけど、疲れが溜まってて宅配便のベルで起きて、荷物を受け取ったら二度寝しちゃった。結局、iPad Pro を箱から出したのは日曜日の夜中。ママナラヌものよ。

ref.

2016-03-22

iPad Air 2 と iPad Pro 9.7/12.9 インチのスペック比較

2016-03-22、アップル・イベントにおいて iPad Pro 9.7 インチが発表された。そこで、同じ画面サイズである iPad Air 2 と iPad Pro 9.7 インチ、そして同シリーズの iPad Pro 12.9 インチのスペックを比較してみた。

iPad Air 2 と iPad Pro 9.7 / 12.9 インチの比較

例にって、他者より優れている点を青字にした。

iPad Air 2iPad Pro (9.7)iPad Pro (12.9)
プロセッサーApple A8XApple A9X + M9
メモリー2 GB?4 GB
ディスプレイ9.7 インチ (2048 x 1536)12.9 インチ (2,732 x 2,048)
True Tone ディスプレイYES
解像度264 ppi
バックカメラ8MP12 MP8MP
バックカメラ (ビデオ撮影)1080p HD4K1080p HD
フロントカメラ1.2MP5M ピクセル1.2MP
フロントカメラ (ビデオ撮影)720p HD
Live PhotosYES
ジャイロスコープあり
GPSあり
気圧計あり
指絞認証Touch ID 第1世代Touch ID (第2世代)
NFCあり
Qiなし
高さ240 mm305.7 mm
169.5 mm220.6 mm
厚さ6.1 mm6.9 mm
重量437 g713 g
コネクターLightning コネクター
スピーカー2 個4 個
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac, MIMO
Bluetooth4.04.2
通信3G + 4G (LTE)

あとがき

iPad Pro 9.7 インチは iPad Air 2 と同じサイズ・同じ重さ。iPad Pro 12.9 インチが大きくなった分、初代 iPad クラスに重くなったので、iPad Pro 9.7 インチの重さが前と変わらないのはありがたい。

その他の項目に目を向けると、おおむね iPad Pro の機能を踏襲しているけれども、ディスプレイとカメラが強化されている点が目をひく。ディスプレイにおける True Tone ディスプレイの対応、カメラにおけるピクセル数の増加及び 4K ビデオ撮影対応はその最たるもの。

iPad Air 2 から比べると iPad Pro 9.7 インチは、ディスプレイ・カメラ・スピーカーが強化されて Apple Pencil と Smart Keyboard に対応したことになる。1 年半弱の進化としては、かなりのものじゃないかな!

iPhone 5s と iPhone 6s と iPhone SE のスペック比較

2016-03-22、アップル・イベントにおいて 2 年振りとなる 4 インチ iPhone が発表された。そこで、新しく発表された iPhone SE (4 インチ iPhone) と最新の iPhone 6s、それから最後の 4 インチ・モデルだった iPhone 5s のスペックを比較してみた。

iPhone 5s と iPhone SE と iPhone 6s の比較

例にって、他者より優れている点を青字にした。

iPhone 5siPhone SEiPhone 6s
CPUApple A7 + M7Apple A9 + M9
123.8mm138.3mm
58.6mm67.1mm
厚さ7.6mm7.1mm
重さ112g113g143g
画面サイズ4.0inch4.7inch
ディスプレイ1136x640 (326ppi)1334x750 (326ppi)
3D TouchYES
iSight カメラ8 MP (1080p HD ビデオ)12 MP (4K ビデオ)
FaceTime カメラ1.2 MP (720p HD ビデオ)5 MP (720p HD ビデオ)
Wi-Fi802.11 a/b/g/n802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac, MIMO
Bluetooth4.04.2
Touch ID第1世代第2世代
NFCYES
気圧計YES

iPhone 5s と iPhone SE では、CPU の性能が 2 倍、GPU の性能が 3 倍になっている。

あとがき

iPhone SE は iPhone 6s から 3D タッチ機能を除いてディスプレイ・サイズを小さくしたもの、と言っていかな? iPhone 6s がわずかに薄いというのは面白い。

iPhone SE と iPhone 5s の間には 2 年の歳月がある。iPhone 5s の Wi-Fi が 802.11ac に対応していなかったというのは軽い驚きを覚えた。iPhone SE になって ApplePay にも対応したけれど、日本ではまだサービスが始まっていない。日本へのサービス・インはいつかな?

ぼくは iPhone 6 Plus を使い始めてから大きな画面に慣れて、iPod Touch (第 6 世代; 4 インチ) のキーボードが「小さすぎる」と思うようになってしまったので、もう iPhone SE には戻れない。1 年前まで 4 インチ iPhone より大きなディスプレイは触っていなかったというのに。自分のことながら、変わるものだと面白く思った。

Apple Events 'Loop You In' まとめ — 新iPhone,iPad

2016-03-22 (火) 午前 2 時からアップル社のイベントが開かれた。新製品として、4 インチ・サイズの iPhone (iPhone SE) と iPad Pro の 9.7 インチ・サイズ版の発表が行なわれた。主なトピックをまとめた。

Apple Watch の値下げと新バンド

Apple Watch Sports の最低価格が $349 から $299 に引き下げられた。$50 の引き下げ。無印 Apple Watch の値段が下がるかどうかは分からない。

新バンド「ウーブンナイロン」が発表された。価格はスポーツバンドと同じ 5,800 円。色は 7 色展開。この他、スポーツバンドやミラネーゼループ・バンドに新色が追加された。

Apple TV — tvOS 9.2

tvOS のアップデート (tvOS 9.2) が今日リリースされる。新機能は以下の通り:

  • Siri を使った文字入力
  • App Store の Siri 対応
  • iCloud Photo Library のサポート
  • Live Photos のサポート
  • フォルダー機能

tvOS のフォルダー機能は嬉しいかもしれない。沢山、アプリやゲームを入れている人なら。

iPhone SE

4 インチ・サイズの iPhone が発表された。名前は iPhone SE。SE が何の略かは分からない。2016-03-24 予約開始、2015-03-31 発売。価格は 16GB モデルが $399、64GB モデルが $499。色はゴールド、シルバー、スペースグレー、ローズゴールドの 4 色展開。性能は iPhone 6s 相当。主要スペックは下記の通り:

  • CPU: A9 + M9
  • カメラ: 12MP (True Tone Flash, 4K ビデオ撮影対応)
  • Touch ID + Apple Pay
  • 802.11 a/b/g/n/ac
  • Bluetooth 4.2

CPU は iPhone 6s が搭載している A9 + M9 チップを採用。M9 モーションプコロセッサーによって、Siri のハンズフリー機能が使えるようになった。

iOS 9.3

iOS 9.3 が今日、リリースされる。新機能は以下の通り:

  • ナイトシフト・モード
  • Notes アプリがパスコード対応
  • Health アプリにおすすめアプリ紹介機能
  • News アプリにトップ・ストーリーとエディターズ・ピックス
  • iPad in Class Room (教育機関向けマルチアカウント対応)

ナイトシフト・モード (Night Shift) はディスプレーの色を暖色系に切り替える機能。夜に明るいブルーライトを見ていると、生体バランスが崩れてしまうのを防ぐ。日の出・日の入の時間をトリガーにオン/オフの切替ができる。

この他、CarPlay 機能も進化したらしい。CapPlay の Apple Music が New や For You に対応したとか。Maps 機能が向上したとか。CapPlay は使っていないのでよく分からない。

iPad Pro 9.7 インチ

9.7 インチ・サイズ (iPad Air 2 と同じサイズ) の iPad Pro が発表された。名前は iPad Pro 9.7 インチ。MacBook Air に 11 インチ・モデルと 13 インチ・モデルがあって、ディスプレイ・サイズの違いだけで区別するように、iPad Pro シリーズもディスプレイ・サイズの違いだけでモデル名を表すっぽい。

2016-03-24 予約開始、2015-03-31 発売。価格は 32GB モデルが $599、128GB モデルが $749、256GB モデルが $899。色はゴールド、シルバー、スペースグレー、ローズゴールドの 4 色展開。主要スペックは下記の通り:

  • ディスプレイ: 9.7 インチ; True Tone ディスプレイ
  • スピーカー: 4 つ
  • CPU: A9X + M9 (Siri ハンズフリーに対応)
  • 背面カメラ: 12MP; 4K ビデオ撮影
  • 前面カメラ: 5MP; HD ビデオ撮影

基本は iPad Pro 12.9 インチのスペックを 9.7 インチ・サイズに入れたものと理解していい。新しい機能は 1 つ。True Tone ディスプレイと呼ばれるもの。4 つの環境光センサーを使って、周囲の光に合わせてディスプレイの色と明度を変えるという。同じ色を見ていても、周りの明るさ・色温度によって「人の目」は見た目の印象を変えてしまう。True Tone ディスプレイは、そんな環境の差異を小さくする。

iPad Pro 9.7 インチは Apple Pencil に対応するほか、9.7 インチ専用の Smart Keyboard も発売される。

新社屋

最後に Apple 社の新社屋が発表された。

あとがき

iPhone SE はディスプレイ・サイズが 4 インチで 3D Touch 非対応な iPhone 6s。iPhone 5s から 2 年ぶりとなる 4 インチ・モデルということで、待ってた人も満足なのかな?

iPad Pro 9.7 インチは iPad Pro の小型版と考えると新しさはないけれど、iPad Air 2 の後継と考えると強化ポイントがたくさんあってワクワクする。Twitter の反応とか見てると、クールな受け取られ方していて意外。iPad Air 2 から移った人は戻れなくなる気がすると思うけだけど...

あと、iPad Pro 12.9 インチのリリースから半年も経っていないのに、ディスプレイに新テクノロジー (True Tone ディスプレイ) を導入しているのは凄いと思った。

Apple Event アプリ (for Apple TV) を入れた

Apple TV アプリのおススメに「Apple Events」アプリがあったので入れてみた。

アップル・イベントのストリーミング放送を Apple TV から見られるアプリ。

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今まで、MacBook Air でストリーミング・サイトを開いて、HDMI ケーブルを Mac からディスプレイに挿して、デュアル・ディスプレイの一方を Apple イベント・ストリーミング再生のために最大化する... ってことをやっていた。

これが Apple TV を起動して、アプリを選ぶだけで見られるようになったんだから、すごく楽。考えてみたら、Apple TV を買ってから初めての Apple Event なので、Apple TV が活躍するのも初めて。いいな、コレ!

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2016-03-21

最近、オーディオ・チェックに使っている音源 (2016)

先月、友達に「オーディオのリファレンス CD 的なリスト」で「クラシック以外のもの」をリクエストされた。遅くなっちゃったけど、ここ最近利用頻度の高い CD を並べてみる。なお、オーディオ・チェックで昔からよく使っている曲 (ワルター指揮コロンビア交響楽団によるベートーヴェンのコリオラン序曲やノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレーヤーズによるモーツァルトのレクイエムなど; おっとどれもクラシック曲)、オーディオ業界で有名な曲 (イーグルスのホテル・カリフォルニア etc.) は除外した。

Bob Baldwin — Bad

Never Can Say Goodbye
Never Can Say Goodbye

ボブ・ボールドウィンによるマイケル・ジャクソンへのトリビュート・アルバム「Never Can Say Goodbye」から 1 曲目「Bad」。スムース・ジャズにアレンジされたマイケル・ジャクソンの曲を楽しむ。

冒頭のピアノが深い低音を鳴らす。ピアノという楽器の低音の響き、残響の残り方をチェックしている。

S.M.V. — Thunder

Thunder
Thunder

スタンリー・クラーク (Stanley Clarke)、マーカス・ミラー (Marcus Miller)、ヴィクター・ウッテン (Victor Wooten) という三強ベーシストが組んだアルバム。アーティストの S.M.V. はベーシストのファースト・ネームを並べたもの。

これだけ書けば自ずとこのアルバムのコンセプトも見えるというもの。ベーシスト 3 人が時に烈しく、時にメロディアスにベースを鳴らしまくる。どの曲も聴きばえするので、特にお気に入り 2 曲目の「Thunder」を選んだ。

ピアノとは違う、ベース特有の弾けるような低音を聴く。こもらない低音、アタック感、スピード感、をチェックしている。三人の立ち位置が変わらないので、左・中央・右の定位チェックにも使える。低音がちゃんと鳴らせている前提になるけれども。

Eva Cassidy — Tennessee Waltz

Imagine
Imagine

エヴァ・キャシディのアルバム「Imagine」から 8 曲目「Tennessee Waltz」。

ギターとボーカルだけのシンプルな構成。パティ・ペイジのカントリー/ポップスの名曲を歌い上げる。何度、オーディオ・ショップで聴いたか分からない。

オーディオとしてどこに聴きどころがあるのかと言われると難しいのだけど、エヴァの魂を聴け、としか言えない。「I remember the night and the Tennessee Waltz」のくだりで心が震えるか!?

Carol Kidd — When I Dream

All My Tomorrows
All My Tomorrows

キャロル・キッドのアルバム「All My Tomorrows」から 7 曲目「When I Dream」。

こちらもギターとボーカルだけのシンプルな構成。バラードらしいバラード。女性ボーカルに集中することができる。

ボーカルがスッとセンターに立つ。センターの定位をチェックしている。

Hayley Westenra — River of Dreams

Pure
Pure

ヘイリー・ウェステンラのヒット・アルバム「Pure」から 4 曲目「River of Dreams」。この曲は、ヴィヴァルディの四季から「冬」のメロディーをアレンジして詩をつけたもの。

ヒット・アルバムなのでお店や友達が持っている確率が高いし、耳馴れたメロディーなので覚えやすく分かりやすいというのもある。でも、何と言ってもヘイリーの透明感ある (リヴァーヴが適度にかかった) 女声ボーカルの聴きやすさが選ぶ理由。

ヴィヴラートのほとんどかからない女性ボーカルを引き出せているか? 声のハリと芯そして残響をチェックしている。

Michael Jackson — Heal the World

Dangerous (2015)
Dangerous (2015)

マイケル・ジャクソンの名アルバム「Dangerous」から 7 曲目「Heal the World」。

マイケルの歌声をシルキーに表現できれば文句なし。そんなオーディオに到達するのにどれだけの努力が要ることか。少くとも、ぼくはその境地に達していない。マイケルの曲はどれも良く練られているので、お気に入りの曲なら何でもオーディオのリファレンス CD になると思う。「Bad」でも、「In the Closet」でも、「Black or White」でも、「Smile」でも。

「Heal the World」で特に聴くなら曲が始まる前。少女の小さな声。「I think about the generations and...」で始まる語り。これが鮮明に聞こえるか。台詞として聞こえるか。少女の背後から聞こえる子供たちの声は聞きとれるか。何かカッ、カカと落ちた音の素材の質感が伝わるか。というあたりをチェックしている。

風の伝説 from 「《風の谷のナウシカ》から 5 つのメロディー」藤原真理

風-Winds~ナウシカの思い出に捧げる
風-Winds~ナウシカの思い出に捧げる

チェリスト藤原真理のアルバム「風 — Winds 〜 ナウシカの思い出に捧げる」から 1 曲目「風の伝説」。

「風の伝説」は組曲「《風の谷のナウシカ》から 5 つのメロディー」の第 1 曲目 (3 曲目の「レクイエム」も素晴らしい!)。チェロとピアノの二重奏曲。

チェロが空間にポッと現れる。奥行きを含めた空間性を表現できるか、チェロを弾く弦の動きが見えるかをチェックしている。

世界の約束 〜 人生のメリーゴーランド from 「ハウルの動く城」サントラ

ハウルの動く城 サウンドトラック
ハウルの動く城 サウンドトラック

ジブリ映画「ハウルの動く城」のサウンドトラックから 26 曲目「— エンディング — 世界の約束 〜 人生のメリーゴーラウンド」。

主にピアノを伴奏にして歌う倍賞千恵子の「世界の約束」とオーケストラがメインで奏でられる「人生のメリーゴーラウンド」のメドレー。

ピアノ、女性ボーカル、オーケストラが適度なバランスで入っている。一曲で複数の要素をチェックできる。自分のオーディオをチェックするというよりも、店や友達の家でオーディオの素性を知るのに使っている。

The Quidditch World Cup from 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」サントラ

ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと炎のゴブレット

映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のサウンドトラックから 3 曲目「Quidditch World Cup」。

映画では、曲名の通り「クィディッチ・ワールド・カップ」のオープニングでかかった。ワールドカップと名付けるだけあって、祝祭的な派手な楽曲。

花火をイメージさせる太鼓の音に注目。音の立ち上がりがハッキリしているかをチェックしている。

Why So Serious? from 「ダークナイト」サントラ

The DARK KNIGHT
The DARK KNIGHT

映画「ダークナイト」のサウンドトラックから 1 曲目「Why So Serious?」。

前後左右と動き回る音。打ち出されるピアノの低音。時計の針の音のように聞こえるスティック音。オーディオ・チェックの要素にこと欠かない。

こと 3 分 27 秒から 4 分前半で低音の「音階」が聞きとれるかどうかは、オーディオの低音チェックにもってこい。

Bounce Bounce from 「SILFRA」Hahn and Bertelmann

Silfra
Silfra

クラシック界の女流ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンがハウシュカと組んだ異色アルバム「Silfra」。ハウシュカ (Hauschka; Volker Bertelmann の別名) はドイツの作曲家でプリペアード・ピアノの奏者。プリペアード・ピアノはピアノの弦に木や金属を挟んで音色を音程を変えたピアノ。

ジャンルは現代音楽。聴く人を選ぶ。ハーンが弾いているからと、普通のクラシック音楽を期待して聴くとかなり驚く。どちらかと言えばピンク・フロイドとかが好きな人向けかも。

プリペアード・ピアノというピアノらしくないピアノの響き、広い空間に (ミキシングによって?) 配置される音の動きを聴く。曲単位ではなく、アルバムを通して「楽しむ」アルバム。なので一曲だけ選ぶことはしたくない。しいて言うなら、2 曲目の「Bounce Bounce」かな。音が弾ね回り、動き回る姿を見て、面白いと思えれば...

オーディオ・セッティングを終えた後、最終確認として流して楽しんでる。

あとがき

以上 11 曲。オーディオ向け楽曲の簡単な紹介と、自分がオーディオ・チェックで気にかけている点を挙げてみた。

ダークナイトのサントラやボールドウィンの「Bad」のように初めて聴いた時からオーディオ・チェックに使えると思った曲もあれば、ヘイリーの「River of Dreams」やハリー・ポッターのサントラのように CD を持っていたけどオーディオ・チェックに使えると後になって気づいた曲もある。キャロル・キッドの「When I Dream」やハウルのサントラのように人から教えてもらった曲もあれば、風の伝説やシルフラのように Apple Music で出会った曲もある。

このエントリーが、見知らぬ一曲を知る一助になれば嬉しい。

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