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2022-09-08

Apple イベント Far out で新 Apple watch, AirPods, iPhone が発表された

2022-09-08 (木) 02:00、Apple はイベント Far out を開いて新型 Apple Watch と AirPods Pro、そして新 iPhone の発表を行なった。

今回発表された新製品は次の通り:

  • Apple Watch Series 8
  • Apple Watch SE (第2世代)
  • Apple Watch Ultra
  • AirPods Pro (第2世代)
  • iPhone 14 / iPhone 14 Plus
  • iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max

各プロダクトについて簡単にまとめる

Apple Watch Series 8

Apple Watch Series 8 が発表された。色はアルミニウム・モデルがミッドナイト、スターライト、シルバー、(PRODUCT) RED の 4 色展開; ステンレススチール・モデルはシルバー、ゴールド、グラファイトの 3 色展開。チタニウム・モデルは発売されなくなった (後述の Apple Watch Ultra がチタニウム・モデルで提供)。予約開始は 2022-09-08、販売開始は 2022-09-16。

Apple Watch Series 8 では皮膚温センサーが追加された。いわゆる体温計センサー。センサーは 2 つ搭載される。1 つは背面クリスタル部分に、もう 1 つはディスプレイのすぐ下に。2 つセンサーで外部環境の偏りを減らし精度を高めるという。センサーの精度は 0.1 度単位。

皮膚温センサーは周期記録アプリと連携して、女性の基礎体温の測定を行なってくれる。また、体温情報から推定される過去の排卵日や生理不順について通知を飛ばしてくれるようになる。

Apple Watch Series 8 ではジャイロスコープと加速度センサーもアップデートされた。加速度センサーは最大 256G の加速度まで検出が可能なものに変更されている。

これらの新しいセンサーを使って、車の衝突事故検出が可能になる。転倒検出機能と同じように、車の衝突事故に遭ったら Apple Watch が緊急通報サービスに連携をしてくれる。対象となるのは走行中のみで、事故の種類は正面衝突・側面衝突・追突・横転をサポートする。

イベントでは、watchOS 9 の新機能も 2 つ発表された。

1 つ目は低電力モード。起動する機能を限定することで、通常最大 18 時間しか保たないバッテリーを、最大 36 時間まで保つようにする。起動する機能はアクティビティの記録や転倒検出など。watchOS 9 を搭載した Series 4 以降の Apple Watch で利用可能になる。

2 つ目は国際ローミング対応。セルラー版の Apple Watch が海外でも通話可能になる。利用するには iPhone のローミング・プランに Apple Watch を追加する。対応する通信事業会社のロゴの中に、日本の SoftBank があった。au と DoCoMo は対応するかどうか分からない。watchOS 9 を搭載した Series 5 以降の Apple Watch で利用可能になる。

Apple Watch SE (第2世代)

Apple Watch SE の第2世代が発表された。色はシルバー、ミッドナイト、スターライトの 3 色展開。予約開始は 2022-09-08、販売開始は 2022-09-16。

チップは Series 8 と同じ S8 チップ。背面を再設計してナイロン複合材で作るようにした。

Apple Watch Ultra

Apple Watch Ultra が発表された。通常利用の Apple Watch から一歩進んで、より苛酷な環境での業務やスポーツに対応したモデル。チタニウム製のみの提供。カラー展開なし。GPS + Cellular モデルのみ (GPS モデルは提供なし)。予約開始は 2022-09-08、販売開始は 2022-09-23。価格は 124,800 円 (税込)。

Apple Watch Series 8 との違いは次の通り:

  • 49 mm ディスプレイ
  • 大きなデジタルクラウンと突出したサイドボタン
  • アクションボタン
  • デュアル・スピーカー
  • 3 マイクアレイ
  • 2周波 GPS
  • 水温センサー搭載の水深計
  • 防水 (WR100 + EN13319)
  • 36 時間バッテリー

ディスプレイ・サイズは Series 8 の 45mm より大きな 49 mm。

デジタルクラウン、サイドボタンの変更は手袋をしたままでも操作しやすいように、とのこと。アクションボタンはサイドボタンと逆側の位置に新しくついたボタン。カスタマイズ可能で、ワークアウトを起動するなどといったことが可能になる。

スピーカーにはサイレン機能が追加される。アクションボタン長押しで、86 デシベル (180 m 先にも届く) の音を出す。

Series 8 では 1L GPS のみを使っているところ、Ultra では最新の 5L GPS と従来の 1L GPS を使う 2 波 GPS に対応。より精度の高い位置情報を取得する。

防水は Series 8 の 50m を上回る 100m 防水。ダイビングの国際技術標準規格である EN13319 に準拠。水温センサー搭載の水深計が追加され、水の中に入ると自動的に水深・水中にいる時間・水温を自動計測する。Huish Outdoors 社と Apple が協同開発したスキューター・ダイビング用アプリ Oceanic+ アプリが今秋後半リリース予定。

バッテリーは Series 8 の 18 時間の倍の 36 時間。今秋後半公開予定のバッテリー最適化設定を使うことで、最大 60 時間まで伸ばすことが可能。

バンドは目的別に 3 種用意。探検化向けのアルパインループ、海向けのオーションバンド、持久系アスリート向けに軽く作られたトレイルループ。

AirPods Pro (第2世代)

AirPods Pro の第2世代が発表された。予約開始は 2022-09-09、販売開始は 2022-09-23。価格は 39,800 円 (税込)。

AirPods Pro 第1世代との違いは次の通り:

  • H2 チップ
  • アクティブノイズキャンセリングの強化
  • 6 時間バッテリー

充電ケースにもアップデートがある:

  • U1 チップ
  • 30 時間バッテリー
  • Apple Watch の充電器に対応
  • ケース横にストラップループ

AirPods Pro 第2世代では、ノイズキャンセリングの外部音取り込みモードに適応型環境音除去機能が付く。これは工事音などの環境騒音に限定したノイズキャンセリング。アクティブノイズキャンセリングは、第1世代と比べて最大2倍良くなったと説明があった (どういう基準で2倍なんだろ?)。

また、イヤーチップに XS サイズが新登場。より小さな耳の人へも、イヤーチップの対応の幅が広がる。

充電ケースに付いたU1チップは、探すアプリでの「正確な場所を見つける」に対応する。

iPhone 14 / iPhone 14 Plus

iPhane 14 および iPhane 14 Plus が発表された。色はミッドナイト、スターライト、ブルー、パープル、(PRODUCT) RED の 5 色展開。ディスプレイ・サイズは iPhane 14 が 6.1 インチ、iPhone 14 Plus (新モデル!) が 6.7 インチ。iPhone 14 は 2022-09-09 予約開始、2022-09-16 販売開始; iPhone 16 Plus は 2022-09-09 予約開始、2022-10-07 販売開始。価格は 119,800 円 (税込) から。

主な仕様および新機能は次の通り:

  • ディスプレイ: Super Retina XDR ディスプレイ
  • チップ: A15 Bionic
  • バックカメラ: メインカメラ 12MP + 超広角カメラ 12MP
  • フロントカメラ: フロントカメラ 12MP + TrueDepth カメラ
  • ネットワーク: 5G + eSIM
  • ジャイロスコープ (UPDATE): ハイダイナミックレンジに対応
  • 加速度センサー (UPDATE): 256G まで測定可能に
  • 通信衛星対応 (NEW!)

チップは iPhone 13 と同じ A15 Bionic。Apple Watch でも導入された衝突事故検出機能に対応する。また、通信衛星を使った緊急 SOS が利用可能になる。

US モデルでは物理 SIM スロットが廃止され、eSIM オンリーになる。

衝突事故検出機能

マイク、気圧計、GPS、そしてアップデートされたジャイロスコープと加速度センサーを使って車走行中の衝突事故を検出する。

衛星経由の緊急 SOS

通信衛星を使って緊急 SMS を送信する。SMS といっても標準の SMS 送受信プロトコルは使用しない。専用のショートテキスト・アルゴリズムが使われ、送るメッセージも選択式の Q&A を使ってシンプルなやり取りしか行なわない。とはいえ、送信された情報は緊急サービスに通信衛星を使って適切に届けられる。

iPhone に通信衛星用の大きなアンテナは付けられない。そこで専用のアプリが提供される。このアプリは通信衛星のある位置をユーザーに教えてくれる。ユーザーはアプリに従って通信衛星のある方向に iPhone を向けることで、通信衛星との接続を行なう。このサービスは US とカナダで 2022 年 11 月から開始される。最初の 2 年間は無料で提供とのこと。

iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max

iPhane 14 Pro および iPhane 14 Pro Max も発表された。色はスペースブラック、シルバー、ゴールド、ディープパープルの 4 色展開。iPhone 14 Pro および iPhone 14 Pro Max の予約開始は 2022-09-09、販売開始は 2022-09-16。価格は 149,800 円 (税込) から。

主な仕様および新機能は次の通り:

  • ディスプレイ: Super Retina XDR ディスプレイ + 常時表示ディスプレイ
  • チップ: A16 Bionic
  • バックカメラ: メインカメラ 48MP (NEW!) + 超広角カメラ 12MP + 望遠カメラ 12MP
  • フロントカメラ: フロントカメラ 12MP + TrueDepth カメラ
  • ダイナミック・アイランド (NEW!)
  • ネットワーク: 5G + eSIM
  • ジャイロスコープ (UPDATE): ハイダイナミックレンジに対応
  • 加速度センサー (UPDATE): 256G まで測定可能に
  • 通信衛星対応 (NEW!)

チップは A16 Bionic。ディスプレイは常時表示ディスプレイに対応。メインカメラが 12MP から 48MP に向上。ノッチ部分が島状になり機能が追加。ダイナミック・アイランドと呼ばれる。

常時表示ディスプレイ

iPhone のディスプレイが常時表示ディスプレイになった。従来の画面オフ時にロック画面が (少し薄暗い発光で) 表示され続ける。この間、ディスプレイはリフレッシュレートを 1 Hz まで落とすことで、電力の消費を抑える。ロック画面には iOS 16 で導入されたロック画面のウィジェットも表示される。

カメラ

バックカメラのメインカメラが 12MP から 48 MP に変更される。また、疑似的な 2 倍望遠機能を提供する。

フラッシュがカメラの焦点距離と連続するようになり、加えて 2 倍明るくなった。

ダイナミック・アイランド

ノッチが小さくなり大き目のパンチホールのようになっただけでなく、その周囲を iOS の補助的な情報通知・アクション用のパーツとして提供する。これをダイナミック・アイランドと言う。

通知などがダイナミック・アイランドが広がるようにアニメーションして表示される。各アプリのアクティビティー (AirPods の接続状況やミュージックアプリの再生状況、タイマーの状態など) は、ダイナミック・アイランドが少し横に広がった形で、情報を表示するようになる。これをロングプレスすると、ダイナミック・アイランドが広がり、ちょっとしたウィジェットのようにその場でアプリ操作が可能になる。

複数のアプリが同時にバックグラウンドで起動していたら、ダイナミック・アイランドは 2 つの要素に分裂する。

あとがき

iPhone 14 Pro に導入されたダイナミック・アイランドは通知画面やコントロール・センターが刷新された時以来の大きな変更になると思う。音楽を聞きながら、タイマーをかけながら、etc. 最近のスマホではメインのアプリの他に別の作業をすることも多いので、状況の把握・アプリのコントロールが一手間で出来るようになるのは有難い。とてもたのしみ。

2022-03-09

Apple イベントで新 iPhone SE, 新 iPad Air, M1 Ultra, Mac Studio と Studio Display が発表された。

2022-03-09 (水) 03:00、Apple はイベントを開いて iPhone、iPad、Mac に関わる新製品を発表した。

iPhone の発表は 2 つ。まず iPhone 13 モデルに新色が追加された。そして第 3 世代となる iPhone SE が発表された。iPad の発表では第 5 世代となる iPad Air が発表された。Mac 関連では M1 チップ・シリーズのフラッグシップ・モデルとして M1 Ultra が発表され、それを搭載する新しいスタンドアローン型の Mac である Mac Studio が発表された。同時に Mac Studio で使えるディスプレイ Studio Display が発表された。

以下、簡単に概略をまとめてみる:

iPhone 13 の新色

iPhone 13 系に新色が追加された。

  • iPhone 13: グリーン
  • iPhone 13 Pro: アルパイン・グリーン

これで iPhone 13 は 6 色展開 (ピンク、ブルー、ミッドナイト、スターライト、(PRODUCT) RED、(新)グリーン)、iPhone 13 Pro は 5 色展開 (シルバー、ゴールド、グラファイト、シエラブルー、(新)アルパイングリーン) となる。新色はいずれも 2022-03-11 (金) から予約開始、2022-03-18 (金) 発売。

iPhone SE (第 3 世代)

新しい iPhone SE が発表された。色展開は 3 色 (ミッドナイト、スターライト、(PRODUCT) RED)。ストレージは 3 タイプ (64 GB, 128 GB, 256 GB)。価格は 57,800 円 (税込) から。2022-03-11 (金) 午後 10 時から予約開始、2022-03-18 (金) 発売。

iPhone SE (第 2 世代) からの変更点は次の通り:

  • チップ: A13 Bionic → A15 Bionic
  • モバイル: 4G LTE → 5G

A13 Bionic は 6 コア CPU・4 コア GPU・8 コア Neural Engine。対して A15 Bionic は 6 コア CPU・4 コア GPU・16 コア Neural Engine。

ディスプレイ・サイズは変わらず 4.7 インチ。細かい所では重量が第 2 世代より 4g 軽くなって 144g になった。

A15 Bionic にアップデートされたからか、写真撮影でスマート HDR 4 に対応するようになり、動画撮影では 1080p スローモーションビデオ (120fps) に対応するようになった。ビデオ再生時間も 8 時間から 10 時間に伸びている。

iPad Air (第 5 世代)

新しい iPad Air が発表された。色展開は 5 色 (スペースグレイ、ピンク、パープル、ブルー、スターライト)。ストレージは 2 タイプ (64 GB, 256 GB)。価格は 74,800 円 (税込) から。2022-03-11 (金) 午後 10 時から予約開始、2022-03-18 (金) 発売。

iPad Air (第 4 世代) からの変更点は次の通り:

  • チップ: A14 Bionic → M1
  • モバイル: 4G LTE → 5G
  • フロントカメラ: 7MP FaceTime HD カメラ → 12MP 超広角カメラ

A14 Bionic は 6 コア CPU・4 コア GPU・16 コア Neural Engine。M1 は (A14 Bionic と比較するのはおかしいかもしれないけれど) 8 コア CPU・8 コア GPU・16 コア Neural Engine・8 GB のユニファイド・メモリー。

ディスプレイはサイズ変わらず 10.7 インチの Liquid Retina ディスプレイ。フロントカメラがセンターフレームに対応するようになる。

TouchID がトップボタン内蔵、コネクターがUSB-C ポート、Apple Pencil 2 と Magic Keyboard が利用可能、というのは第 4 世代から変わらず。

M1 Ultra

M1 チップシリーズの新チップ M1 Ultra が発表された。後述の Mac Studio で採用される。

M1 Ultra は M1 Max のダイを 2 つ繋げたもの。Apple はこれを Utrla Fusion と呼んでいる。

M1 Max は最大で 10 コア CPU・32 コア GPU・16 コア Neural Engine・64 GB のユニファイド・メモリーといった構成だった。M1 Ultra はこの M1 Max が 2 つ繋がっているので 20 コア CPU・64 コア GPU・32 コア Neural Engine で 128 GB のユニファイド・メモリーとなる。

Mac Studio

高効能な Mac mini、もしくはコンパクト・サイズな Mac Pro という位置付けの Mac Studio が発表された。iMac のようにディスプレイ一体型ではない。チップは M1 Max と M1 Ultra が選択できる。M1 Max モデルは 10 コア CPU・24 コア GPU・16 コア Neural Engine・32 GB ユニファイド・メモリー構成で価格は 249,800 円 (税込) から。M1 Ultra モデルは 20 コア CPU・48 コア GPU・32 コア Neural Engine・64 GB ユニファイド・メモリー構成で価格は 499,800 円 (税込) から。どちらのモデルも GPU を 36 コア/64 コアに、ユニファイド・メモリーを 64GB/128GB にオプションでアップグレード可能。予約開始は今日からで、2022-03-18 (金) 発売。

最小構成の主な特徴は次の通り:

  • サイズ: 19.7 cm x 19.7 cm x 9.5 cm
  • 重さ: 2.7 kg / 3.6 kg
  • チップ: M1 Max / M1 Ultra (アップグレード可)
  • メモリー: 32 GB / 64 GB (アップグレード可)
  • ストレージ: 512 GB / 1 TB (アップグレード可)
  • 背面
    • Thunderbolt 4 ポート x4
    • 10 Gb イーサネット
    • USB-A x2
    • HDMI x1
    • 3.5 インチ・ヘッドフォン・ジャック
  • 前面
    • USB-C ポート x2 / Thunderbolt 4 ポート x2
    • SDXC カードスロット
  • ネットワーク: WiFi 6
  • Bluetooth: 5.0

チップに M1 Max を選ぶか M1 Ultra を選ぶかによって、前面のポートの種類が変わるので注意。M1 Max を選ぶ場合は USB-C ポートが 2 つになって、M1 Ultra を選ぶ場合は Thunderbolt 4 ポートが 2 つになる。

Studio Display

Mac Studio と一緒に Studio Display が発表された。Mac Studio 以外の Mac でも利用可能 (対応している Mac の詳細は Apple のサイトを参照してください)。27 インチの 5K ディスプレイで、A13 チップ搭載によりセンターフレームや空間オーディオ、Siri などの処理をディスプレイ自身が行なう。価格は 199,800 円 (税込) から。予約開始は今日からで、2022-03-18 (金) 発売。

主な仕様は次の通り:

  • ディスプレイ: 5K Retina (5,120 x 2,880; 218ppi); P3, TrueTone 対応
  • サイズ: 27 インチ、62.3 cm x 47.8 cm x 16.8 cm
  • 重さ: 6.3 kg
  • カメラ: 12MP 超広角カメラ (センターフレーム対応)
  • スピーカー: 6 つ (2 ツイーター、4 ベース)、空間オーディオ対応
  • マイク: アレイマイク (Hey, Siri に対応)
  • 背面
    • Thunderbolt 3 (USB-C) ポート x1
    • USB-C ポート x3

HDMI ポートは持たない。

オプションが豊富で、ディスプレイには Nano-texture ガラスを選択可能。標準のスタンドは 30 度の傾き調整に対応しているけれど、傾きと高さを調整できるスタンドと VESA マウントできるアダプターをオプションで選択することができる。

あとがき

iPad Air に M1 チップがのるとは思っていなかったし、M1 Ultra なる新チップが発表されるとは思っもみなかったので、良い意味で驚きのあるイベントだった。今回のイベントは Peak Performance と銘打っていたけれど、なるほど M1 Ultra はその名に恥じない性能に見えた。

これで M1 チップに刷新されていない Mac は Mac Pro だけになった。Apple はどんなアップデートをかけてくるのか、楽しみ。

2021-09-15

Apple イベントで新 iPad, iPad mini, Apple watch, iPhone が発表された

2021-09-15 (水) 02:20、Apple はイベントを開いて新型 iPad と iPad mini、そして新 Apple watch と iPhone の発表を行なった。

今回のイベントも聴衆なしのビデオ配信形式で行なわれた。

今回発表された新製品・アップデートは次の通り:

  • iPad
  • iPad mini
  • Apple watch series 7
  • Fitness+
  • iPhone 13 / iPhone 13 mini
  • iPhone 13 Pro / iPhone Pro 13 Max

各プロダクト、サービスについて簡単にまとめる。

iPad

第 9 世代の iPad が発表された。色はスペースグレイとシルバーの 2 色展開。ストレージは 64 GB と 256 GB。予約は今日からで、発売開始は 2021-09-24 (金)。価格は 39,800 円 (税込) から。

新しい iPad は A13 Bionic チップを搭載。フロントカメラは 12 MP の超広角レンズにアップデートされ、(今年前半に発表された iPad Pro と同様に) センターフレーム (Center Stage) 機能に対応する。センターフレーム機能は FaceTime ビデオなどで人物が画面の中心に来るよう調整してくれる。今回の発表では、センターフレーム機能が FaceTime ビデオだけでなく Zoom や BlueJeans, Webex などのビデオ通話アプリでも利用可能であること、ビデオの撮影や配信 (TikTok など) でも使えることが紹介された。

ディスプレイは 10.2 インチ。新しく True Tone に対応。部屋の明るさに応じてディスプレイの色温度を調整する。

アクセサリーに目を向けると、Apple Pencil のサポートは第 1 世代で変わらず。コネクターもライトニング端子のまま。ホームボタンは継続され TouchID が採用されている。

iPad mini

第 6 世代 iPad mini が発表された。色はスペースグレイ、ピンク、パープル、スターライトの 4 色展開。ストレージは 64 GB と 256 GB。予約は今日からで、発売開始は 2021-09-24 (金)。価格は 59,800 円 (税込) から。

新しい iPad mini は 2 年振りのアップデート。メジャーアップデートと言って差しつかえない。

画面のボーダーは狭くなり、ホームボタンが廃止された。iPad Air と同じように、トップボタンhから TouchID を使うことができる。

ディスプレイは Retina ディスプレイから Liquid Retina ディスプレイにアップデート。True Tone に対応する。画面サイズは 7.9 インチから 8.3 インチへと拡大。

チップは A15 Bionic。パフォーマンスは CPU で 40%、GPU で 80% の高速化を果たしたと Apple は言っている。

カメラもアップデートされている。バックカメラは 8MP から 12MP に向上し 4K 動画の撮影も可能になる。フロントカメラは 7MP から 12MP の超広角カメラになり、センターフレームに対応する。加えてスピーカーは横向きでステレオ・スピーカーに対応する。

アクセサリーへの対応も進化した。iPad Air/Pro 等と同じようにライトニング・コネクターから USB-C ポートへ変更されている。携帯ネットワークは 5G をサポート。Apple Pencil は第 2 世代が使えるようになる。

あと Smart Folio カバーも新しい iPad mini 向けに刷新される。

Apple Watch

Apple Watch Series 7 が発表された。色はアルミニウム・モデルがグリーン、ブルー、プロダクト・レッド、スターライト、ミッドナイトの 5 色展開; ステンレススチール・モデルはシルバー、グラファイト、ゴールドの 3 色展開; チタニウム・モデルはナチュラルとスペースブラックの 2 色展開。予約開始日は告知されず、今年秋後半発売とだけ発表された。

Apple Watch Series 7 は (Series 4 から数えて 3 年振りに) ディスプレイ・サイズが大きくなる。画面サイズは 20% 大きくなり、ベゼルは 1.7mm にまで細くなった (40% 細くなった)。ウォッチそのものの大きさに大きな変更はなく、今までのバンドがそのまま使える。

Series 7 では大きくなった画面に合わせて、アプリの UI も刷新されるという。各種アプリでボタンが大きくなりタップしやすくなる上、テキスト入力にフルサイズ・キーボードが提供される。

Series 7 用の文字盤も追加される。「輪郭」文字盤は画面の縁一杯に目盛り盤が広がり、手首を上げるとアニメーションが起きる。「モジュラー」文字盤はアップデートされて、大き目のコンプリケーションを 2 つ配置できるようになる。

防塵性能は IP6X 認定を取得。防水性能は WR50。今まで Apple は防水性能を IPX8 のような形で説明していたけど、Series 7 からは WR50 という形で公表するみたい。WR50 は 50m 防水のことかな? いわゆる 5 気圧防水ということで、Apple Watch をつけたまま水泳が出来ますよ、というレベル。

バッテリー性能は今まで通り変わらないとしているが、充電機能に向上が見られる。バッテリー 0% から 80% までの充電時間は 45 分。Series 6 より最大 33% 速く充電できるという。8 時間の睡眠記録には 8 分の充電で十分という嬉しい情報も提供された。

また watchOS 8 の新規能として、ワークアウトの自転車向けアップデートが発表された。これは自転車に乗って移動を開始すると、ワークアウトの開始を促すというもの。現在、屋外のウォーキングやランニングで同様の機能があるけれど、それの自転車対応版といったところか。自転車を停めるとワークアウトも自動的に一時停止になる。それからサイクリングでの転倒検出機能も追加されるという。転倒検出機能は今までもあったけど、サイクリング中の転倒は検出されなかったみたい。歩いてて転ぶのと、自転車で高速移動している時に転倒するのとでは、動きが違うのかな?

Apple Fitness+

Apple Fitness+ の提供国が拡充される; けど日本はまだ対象外。現在提供されているのはオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、イギリス、アメリカの 6 か国。秋には更に 15 か国への提供が行なわれる (オーストリア、ブラジル、コロンビア、フランス、ドイツ、インドネシア、イタリア、メキシコ、ポルトガル、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦)。今までは英語圏だけだったけど、ついに英語圏を飛び出す。吹き替えではなく字幕で対応するとのこと (6 言語の字幕が用意される)。

Fitness+ は SharePlay (iOS 15 では未対応; iOS 15.1 以降で対応される予定) を使ったグループワークアウトにも対応する。一緒にワークアウトをやっている人の顔が見えたり、アクティビティリング達成の通知が行なわれるとのこと。

iPhone 13 / iPhone 13 mini

iPhone 13 と iPhone 13 mini が発表された。色はピンク、ブルー、ミッドナイト、スターライト、プロダクト・レッドの 5 色展開。ストレージは 128 GB、256 GB、512 GB。予約開始は 2021-09-17 (金) 午後 9 時から、販売開始は 2021-09-24 (金)。価格は 86,800 円 (税込) から。

iPhone 13 ではノッチが 20% 小さくなる。

チップは A15 Bionic。A14 Bionic と同様に 2 つの高性能コアと 4 つの高性能コアからなる 6 コア CPU で、GPU は 4 コア。

バックカメラでは iPhone 12 Pro Max で導入されたセンサーシフト式の光学式手ぶれ補正を Iphone 13 (と mini) で採用する。動画撮影ではシネマティック・モードという新しいモードが提供される。これは写真撮影におけるポートレート・モードの動画版みたいなもので、主に人物などにピントが合わさり背景が映画のようにボケてくれるというもの。どこにピントを合わせるかは iPhone が全て自動で行なってくれるけど、マニュアルでピントを合わせる場所を指定することも可能。

iPhone 13 ではバッテリー容量が増加する。iPhone 13 mini で (旧同型機種より) 1.5 時間、iPhone 13 で 2.5 時間動作時間が伸びる。バッテリーの伸びはバッテリー容量の伸びだけでなく、ソフトウェア的な改善でも実現されている。Apple はその一例としてスマートデータ・モードを上げた。この機能は 5G の速度が不要な時は LTE に切り替えるという。

iPhone 13 Pro / iPhone Pro 13 Max

iPhone 13 に引き続き iPhone 13 Pro / iPhone 13 Pro Max も発表された。色はシエラブルー、シルバー、ゴールド、グラファイトの 4 色展開。ストレージは 128 GB、256 GB、512 GB、1 TB。予約開始は 2021-09-17 (金) 午後 9 時から、販売開始は 2021-09-24 (金)。価格は 122,800 円 (税込) から。

基本的に iPhone 13 と同様の進化をしていて (ノッチも 20% 小さくなる!)、更に Pro らしい機能強化が図られている。

iPhone 13 Pro に搭載される A15 Bionic チップは 4 コア GPU ではなく 5 コア GPU を搭載する。

iPhone 13 Pro 最大の変化は ProMotion に対応すること。iPad Pro と同様に最大 120 Hz のリフレッシュレートで、動きに変化がない場合は自動的にリフレッシュレートを低くする (最小 10 Hz)。

iPhone 13 Pro のカメラも進化する。バックカメラのうち望遠カメラは光学 2.5 倍から 3.0 倍へ変わり、ナイトモードにも対応する。超広角レンズはマクロ写真撮影をサポートする。今まで以上に近距離 (最短 2 cm!) での撮影が可能になるとのこと。

iPhone 13 Pro でもバッテリー時間の改善が成されている。iPhone 13 Pro で 1.5 時間、iPhone 13 Pro Max で 2.5 時間、動作時間が伸びる。

あとがき

ついに iPhone Pro に ProMotion がやって来る。iPad Pro でヌルヌルな動作感を味わっているので、少し楽しみ。カメラも色々と進化しているけど、ぼくはカメラのことが詳しくないので、よくわからない。マクロ撮影が出来ると、写真撮影がもっと楽しくなるのかな? Apple Watch は画面サイズの変更と充電効率の改善がメインの変更で、新しいセンサーがつくとかはなかった。Series 4 で数 mm 画面サイズが大きくなっただけで、視認性は見違えるほど変わったので、今回の変更も楽しみ。

2020-10-14

Apple イベントで HomePod mini と iPhone 12 の新作が発表された

2020-10-14 (水) 02:00、Apple はイベントを開いて HomePod mini と iPhone 12 の発表を行なった。

6 月の WWDC 2020、9 月の Apple イベントと同じく、今回のイベントも聴衆なしのビデオ配信の形で行なわれた。

今回のイベントで発表された主な新製品は次の通り:

  • HomePod mini (HomePod の廉価版)
  • iPhone 12 (iPhone 11 の後継機)
  • iPhone 12 Mini (小さな iPhone 12)
  • iPhone 12 Pro (iPhone 11 Pro の後継機)
  • iPhone 12 Pro Max (iPhone 11 Pro Max の後継機)

噂に上っていた HomePod 第 2 世代、Apple TV 第 5 世代、、Apple のオーバーイヤー・ヘッドホン、Apple Silicon 製の MacBook の発表はなかった。

今回発表された新製品を簡単にまとめてみる:

HomePod mini

HomePod のサイズダウン廉価版となる HomePod mini が登場した。色は HomePod と同じホワイトとスペースグレイの 2 色展開。形は HomePod の円筒形に対して球形を取る。もちろん 360 度スピーカー。大きさは HomePod が高さ 172 mm に対して 84.3 mm、半分弱の大きさになった。重さにいたっては HomePod の 2.5 kg に対してたったの 345g。価格は 10,800 円 (税別)。2020-11-06 (金) 予約開始、2020-11-16 (月) 発売予定。

HomePod との違い

前述のように HomePod mini は HomePod と比べて小さく・軽くなった。それ以外に変わった点を見てみる。

HomePod mini のチップは S5 チップ。これは Apple Watch Series 5 と同じもの。HomePod のチップは iPhone 6 などで採用された A8 チップだった。パフォーマンス的にはチップ・シリーズが別なのでどっちが上か良く分からない。。。

HomePod mini のスピーカーユニットはフルレンジドライバとデュアルパッシブラジエーターを採用する。対して HomePod は高偏位ウーファーと 7 つのツイーターアレイだった。スピーカーユニットでツイーターは高音を鳴らすもの、ウーファーは低音を鳴らすものを指す。HomePod は高音と低音を別々のスピーカー・ユニットで鳴らす設計をしていた。1 つのスピーカーユニットで高音から低音まで全て鳴らすのは無理があるので、このようにスピーカー・ユニットを分離することで高音質を実現させていた。HomePod mini はフルレンジドライバを採用する。これは 1 つのスピーカーユニットで高音から低音まで全部の音を出す。HomePod に比べて多少無理をして音を鳴らすことになる。その分、HomePod より音質が劣ることになる。パッシブラジエーターはザックリ言えば低音を鳴らすための補助ユニットで、ウーファーほど強力じゃない。

HomePod では自分で出した音をマイクで拾い音質を改善する「空間認識機能」があった。HomePod mini ではその空間認識機能も省かれている。

ちなみにマイクは HomePod の 6 つに対して 4 つに減っている。

HomePod mini では主にスピーカーユニットの簡素化と空間認識機能の削除で、本家 HomePod との音響的な差別化を図っているのだと思う。逆を言えば、それ以外の機能は HomePod を踏襲している。2 台の HomePod mini を用意すればステレオ・スピーカーとして動作するし、AirPlay 2 を使ってマルチルームで音楽再生もできる。Siri で音楽をかけられるし、ホームを操作したりもできる。

最後に HomePod mini だけのデバイスとして U1 チップが搭載される。iPhone を HomePod に近づけると iPhone でかかっている曲を HomePod に引き継ぐ Handoff 機能があるけれども、この時の iPhone と HomePod が近くにあることを検知する精度が上がる。。。らしい。

サードパーティーの音楽アプリ

ここからは HomePod mini のセッションで紹介された HomePod, HomePod mini 両方で使える新機能について書く。

まずは音楽アプリについて。現在 HomePod で聴くことのできる音楽系サービスは次の通り:

  • Apple Music
  • Podcast
  • iHeartRadio
  • radio.com
  • TuneIn

イベントでは数か月以内に次のサービスが HomePod に対応することが発表された:

  • Pandora
  • Amazon Music

Pandora は日本でサービス開始していないので、Amazon Music だけが対象となる。イベントでは Spotify についての言及はなかった。

インターコム

HomePod はインターコム機能を提供する。これは Amazon Echo のアナウンス機能、(Google) Nest Home のブロードキャスト機能と同じ。家の中にある HomePod に対して、自分の声を届けることができる。

インターコム機能は Apple の各種デバイス (iPhone, iPad, Apple Watch, AirPods, CarPlay) と連携されるらしく、インターコムの通知が iPhone に届いたり AirPods からインターコムに対して返事をすぐに返したりできる。

iPhone 12 と iPhone 12 Mini

iPhone 11 の後継機 iPhone 12 とその小型版 iPhone 12 Mini が発表された。

iPhone 12 の色はブルー、グリーン、プロダクト・レッド、ホワイト、ブラックの 5 色展開。ディスプレイ・サイズは iPhone 11 と変わらず 6.1 インチ。容量は 64 GB, 128 GB, 256 GB が用意されている。価格は 85,800 円 (税別) から。2020-10-16 (金) 午後 9 時予約開始、2020-10-23 (金) 発売予定。

iPhone 12 Mini は色・容量のラインナップともに iPhone 12 と変わらず。ディスプレイ・サイズは iPhone 11 の 6.1 インチより小さく iPhone SE (第 2 世代) の 4.7 インチより大きい 5.4 インチ。価格は 74,800 円 (税別) から。2020-11-06 (金) 午後 10 時予約開始、2020-11-13 (金) 発売予定。

以下、iPhone 12 の説明を書く。iPhone 12 Mini はサイズが小さい以外 iPhone 12 と同じ。違うところがあればその旨書いていく。

5G 対応

iPhone が 5G に対応する。5G は 4G LTE より高速な通信。

5G には、高速な「ミリ波」と少し遅い「Sub6」という 2 種の周波数帯があって、iPhone 自体は両方に対応する。けれども、日本の通信事業社はほとんどミリ波対応していないので、iPhone 12 を買っても (日本では) 5G Sub6 の恩恵にしか与れない。

Super Retina XRD ディスプレイ

iPhone 12 のディスプレイは、iPhone 11 の Liquid Retina HD ディスプレイから iPhone 11 Pro で採用された Super Retina XRD ディスプレイへ変更される。Liquid Retina HD ディスプレイはいわゆる液晶ディスプレイで、Super Retina XRD ディスプレイは OLED ディスプレイ。

セラミック・シールド

ディスプレイの前面ガラスにセラミック・シールドと呼ばれる技術が導入された。Apple は耐落下性能が従来の 4 倍になるとしている。

A14 Bionic

iPhone 12 は A14 Bionic チップを採用する。A14 Bionic は第 4 世代 iPad Air (10 月発売とアナウンスがあったけど、まだ予約受付を開始していない) にも採用された Apple の最新チップ。5 nm プロセスを採用して、より多くのトランジスターが積めるようになっている。A13 Bionic チップと比べて大きな仕様変更はなく順調にパフォーマンスが向上したもの。

カメラ

iPhone 12 のバックカメラは iPhone 11 と同じ広角カメラと超広角カメラのデュアルカメラ。

タイムラプスがナイトモードにも対応したほか、Dolby Vision 対応の HDR ビデオ撮影ができるようになった。

フロントカメラはナイトモード及び Deep Fusion に対応し、Doly Vision 対応の HDR ビデオ撮影ができるようになった。

MagSafe

MacBook で使われていた MagSafe の iPhone 版が登場した。

Qi を使ったワイヤレス充電の問題点は充電用コイルの上に適切にデバイスを置かないと充電がされないこと。iPhone のような端末だと、ちゃんと Qi 充電器の上に置いていても通知のバイブで iPhone 自身が動いてしまい充電に失敗する、ということが良くあった。

MagSafe は iPhone と MagSafe 用充電器を磁石でくっつけてしまい、Qi 充電によくある充電の失敗をなくしてしまう。

MagSafe 充電器は 4,500 円 (税別) で 2020-10-16 (金) から注文受付開始。何ワットで充電されるのかは、よく分かんない。

MagSafe アクセサリーとして充電器の他にケースとカード入れも発売される。ケースはシリコンケースとクリアケースの 2 種。MagSafe の磁力を利用して、簡単に取り付け・取り外しができるとのこと。カード入れはレザー製でケース同様磁力で iPhone にくっつく。MagSafe ケースの上にカード入れを付けることも可能。クレジットカードを入れても大丈夫なようにシールド機能も付いている。ケースやカード入れを付けたまま Qi 充電もできるし、MagSafe 充電器を使って「外れない」充電もできる。

耐水性能

IEC 規格 60529 に基づく IP68 等級こそ iPhone 11 とは変わらないものの、「最大水深 2 メートルで最大 30 分」の耐水性能が「最大水深 6 メートルで最大 30 分」に向上した。

電源アダプターとイヤホン

iPhone 12 からは電源アダプターとイヤホンが付かない。USB-C・ライトニングケーブルが付くので、それを使って充電する。

iPhone 12 Pro と iPhone 12 Pro Max

iPhone 11 Pro の後継機 iPhone 12 Pro と、iPhone 11 Pro Max の後継機 iPhone 12 Pro Max が発表された。

iPhone 12 Pro の色はパシフィックブルー、ゴールド、グラファイト、シルバーの 4 色展開。ディスプレイ・サイズは iPhone 11 Pro の 5.8 インチから大きくなって 6.1 インチへ。容量も 64 GB モデルがなくなり 128 GB、256 GB、512 GB の 3 モデルが用意された。価格は 106,800 円 (税別) から。2020-11-06 (金) 午後 10 時予約開始、2020-11-13 (金) 発売予定。

iPhone 12 Pro Max は色・容量のラインナップともに iPhone 12 Pro と変わらず。ディスプレイ・サイズは iPhone 11 Pro Max の 6.5 インチから大きくなって 6.7 インチへ。価格は 117,800 円 (税別) から。2020-11-06 (金) 午後 10 時予約開始、2020-11-13 (金) 発売予定。

以下、iPhone 12 Pro の説明を書く。iPhone 12 Pro Max はサイズが大きい以外 iPhone 12 Pro と同じ。違う点があればその旨書いていく。

iPhone 12 と同じスペック向上

5G 対応、ディスプレイのセラミック・シールド、A14 Bionic チップの採用、各種カメラ機能の向上、MagSafe 対応、耐水性能の向上、電源アダプターとイヤホンの廃止は iPhone 12 と同じなので、上の記述を参照のこと。

LiDAR スキャナー

iPhone 12 Pro に LiDAR スキャナーが搭載される。LiDAR スキャナーは iPad Pro 12.9 (第 4 世代) で初めて搭載されたセンサーで、赤外線を使って対象までの距離を測る。AR アプリが高速かつ正確に動作することが期待される。

また、ナイトモードのポートレート撮影を可能にしたり、暗い場所でのオートフォーカス時間を短くする (6 倍速くなった!) という。

Apple ProRAW

RAW 形式で写真を保存・編集できるようになる。

2.5 倍光学ズーム

iPhone 12 Pro Max のみ光学ズームが 2 倍から 2.5 倍になる。これにより、デジタル・ズームも 10 倍から 12 倍へと向上する。

センサーシフト光学式手ぶれ補正

iPhone 12 Pro Max はカメラの手ぶれ補正を従来の光学手ぶれ式補正からセンサーシフト光学式手ぶれ補正に変更した。また iPhone 12 Pro はデュアル光学式手ぶれ補正に変更した。

カメラ詳しい人、センサーシフト光学式手ぶれ補正の説明プリーズ!

まあ、今までの手ぶれ補正より良くなったんだと思う。。。

あとがき

HomePod mini はそこそこ順当なダウンサイズに落ちついたんじゃないかな? 個人的には値段が少し高くなっても空間認識機能は残しておいて欲しかったところ。HomePod mini が発売される 2020-11-16 (月) 前後に iOS の新しいバージョン (14.2 かな?) がリリースされて HomePod OS もバージョン・アップするんじゃないかと思う。きっとステレオで買う (お値段も安かったので)。

iPhone 12 は 5G 対応がメインかな。今の日本だとそれほどメリットを感じない。5G の普及率もそうだけど、ほとんど在宅だし... そういう意味では MagSafe は仕組みとして面白いと思った。あと、iPhone 11 Pro Max を買って、OLED ディスプレイの美しさに驚いたので iPhone 12 を OLED ディスプレイ目的で買うのはアリかもしれない。

2019-09-11

Apple イベント まとめ - iPhone 11, Apple watch series 5 and more

2019-09-11 (水) 02:00、Apple はスペシャル・イベントを開き、6 月の WWDC で表示したサービスのローンチ日の告知と新しいデバイスの発表を行なった。

Apple Archade

Apple の提供するサブスクリプション型ゲーム・プラットフォーム Apple Archade は、今秋スタートと予告されていた。

今日のイベントで、そのローンチ日と値段が発表された:

  • 2019-09-20 (金) スタート
  • 600 円/月 (4.99 ドル/月、ファミリー共有 OK)

最初の 1 か月は無料でサービスが提供される。

Apple TV+

Apple の提供するサブスクリプション型動画配信サービス。Apple 独自の番組がいくつも用意されていることがアナウンスされている。こちらも今秋スタートと予告されていた。

今日のイベントで、そのローンチ日と値段が発表された:

  • 2019-11-01 (金) スタート
  • 600 円/月 (4.99 ドル/月、ファミリー共有 OK)

新しい iPhone, iPad, mac, Apple TV を買った人には、最初の 1 年間無料で Apple TV+ が提供される。

iPad 第7世代

第 7 世代の iPad が発表された。値段は 34,800 円 (税別、329 ドル) からで、今日から予約開始、2019-09-30 発売開始。主なスペックは次の通り:

  • 10.2 Retina ディスプレイ
  • A10 Fusion チップ
  • Smart Keyboard 対応
  • Apple Pencil 対応
  • Touch ID (Face ID はサポートしない)

第 7 世代からは Smart Keyboard にも対応する。

Apple watch series 5

Apple watch series 5 が発表された。アルミケース、スチールケースに加えて新しくチタンケースが加わり、セラミックケースが帰ってきた。アルミケースは 42,800 円から、スチールケースは 72,800 円から、チタンケースは 82,800 円から、セラミックケースは 133,800 円から。今日から予約開始、発売は 2019-09-20 (金) から。

OLPO ディスプレイ常時表示

series 4 まで使っていた OLED から変えて、series 5 からは LTPO (Low Temperature Polycrystalline Oxide; 低温ポリシリケン酸化物) ディスプレイを採用する。この新しいディスプレイの採用によって、Apple watch のディスプレイは常時表示に対応する。今までは画面が真っ暗になっていたものが、series 5 からは薄暗くなるだけになる。

気になるのはバッテリー。常時表示に対応した series 5 のバッテリー時間は 18 時間。LTPO というハードウェアの変更に加えて、薄暗くなった時にリフレッシュレートを 60 Hz から 1 Hz に落とすというソフトウェア側の工夫によって、series 4 と変わらないバッテリー時間を実現している。

コンパス・サポート

コンパスが Apple watch に組み込まれる。この変更により、Apple watch のマップアプリで進行方向が分かるようになる。

Health Research アプリ

Apple は今秋 Health Research (健康に関する研究) 用の新アプリを提供する。日本で提供されるかは不明。

これは健康に関する研究機関に対して、自分の健康データを提供して研究を支援するという試み。

Health Research アプリは 3 つの分野のデータを集める:

  1. 聴覚
  2. 女性の健康
  3. 心臓と運動

集められるデータはプライバシーをちゃんと守るようにするとのこと。

iPhone 11 / iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Max

iPhone 11 が発表された。画面サイズは iPhone XS シリーズと変わらない。iPhone 11 は iPhone XR の後継で 6.1 インチの LED ディスプレイ、iPhone 11 Pro は iPhone XS の後継で 5.8 インチの OLED ディスプレイ、そして iPhone 11 Pro Max は iPhone XS Max の後継で 6.5 インチの OLED ディスプレイ。色は iPhone 11 がパープル、イエロー、グリーン、ブラック、ホワイト、PRODUCT RED の 6 色展開、iPhone Pro がミッドナイトグリーン、シルバー、スペースグレイ、ゴールドの 4 色展開。予約開始は 2019-09-13 (金) 21:00、発売開始は 2019-09-20 (金)。

まずはカメラ。iPhone 11 は夜でも写真を綺麗に撮影できるナイトモードに対応する。全てのカメラが 4K ビデオ撮影をサポート。そしてフロントカメラがスローモーションに対応する。

オーディオは Dolby Atmos をサポート。

チップは順調に進化して A13 Bionic チップに。

さらりとしか言及されていなかったけど、WiFi は 802.11ac から 802.11ax Wi-Fi6 にアップデートされている。あと、イベントの中では触れてなかったと思うんだけど超広帯域チップが新しく追加されている。

iPhone 11

iPhone XR は広角カメラが 1 つだけだったけど、iPhone 11 は超広角と広角の 2 つのカメラを備える。

バッテリーは iPhone XR より 1 時間伸びて、耐水性能が「水深 1 m で最大 30 分」から「水深 2 m で最大 30 分」に向上している。

iPhone 11 Pro

iPhone XS の広角カメラ 1 つ・望遠カメラ 1 つから、iPhone 11 Pro では広角カメラ 1 つ・超広角カメラ 1 つ・望遠カメラ 1 つの 3 カメラへと進化する。

バッテリーは iPhone 11 Pro が iPhone XS より 4 時間、iPhone 11 Pro Max が iPhone XS Max より 5 時間も伸びているという。耐水性能も「水深 2 m で最大 30 分」から「水深 4 m で最大 30 分」に向上している。

ディスプレイはコントラストが 1,000,000:1 から 2,000,000:1 へ、最大輝度が 625 ニトから 800 ニトへ向上。名前も Super Retina HD ディスプレイから Super Retina XDR ディスプレイに変わっている (正直、違いがよく分からないけど)。なお、iPhone 11 Pro では iPhone XS まであった 3D Touch がなくなり触覚タッチに変更されている (iPhone 11 は iPhone XR から既に触覚タッチ)。

あとがき

Apple watch series 5 の常時表示は Apple watch の使い方を大きく変えそうな変更で、一度体験したら series 4 以前には戻れなくなるんじゃないか? あまりに楽しみなので、チタンケースを予約してしまった。

iPhone 11 の進化は主にカメラに集中している。カメラは詳しくないので、そこまで食指が動かない。のだけれども、超広帯域チップとか Wi-Fi 6 対応とか、イベントでは大きく取り上げられなかった進化に興味がひかれる。

2018-09-20

iPhone XS Max を予約した

iPhone XS Max / ゴールド / 256 GB をソフトバンクで予約した。店舗受け取り。

流れ

iPhone の予約開始と同時にソフトバンクの予約サイトにアクセスして予約をした。自宅受け取りを選択。

  • 2018-09-14 (金) 16:01 予約開始
  • 2018-09-14 (金) 16:20 事前受付確認 SMS 到着
  • 2018-09-18 (火) 15:31 本申し込み SMS 到着

上に書いてある通り、2018-09-18 には本申し込みの SMS が届いた。

すぐに本申し込みを行なったのだけど、プランを間違えた。本当は、現在のプランを引き継ぎたかったのだけど「ミニ・モンスター」とかいうプランを選んでしまった。

157 とかコール・センターに電話して分かったのは、月額料金が今より 1,000 円近く高くなること。プランの引き継ぎに変更することは出来ない、ということ。

コール・センターから提案されたのは、予約をキャンセルして申し込み直す方法。他に方法がないそうなので泣く泣く予約をキャンセルした (キャンセルはコール・センターにお願いすると出来た)。

あと、自宅受け取りでは一括支払にクレジット・カードが使えない。代金引替一択。10 万を越えるお金を現金で家に用意するのも面倒なので、店舗受け取りで予約し直した。

  • 2018-09-18 (火) 21:48 事前受付確認 SMS (2 度目) 到着

今年は出遅れた。くやしい。

2018-09-13

iPhone XR, Xs, Xs Max が発表された

2018-09-13 (水) 02:00、Apple がイベントを開催して、新 iPhone を 3 機種発表した。

全てのモデルは iPhone X を踏襲して全画面ディスプレイ・Face ID・ホームボタン廃止となる。iPhone X と同じ OLED ディスプレイを搭載する iPhone Xs (5.8 インチ) と Xs Max (6.5 インチ)、そして iPhone 8 と同じ LCD ディスプレイを搭載する XR (6.1 インチ) の 3 ラインナップ体制。XR の「r」が何を意味するのかは説明がなかった。

色は Xs と Xs Max がゴールド、シルバー、スペース・グレイの 3 色展開; XR はホワイト、ブラック、ブルー、コーラル、イエロー、プロダクト・レッドの 6 色展開。ストレージは Xs と Xs Max が 64, 256, 512 GB; XR は 64, 128, 256 GB。価格は Xs が XR が 84,800 円 (税別) から、Xs は 112,800 円 (税別) から、Xs Max は 124,800 円 (税別) から。iPhone Xs と Xs Max は 2018-09-14 (金) 16:01 から予約開始。2018-09-21 (金) 発売開始。iPhone XR は少し遅れて 2018-10-19 (金) 16:01 から予約開始; 発売日は 2018-10-26 (金)。

まずは iPhone Xs と Xs Max のまとめを書いて、その後 iPhone XR のまとめを軽く書いていきたい。

防水と防塵

iPhone の防水・防塵が IEC60529 の IP68 等級に向上した。

iPhone の防水・防塵は iPhone 7 で初めて導入された。この時の等級は IP67 だった。防塵の等級は変わらず IP6X。「有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない」という内容。

防水は IPX7 から IPX8 へと変化した。ただ、IPX7 は「一時的に一定水圧の失件に水没しても内部に浸水することがない」(最大 1m の水深で、最大 30 分間) とするのに対して、IPX8 は「IP7 より厳しい条件を満たす」としか規定がない。どれくらいの深さ・時間、水没させても OK かという基準はメーカーが設定する。Apple はこれを「最大 2m の水深で、最大 30 分間」と設定している。

ディスプレイ

iPhone Xs のディスプレイは Phone X と同じ 5.8 インチ、解像度 2,436 x 1,125 (458 ppi)。iPhone Xs Max は iPhone 史上最大の 6.5 インチ、解像度 2,688 x 1,242 (458 ppi)。

HDR 10 と Dolby Vision に対応しているので、映画も楽しく見れるとしている。

また、120 Hz の Touch-Sensing に対応。よりスムーズなスクロールが可能になる。

スピーカー

よりワイドなステレオ・サウンドを提供できるようになった。

FaceID

Neural Engine に対応して、より高速な認識が可能になった。

A12 Bionic チップ

業界初の 7 nm チップ。6 コアの CPU と 4 コアの GPU、そして Neural Engine を搭載。

6 コアの CPU は、2 つの性能コア (Performance Core) と 4 つの効率コア (Efficiency Core) から成る。性能コアは 15% 高速化、効率コアは 50% の少消費電力を達成した (A11 Bionic と比べて)。

4 コアの GPU は A11 Bionic と比べて 50% の高速化を達成。

Neural Engine は A12 から新しく追加されたエンジン。8 コア・アーキテクチャーで、機械学習の演算を高速化する目的で設計されている。CoreML に至っては 9 倍の高速化が期待されるとのこと。

カメラ

12 MP のデュアル・カメラ・システム; 広角カメラ (f/1.8) と望遠カメラ (f/2.4) を搭載。

Neural Engine と連携して、写真撮影時のプロセッシングを高速に行なうようになっている。

Smart HDR

進化した HDR。ぶっちゃけ良く分からなかった。

カメラ・アプリを開いたら、4 フレームのバッファーを常にチェックしてシャッターが押されたタイミングの写真を取って (Zero Shutter Lag)、各フレームに対して Highlight detail, Shadow detail を作成してその中から良いものをマッチアップして 1 枚の写真を作る、らしい。

ボケ

撮影後に被写体深度を調整できるようになった。写真の編集画面に Depth スライダーがある。f1.4 から f16 まで変更可能。

バッテリー

バッテリー時間が伸びた。iPhone Xs は iPhone X と比べて 30 分、iPhone Xs Max は iPhone X と比べて 1.5 時間、利用時間が伸びた。

Gigabit-class LTE

高速な LTE。

Dual SIM

Dual SIM が採用された。DSDS (Dual SIM Dual Standby) をサポートする。つまり、2 つの SIM を同時にスタンバイ状態にすることができる。

2 枚目の SIM は eSIM として iPhone にビルトインされている。eSIM 対応の携帯業者と契約して使う形を取る。日本での eSIM 提供がどうなるかはまだ不明。

2 つの SIM には自分で名前を付けられる。

なお、中国向けには eSIM ではなく、2 つの SIM を挿入できるモデルが特別に提供されるとのこと。

iPhone XR

旧 iPhone 8 の後継的な存在。iPhone Xs との比較という形で軽くまとめてみた:

  • 防水・防塵: IP67
  • Liquid Retina ディスプレイ
    • 6.1 インチ・ディスプレイ (1,792 x 828; 326ppi)
    • LCD ディスプレイ
    • 3D Touch 非対応 (代わりに Haptic Touch)
  • 12 MP シングル・カメラ
  • バッテリーは iPhone 8 Plus と比べて 1.5 時間長くもつ
  • 4G LTE-Advanced (ギガビット級 LTE は対応せず)

あとがき

iPhone Xs Max の大ディスプレイが出たのは嬉しい。iPhone Xs は少し小さいと感じていたので。

それ以外でデバイスとしての大きな変更があったように思えない。Dual-SIM くらいかな? 毎年 iPhone には大きな変更が入っていたものだけど、今年は小粒の変更だったように感じた。

2017-09-13

iPhone X が発表された

2017-09-13 (水) 02:00、Apple のイベントが開催されて、One more thing... として iPhone X が発表された。

iPhone X は 2017-10-27 (金) 予約開始。2017-11-03 (金) に発売開始。ストレージ・サイズは 64 GB と 256 GB の 2 つ。色はシルバーとスペース・グレイの 2 色展開。64 GB モデルは 112,800 円、256 GB モデルは 129,800 円

全面ディスプレイと Face ID

iPhone X の特徴は全面ディスプレイ。表面のほとんどがディスプレイになった。

iPhone にあったホーム・ボタンはなくなった。ホーム・ボタンの代わりはジェスチャーやサイド・ボタンが担う。ホーム・ボタンに付いていた Touch ID も消えた。代わりに Face ID と呼ばれる顔認証が導入された。

Super Retina Display

Apple は iPhone X の画面を Super Retina Display と呼ぶ。サイズは 5.8 インチ。解像度は 2,436 x 1,125 (458 ppi)。iPhone 8 Plus の 5.5 インチ、1,920 x 1,080 (401 ppi) より大きく、広く、そして画面密度が高い。

画面サイズは大きくなったけど、全面ディスプレイなので大きさは iPhone 8 Plus より小さい。iPhone X が 143.6 x 70.9 mm に対して、iPhone 8 Plus は 158.4 x 78.1 mm。

ディスプレイは OLED ディスプレイを採用し、HDR にも対応している。iPhone 8 Plus は従来通りの ISP ディスプレイで、HDR には対応していない。

ホーム・ボタン代替

全面ディスプレイになってホーム・ボタンが消えた。代替操作は次の通り:

  • ホームへ戻る (ホーム・ボタンを 1 回クリック): 画面を下から上へスワイプ・アップする
  • アプリ・スイッチャー起動 (ホーム・ボタンをダブル・クリック): 画面を下から上へスワイプ・アップする途中で少し指を停める
  • コントロール・センター起動 (画面を下から上へスワイプ・アップ): 画面を上から下へスワイプ・ダウン
  • Siri (ホーム・ボタンを長押し): サイド・ボタンを長押し
  • Apple Pay (ロック画面でホーム・ボタンをダブル・クリック): サイド・ボタンをダブル・クリック

以上の操作に加えて、画面の下をスワイプするとアプリを切り替えることが可能になっている。

そういえば通知センターがコントロール・センターのジェスチャーに上書きされてしまったけど、どうやって呼び出すんだろう?

Face ID

Touch ID がなくなって、Face ID が採用された。iPhone X の前面カメラで「顔」を認証に用いる。Touch ID で出来ることは、Face ID が全てサポートする。つまり、画面のアンロック、認証、Apple Pay の支払いは全て Face ID に置き換えられる。

Face ID の精度は高い、と Apple は言う。Touch ID (指絞認証) の精度が 1 / 50,000 人だったのに対し、Face ID は 1 / 1,000,000 人。写真やマスクでの突破は出来ないとしている。

また、帽子をかぶったり、眼鏡を着ける程度では別人として認識しないらしい。

カメラ

iPhone X の前面カメラ (TrueDepth カメラ) はポートレート・モードをサポートする。

iPhone X の後面カメラは (iPhone 8 Plus と同じように) デュアル・カメラ。ただし、iPhone 8 Plus が横にカメラがならぶのに対し、iPhone X は縦にカメラがならぶ。

なお、iPhone 8 や X のポートレート・モードはポートレート・ライティングなる新機能が付く。照明のエフェクトを変更できるという機能。ベータ版と案内されているので、iOS 11.0 には間に合わないかもしれない。

アニ文字

アニ文字 (Animoji) はアニメーション絵文字を作る機能。元になる絵文字 (パンダとか犬とか) が用意されていて、アニメーションを組み合わせる。アニメーションはカメラから撮影した顔の表情を参考にして作られる。

アニ文字をサポートしているのは今のところメッセージ・アプリのみ。iPhone X 同士でメッセージを送る時に使える。

バッテリー

iPhone X は iPhone 7 や iPhone 8 と比べて、2 時間バッテリーが長持ちする。iPhone 8 Plus との比較は (今のところ、公式には) ない。iPhone X は iPhone 8 Plus より小さいので、iPhone 8 Plus よりバッテリー容量は小さいんじゃないかと思う。

あと iPhone 8 Plus と同じように Qi によるワイヤレス充電にも対応した。

あとがき

画面サイズが広がったことより、ホーム・ボタンがなくなったことの方が気になる。使いこなせるのかな? iPhone 発売以来、必ずホーム・ボタンがあった。ホーム・ボタンがなくなって慣れるのかな? 心配と期待。

なお、WWDC アプリの中にいくつかビデオが追加されている。「Bulding Apps for iPhone X」や「Designing for iPhone X」など。開発者の人は見てみると良いかも。

iPhone 8 が発表された

2017-09-13 (水) 02:00、Apple のイベントが開催されて、iPhone 8 と iPhone 8 Plus が発表された。Apple は iPhone 3G (第 2 世代 iPhone) 以降、マイナー・アップデートに当たる s モデルとフル・デザイン変更を 2 年サイクルで行なってきた。10 年目の 2017 年、iPhone 7s はスキップされた。

iPhone 8 / iPhone 8 Plus は 2017-09-15 (金) 予約開始。2017-09-22 (金) に発売開始。ストレージ・サイズは 64 GB と 256 GB モデルの 2 つ。色はシルバー、ゴールド、スペースグレイの 3 色展開。64 GB モデルは 78,800 円 (税別)、256 GB モデルが 89,800 円 (税別)。

スペック

CPU/GPU に 6 core / 64bit アーキテクチャーの A11 Bionic チップを採用。

ディスプレイには iPad Pro でおなじみの True Tone ディスプレイが採用された。カメラはビデオ撮影で 4K/60fps、1080p/240fps が可能になっている。

Qi 対応

iPhone 8 は Qi に対応する。Qi は近接無線充電の方式。Qi 充電用のマットの上に iPhone を置くと、充電が始まる。充電ケーブルが挿す必要がない。

iPhone 8 は Qi に対応するけど、Qi 充電器は別売。別途購入する必要がある。

Apple は Apple Watch や AirPods も同時に充電できる Qi 充電器 AirPower も発表している。こちらは 2018 年発売予定。iPhone 8 発売には間に合わない。

Qi 充電器を使わない場合は、今まで通り Lightning ケーブルから充電する。

あとがき

iPhone 8 は背面にもガラスが使われる iPhone 4 のような見た目になった。これを iPhone 7s と呼ぶことは出来ないけれど、iPhone 7 から iPhone 8 への変更としては、インパクトもそれほど大きくなかった。

iPhone 8 と同時に発表された iPhone X に注目が集まりそう。

Apple イベント 2017 速報

2017-09-13 (水) 02:00 に Apple のイベントが開催された。場所は Apple Park (新 Apple キャンパス) の Steve Jobs Theatre。本イベントでは 5 つの新プロダクトが発表された。

  • Apple watch series 3
  • Apple TV 4K (5th gen)
  • iPhone 8 / iPhone 8 Plus
  • iPhone X
  • AirPower

2017 年 6 月の WWDC 2017 で発表された iPad 及び HomePod について触れられることはなかった。HomePod の近況は興味あったんだけどな。

一行コメント

Apple watch series 3 の目玉は LTE 対応。iPhone なしで電話がかけられる。マップが見れる。Apple Music が聴ける!

Apple TV 4K は第 5 世代 Apple TV。第 4 世代の発表が 2015 年 9 月なので、2 年ぶりのアップデート。目玉は 4K と HDR 対応。

iPhone は 3 モデルが発表された。iPhone 8 と iPhone 8 Plus、そして iPhone X。iPhone 7s はスキップされた。iPhone X は iPhone Ten と呼ばれていた (iPhone 10 が出た時、どうやって区別するのかな?)。iPhone 8 は近接無線充電 Qi に対応する。iPhone X は Qi 対応に加えて、全面 OLED ディスプレイを採用、さらにホームボタンと Touch ID を廃止して Face ID (顔認証) への切り替えを図る。

AirPower は Apple がリリースする Qi 充電デバイス。iPhone 8 / iPhone X / Apple Watch (series 3 だけ?) / AirPods を置くだけで充電できる。

Apple TV 4K と Apple Watch series 3、そして iPhone 8 / iPhone 8 Plus は 2017-09-15 (金) 予約開始、2017-09-22 (金) から発売開始。iPhone X は 2017-10-27 (金) 予約開始、2017-11-03 (金) 発売開始。AirPower は 2018 年発売予定。

あとがき

今年の発表会は淡々と進んだイメージ。大きく盛り上げようという雰囲気は感じられず、ことあるごとに Steve Jobs への敬意が表されていた。iPhone 10 周年を迎えて、Jobs に哀悼の意を表しているのかしらん。変なパフォーマンスで空回りしたりするよりかは良かった。

2017-03-29

iOS で Kindle 本 (特に小説・技術書) を読む人は 10.3 にアップデートしない方が良い

[追記: 2017-03-30] 不具合を修正した Kindle 5.9.1 がリリースされました

iOS 10.3.0 が 2017-03-28 (火) にリリースされた。

残念なことに iOS 版 Kindle アプリ (5.9; 2017-03-21) に不具合があるようで、ダウンロードした本が読めないケースが発生している。

本を開こうとすると、ローディング・インジケーターが回り続け、先に進めない。

この不具合が発生しているのは主にリフロー型の本。

  • 小説
  • 新書
  • ビジネス書
  • 技術書

等々、フォント・サイズを変更できる「文章」メインの本で不具合が起きている。

「マンガ」や「雑誌」に代表される固定レイアウトの本ではこの問題は発生していない。また、リフロー型でも英語の本は問題なく開くことができた。

とりあえず、上に挙げた種類の本を iPhone や iPad で読む人は iOS 10.3 へのアップデートを (Kindle アプリが更新されるまで) 控えるのが良いと思う。

あとがき

iOS 10.3 の beta テストを試していて、この不具合に出喰わした。ぼくは beta テストを iPad Pro 12.9 に入れていたので、最初「12.9 インチという大きなディスプレイ」に Kindle アプリが不具合を起こしているのかと思った。でも周りの様子を聞くと、どうやら違うらしい。iOS 10.3 beta がおかしいらしい、と分かってきた。流石に Amazon も iOS 10.3 正式リリースまでには対応すると思っていたら、Kindle が対応しない内に iOS 10.3 がリリースされてしまった。

幸い手元には iPad Pro 9.7 もあるので技術書を読むことは出来る。だけど、iPad Pro 12.9 の画面サイズに慣れちゃうと、9.7 インチは物足りないとも思ってしまう。

Amazon さんには一刻も早い修正をお願いしたいところ。

おそらく原因は iOS 10.3 でファイル・システムが HFS+ から APFS に変更されたため、ファイル名の Unicode 正規化形式が NFD から NFC に変わって、濁点を含むファイル名パスを解決できなくなったからじゃないかと思うのだけど... サテ。

2017-02-06

iPhone でワークアウトの月次集計の詳細を見る

今年に入って、朝と夕方に散歩をするようにしている。Apple Watch で「ワークアウト」のウォーキングを起動して、20 分とか 2 km とか目標を決めて歩いている。

ワークアウトの記録は iPhone のアクティビティ・アプリから「ワークアウト」タブを開くことで確認できる。デフォルトで表示されるのは、各月のワークアウトの合計。月を選べば、その月に行なった各ワークアウトの一覧が表示される。

今回は、各ワークアウトではなくて、各月のワークアウトの合計について。

ワークアウトの月次集計

この各月の集計では、ワークアウトをした時間と消費したカロリーの合計と平均、そしてワークアウトの回数が表示される。

全アクティビティ

でも、それだけだと味気ない。せっかく一月頑張ったんだし、色々データを取ってるんだから、もう少し詳しく知ることは出来ないものか。

で、右上にある「フィルタ」から「ウォーキング」を選んだらびっくり。詳細情報が表示された。

ウォーキングのみ

表示された項目は次の通り:

  • 回数
  • 時間 (合計と平均)
  • カロリー (合計と平均)
  • 距離 (合計と平均) NEW!
  • ペース (合計と平均) NEW!

距離とペースの項目が増えた!

これを見てみると、1 月は合計で 100 km 以上も歩いたとか、2 月はまだ 1 月の 1/4 しかワークアウトをやってないとか、1 回のウォーキングに 1 月は 28 分かけていたのに 2 月は 23 分と短めだとか、2 月平均でカロリーも距離も 1 月平均に負けているのはやってる時間が短いからかな、もう 5 分頑張ってみようかな、なんてことが分かる。

あ、でも 2 月は平均ペースが 11'35" で 1 月の平均ペース 11'48" を上回っているな。良いね自分を褒めたい。

と、こんな感じでワークアウトを続けて行く拠り所になってくれる。

詳細項目は「フィルタ」で選ぶものによって変わる。ぼくはウォーキングとランニングとサイクリングしかやっていない。ウォーキングとランニングは「ペース」となっていたけど、サイクリングは「速度」になっていた。他のワークアウトではどんな表示になるのか。ちょっと興味がわく。

2017-01-21

iPhone で「コーヒー」の写真を検索してみた

昔の「コーヒー」の写真を探していて、試しに画像検索したら成功した。iPhone にデフォルトで入っている「写真」アプリと、Google が提供している「Googleフォト」アプリでの検索について書いてみる (ぼくはこの他に「Prime Photos」と「Flickr」を入れている。「Prime Photos」に検索機能はなかった。また、「Flickr」は画像に付けたタイトルやタグを検索する機能しかなかった)。

「写真」アプリ

まずは iPhone (iOS) 標準搭載の「写真」アプリ。検索で「コーヒー」と入れたら、候補が 2 つ現れた。「コーヒー」と「コーヒーショップ」。なるほど、「写真」アプリは認識したカテゴリーが分かるようになっているのか。

Untitled

今回は「コーヒー」を選択。

Untitled

「コーヒー」の写真がタイル状に表示された。一覧性があってイイ。

一部、飲み物じゃないものも認識されている。上から一段目・右端の写真はキャニスターに入った「コーヒー豆 (粉末)」だし、上から二段目・左端の写真ではマグカップにコーヒーはまだ入ってない。マグカップの横にある白い筒が Stelton のコーヒー・プレスで、中にコーヒーが入ってるんだけど、コーヒー・プレスを認識したのかしらん (まさかね!)。下から二段目・右から 2 つ目にいたっては大はずれ。Twitter ロゴの入った Bluetooth スピーカーをコーヒーと間違えてる! 遠目に見たら、人でも間違えてしまいそう。面白い。

「Googleフォト」アプリ

iPhone (iOS) に入れた「Googleフォト」アプリを試す。検索で「コーヒー」と入れたら、候補が 2 つ現れた。「コーヒー」と「コーヒーカップ」。「写真」アプリと少しカテゴリーが違う。試しに「コーヒーショップ」を検索したら、検索結果は返って来たけど「コーヒーショップ」を撮った写真はなかった (何故か「カレー」の写真とか「駅弁」の写真がヒットした)。また、「写真」アプリで「コーヒーカップ」を検索したら「カップ,コーヒー」という候補が現れた。

Google Photos - Search

さて、今回は「コーヒー」を選択。

Google Photos - Search coffee

「Googleフォト」アプリでは、日付ごとに写真が列ぶ。「写真」アプリは上に行くほど古い写真なのに対し、「Googleフォト」は下に行くほど古い。列び順が逆なので少し混乱してしまう。コーヒーの写真は 1 日に何枚も撮っていないので、少しスカスカな印象。

2 つのアプリを比べると、「Googleフォト」では 3 月 22 日 (上から 1 つ目) の次に 3 月 4 日の写真が来ている。ところが「写真」アプリでは 3 月 4 日の写真 (上から 3 段目・右端) と 3 月 22 日 (上から 4 段目・右から 2 つ目) の間に 2 枚の「コーヒー」の写真がある。一枚はラテだし、もう一枚はもしかしたらソイコーヒーな気がする。これらを「コーヒー」と認識するかどうかは判断に苦しむ。「写真」アプリはその判定が緩目で、「Googleフォト」アプリは厳し目な気がする。そのかわりなのかどうなのか、「Googleフォト」アプリは Twitter ロゴの Bluetooth スピーカーを「コーヒー」と間違えていなかった。素晴らしい。もちろん、「Googleフォト」も完璧ではない。「写真」アプリが「コーヒー」と認識した (明らかに「コーヒー」な) 写真を見つけることが出来ないこともあったし、新幹線で売っているスジャータの「アイスクリーム (バニラ)」を「コーヒー」は誤認識したりもしていた。

あとがき

今回は「コーヒー」で検索をかけたけど、別の単語では結果が変わってくる。例えば「写真」アプリは「紅茶」で検索できたけど、「Googleフォト」アプリは「一致する結果はありません」と出た。ぼくが「紅茶」をあまり飲まないせいかもしれないけれど。

いずれにせよ、写真に「タイトル」や「タグ」を付けなくても、画像検索が出来るというのはありがたい。これからもっと賢くなるだろうし、期待。

簡単に検索できると分かれば、もっと写真を残す気になりそう!

2017-01-19

iOS のフォルダーを 3D タッチするとバッチ有アプリ一覧が現れる

iPhone はフォルダーの中に複数のアプリを入れることができる。アプリ・アイコンの右上には通知の数などを表す「バッチ」が表示される。もし、フォルダーの中に入っているアプリに「バッチ」が付いた場合、フォルダーに「バッチ」が表示される。複数のアプリに「バッチ」が付いたら、フォルダーには合計の数が「バッチ」として表示される。

さて、「バッチ」の付いた (フォルダーの中の) アプリに、素早くアクセスしたい時どうするか。便利な方法がある。

それはフォルダーを 3D タッチすること。するとクイック・アクションとして「バッチ」の付いたアプリの一覧が表示される。ここで、指をすべらせて目的にアプリを選べば OK。アプリが起動する。

3D Touch / Folder

スクショは、写真系アプリを集めたフォルダーを、3D タッチしたもの。「Prime Photos」に 85 個、「Flickr」に 7 個、「Googleフォト」に 2 個の「バッチ」が付いている。

フォルダーを開く手間を半歩省ける。通知を確認するのに便利。

2016-10-25

iOS 10.1 & watchOS 3.1 リリース

2017-10-25 (火)、iOS 10.1 と watchOS 3.1 がリリースされた。リリース・ノートには Apple Pay 対応の文字があるものの、3:15 現在、まだ Apple Pay は使えていない。iBooks から入手できる iPhone ユーザー・マニュアルを読むと、wallet アプリに「Apple Pay」の文字が現れるはずなのだけど、今はまだ出ていない。

とりあえず速報。朝には使えるようになっているかな?

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2016-10-18

iPhone 7 Plus が届くまで...

昨日、iPhone 7 Plus が届いた。予約から到着までの流れを改めてメモする。

到着までの流れ

iPhone 7 Plus は佐川急便により配送された。予約からの流れ、及び配送記録は次の通り:

  • 2016-09-09 16:10:11 予約終了
  • 2016-09-09 16:45 受付完了 SMS
  • 2016-10-15 11:03 本申し込み SMS
  • 2016-10-15 11:45 発送手続終了 SMS
  • 2016-10-16 12:15 出荷完了 SMS
  • 2016-10-16 14:09 東京営業所 集荷
  • 2016-10-16 21:35 関東中継センター 輸送中
  • 2016-10-17 08:36 台東営業所 配送中
  • 2016-10-17 12:57 荷物到着

佐川急便の配送記録はよく分からない。「中継センター 輸送中」「営業所 配送中」はどういう意味かしらん。まさか営業所の中を配送中というわけでもあるまいし。営業所を通過した時間なのかな? 営業所を出発して「配送中」という意味だと、いつ出発したのか分からないから、記録としては半分くらいしか役に立たないなぁ。

にわかに Apple Pay サービスの国内スタートが 10/25 と噂されるなか、なんとかサービス開始前に到着してくれて良かった。

ref

2016-10-17

iPhone 7 Plus の本申し込みを終えた

iPhone 7 の発売日から、はや 1 か月。予約開始日と同時にソフトバンク・オンラインで予約申込をしたのに、本申し込みの案内は全然やって来なかった。周りの人達が Apple Store やヨドバシで、iPhone 7 を手に入れているのを見守る日々。そんな日々に終止符を打つ時が来た。

2016-10-15 (土) の 11:03 にソフトバンク・オンラインから SMS が届いた。本申し込みの手続き SMS だった。クレジットカードで購入手続きを行なった。受け取りは自宅。2016-10-17 (月) に届くよう依頼した。

これまでの流れ

  • 2016-09-09 16:10:11 予約終了
  • 2016-09-09 16:45 受付完了 SMS
  • 2016-10-15 11:03 本申し込み SMS
  • 2016-10-15 11:45 発送手続終了 SMS
  • 2016-10-16 12:15 出荷完了 SMS

ref.

2016-09-11

iPhone 7 Plus を予約した

2016-09-09 (金)、ソフトバンク・オンラインで iPhone 7 Plus を予約した。

  • 予約モデル: iPhone 7 Plus, 128GB / ジェットブラック
  • 予約完了日時: 2016-09-09 16:10:11
  • 受付完了 SMS 到着日時: 2016-09-09 16:45

16:01 の予約開始と同時に予約を試みたけど、16:10 まで上手くいかなかった。ネット上の話を聞くと、ソフトバンクで予約しようとした人は 16:10 から予約に成功している人が多いっぽい。

今回はジェックブラックが人気なみたいね。予約開始 30 分で、出荷予定日が 11 月以降になったと聞いている。

ぼくも新色に憧れてジェットブラックを注文した。十月前半に受け取れると良いのだけど、どうころぶかな? 届いたらブログ記事を書く。

2016-09-08

iPhone 7 が発表された

2016-09-08 (木) 02:00 に Apple のイベントが開催されて、iPhone 7 及び iPhone 7 Plus が発表された。

2016-09-09 (金) 予約開始、2016-09-16 (金) 発売。iOS 10 は 2016-09-13 リリース予定。色は 5 色展開。ゴールド、シルバー、ローズゴールドの三色に、新色ブラック、ジェットブラックが加わった。ストレージ・サイズは iPhone 6s シリーズの倍を用意。32 GB, 128 GB, 256 GB の三種類。なお、ジェットブラックは 128 GB, 256 GB のモデル限定色。価格は iPhone 7 が 72,800 円 (税別; $649) から、iPhone 7 Plus が 85,800 円 (税別; $769) から。

以下、iPhone 7 の新機能を書く。

ホームボタン

ホームボタンが TapTick Engine に対応した。ボタンを押した時のフィードバックを返す。

防水・防塵

防水・防塵に iPhone で初めて対応。IEC60529 の IP67 等級。防水は「一時的に一定水圧の失件に水没しても内部に浸水することがない」(Apple Watch series 1 と同等) で、防塵は「有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない」。

ディスプレイ

iPhone 6s と比べて 25% 明るくなった。

オーディオ

ステレオ・スピーカーを採用。スピーカー位置は、iPhone の上と下。横置き配置でステレオ再生ができる。音量は iPhone 6s と比べて 2 倍。

3.5mm ヘッドフォン・ジャックが廃止された。iPhone からアナログ音声出力端子がなくなった。これからは Bluetooth や AirPlay を使ってオーディオを無線で飛ばすか、Lightning 端子からデジタル音声出力を取り出すしかない。Lightning 端子専用のイヤホンは、数は少ないものの既に商品化されてい。iPhone 7 には Lightning コネクタ対応の EarPods が付く。また、救済として Lightning - 3.5mm ヘッドフォン・ジャック変換アダプターも付属する。今まで使ってたイヤホンを使う場合は、このアダプターを使うことになる。

カメラ

カメラは iPhone 7 と iPhone 7 Plus で仕様が一部違う。個別に変更点を書く。

iPhone 7

光学手ぶれ補正に対応した。光学手ぶれ補正は iPhone 6s Plus には付いていたものの、iPHone 6s には付いていなかった。iPhone 7 からは、iPhone 7 と iPhone 7 Plus の両方に付くようになる。

FaceTime カメラは 5MP から 7MP になった。

iPhone 7 Plus

12 MP のリアカメラが 2 つ搭載された。新しく加わったカメラは望遠カメラで、2 倍の光学ズームを可能にする。

Apple Pay

2016 年 10 月下旬、日本で Apple Pay が始まる!

Apple Pay には NFC (iPhone 6 から) に加えて、FeliCa (iPhone 7 から) が使える。FeliCa は Suica で使われている仕様。従って iPhone 7 は Suica 対応になる。Suica へのチャージは Apple Pay に登録したクレジットカードから可能。Suica 定期券の更新も OK。10 月下旬の Apple Pay 開始時点から Suica が使えるようになるのかどうかは不明。

パフォーマンス

A10 Fusion チップを採用。2 コアで、A9 チップと比べて 40%、A8 チップと比べて 2 倍高速化された。またグラフィック性能は A9 チップと比べて 50%、A8 チップと比べて 3 倍高速化された。

あとがき

Apple のイベントで、珍しく iPhone の薄さアピールがなかった。形も iPhone 6s と大して変わっていない。その代わり、中身はかなり大きく変えてきた。イヤホン・ジャック廃止、ステレオ・スピーカー採用、デュアル・カメラ搭載。どれも中身の設計を大きく変える必要があるだろうに、一気にやって来たのには驚いてしまう。

そして FeliCa (Suica)! 国内モデルで Suica 対応なスマホは数あれど、世界共通モデルでの採用は初めてじゃないか? おそろしいことをやってきたものだと思う。

Apple イベント 2016 速報

2016-09-08 (木) 02:00 に Apple のイベントが開催されて、Apple Watch seriese 2 と iPhone 7/7 Plus が発表された。iPad 及び MacBook Pro の発表は行なわれなかった。

今回は (も?) イベント前から多くのリーク情報があった。速報代わりに、各リーク情報との正誤表を作った:

Apple Watch 2

  • (正) 防水
  • (正) GPS 内蔵
  • (誤) LTE 内蔵

iPhone

  • (正) 名称 iPhone 7 / iPhone 7 Plus
  • (正) 防水・防塵
  • (正) ヘッドホン・ジャック廃止
  • (正) Lightning-オーディオ・ミニ・ジャック変換アダプター
  • (正) ワイヤレス・イヤホン (別売)
  • (正) ホーム・ボタンの物理ボタン廃止
  • (正) ホーム・ボタンの 3D タッチ対応
  • (正) ステレオ・スピーカー
  • (正) iPhone 7 に光学式手ブレ補正対応
  • (正) iPhone 7 Plus にデュアル・カメラ
  • (正) 日本で Apple Pay 開始
  • (正) Felica 対応
  • (正) 256 GB モデル
  • (誤) 名称 iPhone 6SE, iPhone 7 Pro
  • (誤) スマート・コネクター対応

あとがき

事前リークでかなりの内容が洩れていた。答え合わせをするだけで、イベントの発表の大半は分かってしまいそうなほど。個人的には、もっと外れるリーク情報があるかと思っていた。意外とほとんどのリーク情報が乗ってしまった。iPhone 7 は外観の変化こそ小さいけれど、ハードウェアの変化は大きいように感じた。