実家で使っていたアンプ Tangent EXEO Amp が壊れてしまった。ここ一年、ディスプレイが表示されない等の不具合が出ていて、年末ついに電源が入らなくなった。もう修理もできないそうな。というわけで、新しくアンプへ買い換えることになった。
買い換え候補に上がったのは、同価格帯 (5〜6 万円) のピュア・アンプ。YAMAHA とか Denon とか。そんな中、実家での利用シーンを聞いてみると TV 番組を見ることが多いという。あと、Google Chromecast で Youtube を見るとか。なら、AV アンプの方が使い勝手良さそう。
結局、AV アンプとピュア・アンプの音質は比べることが出来ず、操作性の良さそうな AV アンプをエイヤッで買った。それが、YAMAHA の AV アンプ RX-V481。
写真は、YAMAHA の GT1000 ラックに入っている RX-V481。
これで我が家のオーディオ構成に次のようになった:
- CD プレーヤー: Marantz CD6004
- AV アンプ: YAMAHA RX-V481
- スピーカー: QUAD 11L
AV アンプには、CD プレーヤーの他に TV、BD レコーダー、Google Chromecast を常時接続している。CD プレーヤーを除いて、全て HDMI 接続。TV は ARC (Audio Return Channel) で音声を AV アンプに渡す。
RX-V481 は 5.1ch 対応。そのうち 4ch を使ってスピーカーをバイアンプ駆動できる。QUAD 11L はバイアンプ対応で、実家には余ったサラウンド用スピーカーもないので、バイアンプで駆動するようにした。
Bluetooth のバージョンは 2.1。2016 年の最新バージョンが 4.2 なので、少し古い。iPad や Android から音を飛ばすと、クオリティーの低さが気になる。Apple Music を聴くなら RX-V481 の AirPlay 機能で音を飛ばす方が良い。ただ、RX-V481 の AirPlay 機能は「音」だけなので注意。「画面」は飛ばない。写真アプリの写真を大画面で見るとか、YouTube の動画を大画面で鑑賞することは出来ない。「画面」付きの AirPlay がしたいなら、Apple TV か Amazon FireTV (FireTV は AirPlay 用アプリがある) を使うしかない。
YouTube や Google Play Music を楽しむなら、Google Chromecast も良い選択肢になる。Bluetooth より音質が良いし、バッテリーを喰わないのが良い。実家では Google Chromecast をメインに使っているので、AirPlay の利用頻度は下がりそう。
あとは Spotify 対応 (Spotify Connect 対応) とうたっていたけど、iPhone から Spotify の音を飛ばすことは出来なかった。ぼくの Spotify アカウントがフリーなのがいけなかったみたい。Spotify Connect にはプレミアム・アカウントが必要とか。
あとがき
音質に関しては Tangent EXEO Amp に比べて一つ下がった印象。操作性は随分良くなった。実家での利用シーンにマッチしている。
今までは TV をつけて、アンプをつけて、TV の音量をミュートにして、アンプの入力を TV に切替えて... とステップを踏む必要があった。というか、そのステップが面倒で、アンプから音を出すことを しない ことが多かった。どんなに良いアンプもスピーカーも、使わなければ意味がない。「操作が面倒」。そんな理由で、アンプとスピーカーが「意味のない」置き物になることが多かった。
AV アンプにしたことで、TV をつけるだけでアンプも起動して入力が切替わり、TV の音量をミュートにする必要もなくなった。「アンプ」の存在をほとんど気にすることなく使えるようになった。この操作性の違いは大きい。
良い買い物をした。