JP2011164264A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転する定着スリーブ21と、定着スリーブ21と当接する加圧ローラ31と、定着スリーブ21を介して加圧ローラ31と当接してニップ部を形成する当接部材26と、定着スリーブ21を直接または間接的に加熱する加熱機構部とを備え、前記加熱機構部は、定着スリーブ21の幅方向の異なる部分をそれぞれ加熱する複数の加熱手段と、該複数の加熱手段のうち、第1加熱手段の加熱位置よりも定着スリーブ21の回転方向上流側の所定位置に対応する定着スリーブ21の温度を検知する温度センサ41と、第2加熱手段の加熱位置に対応する定着スリーブ21の温度を検知する温度センサ42と、を有し、温度センサ41,42の温度検知結果に基づき定着スリーブ21の回転時における前記複数の加熱手段の加熱制御を行う。
【選択図】図17
Description
例えば、特許文献2では、発熱体(加熱手段)としてのセラミックヒータと、加圧部材としての加圧ローラとの間に耐熱性フィルム(定着フィルム)を挟ませて定着ニップ部を形成させ、前記定着ニップ部のフィルムと加圧ローラとの間に画像定着すべき未定着トナー画像を形成担持させた被記録材を導入して、フィルムと一緒に挟持搬送させることで、ニップ部においてセラミックヒータの熱がフィルムを介して被記録材に与えられ、また、定着ニップ部の加圧力にて未定着トナー画像を被記録材面に熱圧定着させるフィルム加熱方式の定着装置が開示されている。このフィルム加熱方式の定着装置は、セラミックヒータ及びフィルムとして低熱容量の部材を用いてオンデマンドタイプの装置を構成することができるとともに、画像形成装置の画像形成実行時のみ熱源としてのセラミックヒータに通電して所定の定着温度に発熱させた状態にすればよく、画像形成装置の電源オンから画像形成実行可能状態までの待ち時間が短く(クイックスタート性)、スタンバイ時の消費電力も大幅に小さい(省電力)等の利点がある。
〔1〕 回転する無端状ベルトの定着部材(定着スリーブ21、定着ベルト201)と、前記定着部材の外周面と当接する加圧部材(加圧ローラ31)と、前記定着部材の内周側に配置され、該定着部材を介して前記加圧部材と当接してニップ部を形成する当接部材(当接部材26、定着ローラ202)と、前記定着部材を直接または間接的に加熱する加熱機構部と、を備え、前記加熱機構部は、前記定着部材の幅方向(軸方向)の異なる部分をそれぞれ加熱する複数の加熱手段(抵抗発熱層22b1,22b2、ハロゲンヒータ22h1,22h2)と、該複数の加熱手段のうち、第1加熱手段(抵抗発熱層22b1、ハロゲンヒータ22h1)の加熱位置よりも前記定着部材の回転方向上流側の所定位置に対応する該定着部材の温度を検知する第1温度センサ(温度センサ41)と、第2加熱手段(抵抗発熱層22b2、ハロゲンヒータ22h2)の加熱位置に対応する前記定着部材の温度を検知する第2温度センサ(温度センサ42)と、を有し、前記第1温度センサ及び第2温度センサの温度検知結果に基づいて、前記定着部材の回転時における前記複数の加熱手段の加熱制御を行うことを特徴とする定着装置(定着装置20,20’,20''、図17,図18,図24,図25)。
〔2〕 前記定着部材の回転時における前記複数の加熱手段の加熱制御は、前記第1温度センサ及び第2温度センサの温度検知結果に基づいて前記複数の加熱手段それぞれの通電量を決定し、該複数の加熱手段への通電を行うものであることを特徴とする前記〔1〕に記載の定着装置(図19)。
〔3〕 前記定着部材の回転時における前記複数の加熱手段の加熱制御は、前記第1温度センサの温度検知結果に基づいて前記定着部材の目標温度に対する温度変動分を補うために前記複数の加熱手段のうち対象の加熱手段で必要な電力量を算出し、前記第2温度センサの温度検知結果に基づいて前記定着部材の実温度が目標温度となるようにするために前記対象の加熱手段で必要な電力量を算出し、それらの電力量を合算したものを前記対象の加熱手段への通電量として決定することを特徴とする前記〔2〕に記載の定着装置。
〔4〕 前記第1温度センサの温度検知結果から得られる前記定着部材の温度変化傾向を打ち消すために前記対象の加熱手段で必要な電力量を前記対象の加熱手段への通電量にさらに加算することを特徴とする前記〔3〕に記載の定着装置。
〔5〕 前記第1加熱手段は該定着部材の幅方向中央部を加熱するものであり、前記第2加熱手段は前記定着部材の幅方向端部を加熱するものであることを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の定着装置。
〔6〕 待機時には、前記第2温度センサの温度検知結果に基づいて前記複数の加熱手段の加熱制御を行うことを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の定着装置。
〔7〕 前記加熱手段は、面状発熱体における抵抗発熱層またはハロゲンヒータであることを特徴とする前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の定着装置。
〔8〕 前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置(画像形成装置1、図23)。
本発明の画像形成装置によれば、本発明の定着装置を備えるので、定着性が良好な画像を得ることができる。
まず、本発明に係る定着装置の前提となる構成について説明する。
図1は、本発明に係る定着装置の前提となる構成(1)を示す断面図である。
図1に示すように、定着装置20は、回転する無端状ベルトからなる定着部材(定着スリーブ21(定着回転体ともいう))と、前記定着部材の外周面と当接する加圧部材(加圧ローラ31(加圧回転体ともいう))と、前記定着部材の内周側に配置され、該定着部材を介して前記加圧部材と当接してニップ部を形成する当接部材(当接部材26)と、前記定着部材の内周側に該定着部材と当接または近接して配置され、前記定着部材を直接または間接的に加熱する面状発熱体(面状発熱体22)と、前記定着部材の内周側に該定着部材との間に前記面状発熱体を挟むように配置され、該面状発熱体を所定位置で支持する発熱体支持部材(発熱体支持部材23)と、を備える。なお、図1では、面状発熱体22が定着スリーブ21の内周面と当接し、直接加熱する構成を示している。
(S11) まず、発熱体支持部材23の外周面に沿って面状発熱体22の発熱シート22sを接着剤により貼り付ける(図4)。この際、接着剤は発熱体支持部材23への熱の流出を防ぐために熱伝導率の低いものを用いることが望ましい。
最後に、この内部機構部を定着スリーブ21の内周側に挿入して、図1のように配置して定着装置20における定着スリーブ21側の組み立てを完了する。
まず、画像形成装置が出力信号を受けると(例えばユーザの操作パネルの操作あるいはパソコンからの通信などにより画像形成装置に印刷要求があると)、定着装置20において、加圧ローラ31が定着スリーブ21を介して当接部材26に押圧され、ニップ部を形成する。
ついで、不図示の駆動装置によって、加圧ローラ31が図1の時計回り方向に回転駆動されると、定着スリーブ21も連れ回りして時計方向に回転する。このとき、面状発熱体22は発熱体支持部材23で支持された状態で、定着スリーブ21の内周面と当接し摺動する状態となる。
そして、それと同期して外部電源または内部の蓄電装置から給電線25を通じて面状発熱体22に電力が供給され、発熱シート22sが発熱し、定着スリーブ21は該発熱シート22sと接触していることから効率的に熱が伝達され、急速に加熱される。なお、駆動装置の動作と面状発熱体22による加熱は同時刻に同時に開始する必要はなく、適宜時間差を設けて開始しても良い。
このとき、ニップ部上流側であって、定着スリーブ21の外側又は発熱シート22sの内周側の発熱体支持部材23内から接触又は非接触に配置された温度検知手段(温度センサ)で検知される温度により、ニップ部が所定の温度となるように、面状発熱体22による加熱制御が行われており、定着に必要な温度まで昇温された後、保持され、記録媒体Pの通紙が開始される。
すなわち、本発明において、発熱シート22sは、基層22aの主面上で任意に区画された複数の領域それぞれに、抵抗発熱層22bが独立して発熱可能に形成されてなる構成となっている。図8〜図10に、その構成例を示す。
図9に示す面状発熱体22の基本的構成は、図8(a)に示すものと同じであるが、抵抗発熱層22b1と抵抗発熱層22b2のお互いの一部が発熱シート22sの幅方向(軸方向)で重なり合ってオーバーラップ領域を形成している点で相違する。これにより、電極端子22e1及び22e2に通電した場合の抵抗発熱層22b1と抵抗発熱層22b2の境界での温度低下を防ぐことができる。
図10に示す面状発熱体22の基本的構成は、図9に示すものと同じであるが、抵抗発熱層22b1と抵抗発熱層22b2のオーバーラップ領域において、抵抗発熱層22b1,22b2それぞれと電極層22cとの境界線を長さ方向(周方向)に対してお互いに異なる方向に傾斜させて、抵抗発熱層22b1,22b2の重なり合う量を調整している点で相違する。
図11において、面状発熱体22は、図中上から順に、第1の発熱シート22s、絶縁層22dからなる絶縁シート、第2の発熱シート22sが積層されてなるものである。
図12(a)は、回転支持部材27Aとして金属体、例えばステンレスの薄膜パイプの内周に面状発熱体22を設け、回転支持部材27Aの外周側で定着スリーブ21を支持する構成例である。この構成により、定着スリーブ21の回転走行安定性が確保できるだけでなく、定着スリーブ21を剛性の高い金属製の回転支持部材27Aで支持できるので組立上のハンドリングが容易である。また、面状発熱体22が定着スリーブ21と直接接触摺動することはないので、面状発熱体22表面の保護層(摺動層)や絶縁層が摺動摩耗して、抵抗発熱層22bや電極層22cなどの導電体の露出による電気的リークの懸念がなくなる。なお、回転支持部材27Aとして金属体を備えているので熱容量が大きくなり、ウォームアップ時の昇温速度が図1の構成のものよりも遅くなる欠点がある。
すなわち定着装置20は、基本的構成が図1に示すものと同じであるが、定着スリーブ21の内周側に設けられるパイプ形状の回転支持部材27Aと、回転支持部材27Aの内周側であってニップ部下流側に配置されるようにコア支持部材28のH型外面に断熱支持部材29と、を備える点で相違する。
ついで、温度センサの検知温度が印刷可能温度となった時点で、回転駆動系を始動して加圧ローラ31を回転させて、定着スリーブ21をつれ回りさせることにより、定着スリーブ21の周方向の温度の均一化を図った上で印刷動作へ移行する。
なお、前記のように静止加熱を終了する温度T1を例えば100℃とする。
図17,図18に、本発明の定着装置20に温度センサを配置した構成を示す。図17は、本発明に係る定着装置の構成例を示す断面概略図であり、図18は、図17に示す定着スリーブ21を展開し、該定着スリーブ21上における面状発熱体22と2つの温度センサの配置関係を示す概略図である。なお、ここでは図8に示す面状発熱体22の構成を前提としている。
図19は、本発明の定着装置の定着スリーブ21の回転時における加熱制御方法を示すブロック線図である。
これらの具体的手順は次のとおりである。ここでは、定着スリーブ21において目標温度に対する温度落込みが発生する場合を説明する。
(S102) 定着装置20のニップ部を記録媒体(用紙)Pが通過することにより、該ニップ部から熱が奪われ、定着スリーブ21の軸方向の中央部温度及び端部温度が低下する(温度落込み)。なお、ここでは定着スリーブ21の定着有効幅の全幅に相当する幅を有する記録媒体Pが通過するものとする。
(S103) (k)中央温度センサ(温度センサ41)で検知した定着スリーブ21の中央部のセンサ温度(Tc),(l)端部温度センサ(温度センサ42)で検知した定着スリーブ21の端部のセンサ温度(Ts)をフィードバックし、定着スリーブ21の目標温度とそれぞれのセンサ温度の差分値を計算する。
P1=Kp1*(Tref−Tc) ・・・(1)
また、中央比例制御器は、端部ヒータ(抵抗発熱層22b2)への比例制御器の役割もあり、つぎの式(2)で表される端部ヒータ(抵抗発熱層22b2)への電力量P2を計算する。なお、Kp2は中央比例制御器における比例制御の係数である。
P2=Kp2*(Tref−Tc) ・・・(2)
P3=Kd3*(Tc[t]−Tc[t−△t])/△t ・・・(3)
また、中央微分制御器は、端部ヒータ(抵抗発熱層22b2)への微分制御器の役割もあり、つぎの式(4)で表される端部ヒータ(抵抗発熱層22b2)への電力量P4を計算する。なお、Kd4は中央微分制御器における微分制御の係数である。
P4=Kd4*(Tc[t]−Tc[t−△t])/△t ・・・(4)
この入力により、端部ヒータにおいても事前に温度変化傾向を予測できる。
P5=Kp5*(Tref−Ts) ・・・(5)
また、つぎの式(6)で表される端部ヒータ(抵抗発熱層22b2)への電力量P6を計算する。なお、Kp6は端部比例制御器における比例制御の係数である。
P6=Kp6*(Tref−Ts) ・・・(6)
Pc=P1+P3+P5 ・・・(7)
また、端部ヒータ(抵抗発熱層22b2)への通電量Psがつぎの式(8)で求められる。
Ps=P2+P4+P6 ・・・(8)
Pc’[t]=Pc[t−d] ・・・(9)
Ps’[t]=Ps[t−d] ・・・(10)
図23は、本発明に係る画像形成装置の構成を示す全体構成図である。
図23に示すように、画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図23中の矢印方向に無端移動される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図23中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
定着装置20’は、図13の定着装置20における面状発熱体22及びその付帯部材(発熱体支持部材23、端子台ステイ24、コア保持部材28、断熱支持部材29)に替えて2つのハロゲンヒータ22h1,22h2を有する加熱装置22hを備えており、それ以外は定着装置20と同じ構成である。
また、温度センサ42は、定着スリーブ21上の軸方向及び周方向においてハロゲンヒータ22h2のいずれかの端部の加熱位置(とくにハロゲンヒータ22h2の加熱領域の中央部)の温度を検知するものである。
定着装置20''は、図24の定着装置20’における定着スリーブ21及びその付帯部材(当接部材26、回転体支持部材27A、コア保持部材28)に替えて、定着ローラ202及び加熱ローラ203に架け渡される定着ベルト201を備え、それ以外は定着装置20’と同じである。
ここで、定着ローラ202は、定着ベルト201を介して加圧ローラ31と当接してニップ部Nを形成している。また、加熱ローラ203は内部にハロゲンヒータ22h1,22h2からなる加熱装置22hを有しており、定着ベルト201は加熱装置22hの発熱により加熱ローラ203を介して加熱される。
また、温度センサ42は、定着ベルト201の軸方向及び周方向においてハロゲンヒータ22h2のいずれかの端部の加熱位置(とくにハロゲンヒータ22h2の加熱領域の中央部)の温度を検知するものである。
3 露光部
4Y、4M、4C、4K 作像部
5Y、5M、5C、5K 感光体ドラム
12 給紙部
20,20’,20'' 定着装置
21 定着スリーブ
22 面状発熱体
22a 基層
22b,22b1,22b2 抵抗発熱層
22c 電極層
22d 絶縁層
22e,22e1,22e2 電極端子
22f 固定端子
22h 加熱装置
22h1,22h2 ハロゲンヒータ
22s 発熱シート
23 発熱体支持部材
24 端子台ステイ
25 給電線
26 当接部材
27A,27B,27C 回転体支持部材
27a 開口部
27D 樹脂部材
28 コア保持部材
29 断熱支持部材
31 加圧ローラ
41,42 温度センサ
75 帯電部
76 現像部
77 クリーニング部
78 中間転写ベルト
79Y、79M、79C、79K 1次転写バイアスローラ
80 中間転写クリーニング部
82 2次転写バックアップローラ
83 クリーニングバックアップローラ
84 テンションローラ
85 中間転写ユニット
89 2次転写ローラ
97 給紙ローラ
98 レジストローラ対
99 排紙ローラ対
100 スタック部
101 ボトル収容部
102Y、102M、102C、102K トナーボトル
201 定着ベルト
202 定着ローラ
203 加熱ローラ
L レーザ光
P 記録媒体
T トナー
Claims (8)
- 回転する無端状ベルトの定着部材と、
前記定着部材の外周面と当接する加圧部材と、
前記定着部材の内周側に配置され、該定着部材を介して前記加圧部材と当接してニップ部を形成する当接部材と、
前記定着部材を直接または間接的に加熱する加熱機構部と、を備え、
前記加熱機構部は、前記定着部材の幅方向の異なる部分をそれぞれ加熱する複数の加熱手段と、該複数の加熱手段のうち、第1加熱手段の加熱位置よりも前記定着部材の回転方向上流側の所定位置に対応する該定着部材の温度を検知する第1温度センサと、第2加熱手段の加熱位置に対応する前記定着部材の温度を検知する第2温度センサと、を有し、
前記第1温度センサ及び第2温度センサの温度検知結果に基づいて、前記定着部材の回転時における前記複数の加熱手段の加熱制御を行うことを特徴とする定着装置。 - 前記定着部材の回転時における前記複数の加熱手段の加熱制御は、前記第1温度センサ及び第2温度センサの温度検知結果に基づいて前記複数の加熱手段それぞれの通電量を決定し、該複数の加熱手段への通電を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記定着部材の回転時における前記複数の加熱手段の加熱制御は、前記第1温度センサの温度検知結果に基づいて前記定着部材の目標温度に対する温度変動分を補うために前記複数の加熱手段のうち対象の加熱手段で必要な電力量を算出し、前記第2温度センサの温度検知結果に基づいて前記定着部材の実温度が目標温度となるようにするために前記対象の加熱手段で必要な電力量を算出し、それらの電力量を合算したものを前記対象の加熱手段への通電量として決定することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 前記第1温度センサの温度検知結果から得られる前記定着部材の温度変化傾向を打ち消すために前記対象の加熱手段で必要な電力量を前記対象の加熱手段への通電量にさらに加算することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
- 前記第1加熱手段は該定着部材の幅方向中央部を加熱するものであり、前記第2加熱手段は前記定着部材の幅方向端部を加熱するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
- 待機時には、前記第2温度センサの温度検知結果に基づいて前記複数の加熱手段の加熱制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置。
- 前記加熱手段は、面状発熱体における抵抗発熱層またはハロゲンヒータであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の定着装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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