Tim Cook氏は欧州のプライバシー監視機関に対して現地時間10月24日、データとプライバシーをめぐる世界規模の「危機」は実在すると述べ、人々の好み、恐れ、望みが、個人データを収集する企業の間で「軍隊のように効率的に」取り引きされていると警告した。 同氏は、 欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)を称賛する熱のこもったスピーチを繰り広げ、そうした個人情報の取引が「データ産業にまで発展している」と主張した。 「日々の情報から極めて個人的な情報まで、われわれの個人情報が武器化され、軍隊を思わせるほどの効率的なやり方で、われわれ自身に向けられている」と、Cook氏は民間企業による個人情報の利用を批判した。 ベルギーのブリュッセルで開催中の第40回データ保護プライバシーコミッショナー国際会議(ICDPPC)で行ったこの基調講演でCook氏は、プライバシーとデータ収集をめぐり、以前に名指