温室効果ガス 過去最高の濃度に 11月22日 8時45分 去年、世界各地で観測された二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの平均濃度が、過去最も高い値だったことがWMO=世界気象機関のまとめで分かりました。 スイスのジュネーブに本部がある国連の専門機関、WMOは、世界各国の気象機関などが、去年、観測した主な温室効果ガスの大気中の平均濃度をまとめ、21日、発表しました。それによりますと、温室効果ガスの中で地球温暖化に最も影響している二酸化炭素の世界全体の平均濃度は前の年より2.3ppm増えて、389.0ppmとなっています。また、二酸化炭素とともに温暖化に影響を与えているメタンの平均濃度は、前の年より5ppb増えて1808ppbとなっています。いずれのガスも、過去10年間の平均を上回るペースで濃度が増加しており、観測を始めてからこれまでで最も高い値を更新しました。今回の結果について、記者会見し