去年、東京パラリンピックの選手村で自動運転の車が柔道の日本選手に接触し選手がけがをした事故で、警視庁は車に乗っていたオペレーターが選手に気付いたにもかかわらず、緊急停止の措置を適切にとらなかったなどとして、過失運転傷害の疑いで書類送検しました。 書類送検されたのは、車のオペレーターでトヨタ自動車の39歳の男性社員です。 警視庁によりますと、去年8月、東京 中央区晴海の東京パラリンピックの選手村で、トヨタ自動車が開発した自動運転の電気自動車に乗って、敷地内の交差点を右折した際、柔道の日本代表で視覚に障害がある北薗新光選手に接触し、足に軽いけがをさせたとして過失運転傷害の疑いが持たれています。 北園選手は横断歩道を渡っていたということで、事故のあと、体調不良を理由に試合を欠場しました。 電気自動車は当時、選手や大会関係者向けに敷地内を巡回していて、ハンドルにあたる操作などは自動で行う一方、周囲