パイロットの飲酒問題が後を絶たない中、スターフライヤーとLCC=格安航空会社のジェットスター・ジャパンでは、ことし7月から9月にかけて、乗務前の機長や副操縦士から相次いでアルコールが検出されるなどしたことから、国土交通省はこの2社に対して業務改善勧告を出しました。 北九州市に本社があるスターフライヤーでは、ことし7月、機長と副操縦士が那覇から北九州に向かう便の乗務前にアルコール検査を受けていなかったことが発覚し、離陸直前に駐機場に引き返し、欠航となりました。 さらに、翌月の8月には、北九州から台北行きの便に乗務する予定だった副操縦士からアルコールが検出され、乗務を交代して遅れが出ました。 また、ジェットスター・ジャパンでは、ことし9月、関西空港からそれぞれ成田と新千歳に向かう飛行機に乗務する予定だった機長2人から乗務前の検査でアルコールが検出され、この影響で複数の便に欠航や遅れが出ました。