https://github.com/google/kati kati について、ドキュメント書こう…と思っていたのですがなかなか進まないので、とりあえず日本語で書いてみることにしました。何書くかがあまり明確じゃないテーマなので、何書くか考えるのと英語考えるのを両方同時にやるのが少し大変で。 動機 kati は GNU make のクローンです。いずれ完全なコンパチになると嬉しいですが、なかなか難しいだろうと個人的には諦めています。用途に対して実用的ならば良いかなと。 動機としては、 Android platform のビルドシステムが、なかなかシュールな GNU make 黒魔術で構成されていて、 make が実際になんかしはじめるまでが遅かったので、そこを高速化したいというものでした。 ビルドシステムが遅いという時、まずだいたいヌルビルドとフルビルドの2点を考えます。ヌルビルドてのは生
MSYSでGTK+をビルドする手順をまとめました。 ビルド後のパッケージ一覧は前回の記事を参照してください。 MSYSでGTK+をビルド (1) http://7shi.hateblo.jp/entry/2012/04/30/181459 ビルドには非常に時間と手間が掛かります。自分でビルドしなくても本家でWindowsバイナリが公開されています。 http://www.gtk.org/download/win32.php 参考までに私がビルドしたバイナリを置いておきます。/usr/localに展開することが前提のアーカイブです。 これは一時ディレクトリにインストールしたファイルを固めたものです。make installの代わりに使うスクリプトを作成したので、参考までに置いておきます。 https://gist.github.com/2569475 Python Windows用のPyth
著者 :リチャード・M・ストールマン, ローランド・マグラス (GNU プロジェクト) 訳者 : いのまた みつひろ / ecoop.net(技術メモ公開中) 翻訳文更新日:May 20, 2002(翻訳終了・未校正) Linux 標準搭載の make コマンド, 別名 gmake の日本語版です。 この資料の著作権は Richard.M.Stallman & Roland.McGrath と Free Software Foundation にあり、また翻訳版には前述の著作者に加えて ecoop.net に著作権があります。再配布・転載等される方はこちらを見て下さい。 GNU Project についてはgnu.org(日本語)を参照のこと。 序文はこちら GNU makeユーティリティは大きいプログラムのどの断片が再コンパイルされる必要が あるかという事と,それらを再コンパイルする発行コ
この章ではGNUプログラム用にMakefileを記述する際の慣習について書いてあります。 Makefileの一般的な慣習 Makefileには次の行を毎回含めるべきです。 SHELL = /bin/sh …というのは、環境からSHELL変数を受け継ぎ得るシステム上でのトラブルを避けるためです。(GNU makeではこれは全く問題になりません。) 別のmakeプログラムには非互換のサフィックスリストや暗黙ルールがあり、場合によって混乱をきたしたり動作不良を起こします。このため次のように、個々のMakefileで必要なサフィックスだけを明示的にサフィックスリストにセットするのが良策です。 .SUFFIXES: .SUFFIXES: .c .o はじめの行でサフィックスリストをきれいさっぱり除去して、次の行でこのMakefileで暗黙ルールに渡されてもいいサフィックスを全部書き込みます。 コマン
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