地球温暖化対策を話し合う国連の会議COP19で、温室効果ガス削減の新たな枠組み作りを巡って、先進国と途上国の対立が続くなか、日本時間の19日夜遅くから閣僚級の会合が始まり、国連のパン・ギムン事務総長は「今、必要なのは政治的なリーダーシップだ」と述べ、各国に交渉を前進させるよう呼びかけました。 ポーランドで開かれているCOP19では、2020年からすべての国が参加して始める温室効果ガス削減の新たな枠組み作りのための協議が行われていますが、先進国と途上国の間で主張の隔たりが大きく、政府関係者によりますと、焦点の一つである各国が削減目標を提出する時期については、事務レベルの交渉で合意を得るのが難しい情勢になっています。 こうしたなか、日本時間の19日午後11時半すぎから、国連のパン・ギムン事務総長や各国の閣僚級が参加する会合の開会式が開かれました。 この中で、パン事務総長は「今、必要なのは政治的