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bookに関するfacebooookのブックマーク (207)

  • 磁力と重力の発見 1 | 古代・中世 | みすず書房

    近代物理学成立のキー概念は力、とりわけ万有引力だろう。天体間にはたらく重力を太陽系に組み込むことで、近代物理学は勝利の進軍の第一歩を踏み出した。 ところが、人が直接ものを押し引きするような擬人的な力の表象とちがって、遠隔作用する力は〈発見〉され説明されなくてはならなかった。遠隔力としての重力は実感として認めにくく、ニュートンの当時にも科学のリーダーたちからは厳しく排斥された。むしろ占星術・魔術的思考のほうになじみやすいものだったのである。そして、古来ほとんど唯一顕著な遠隔力の例となってきたのが磁力である。 こうして書の追跡がはじまる。従来の科学史で見落とされてきた一千年余の、さまざまな言説の競合と技術的実践をたどり、ニュートンとクーロンの登場でこの心躍る前=科学史にひとまず幕がおりるとき、近代自然科学はどうして近代ヨーロッパに生まれたのか、その秘密に手の届く至近距離にまで来ているのに気づ

    磁力と重力の発見 1 | 古代・中世 | みすず書房
  • 【シリーズ「あいだで考える」】最首悟『能力で人を分けなくなる日――いのちと価値のあいだ』の「はじめに」を公開します|創元社note部

    2023年4月、創元社は、10代以上すべての人のための新しい人文書のシリーズ「あいだで考える」を創刊いたしました(特設サイトはこちら)。 シリーズの6冊目は、 ・最首悟『能力で人を分けなくなる日――いのちと価値のあいだ』 です(3月25日頃発売予定、書店にてご予約受付中)。 刊行に先立ち、「はじめに」の原稿と目次を公開いたします。 『能力で人を分けなくなる日』は、1936年生まれの最さい首しゅ悟さとるさんと3人の10代の若者との対話の記録です。 最首さんは、重度の知的障害を持ち、目が見えず言葉も話さない第4子の星子さん、配偶者の五十鈴さんと3人で暮らしています。2016年7月の津久井やまゆり園事件(相模原障害者施設殺傷事件)の2年後、植松聖被告(当時)から「生産能力のない者」の扱いを問う手紙をもらい、2度の面会と手紙のやりとりののち、現在に至るまで彼に宛てた手紙を書きつづけています(神奈川

    【シリーズ「あいだで考える」】最首悟『能力で人を分けなくなる日――いのちと価値のあいだ』の「はじめに」を公開します|創元社note部
  • 最悪のことが起こった土地でも、自然は再生する──『人間がいなくなった後の自然』 - 基本読書

    人間がいなくなった後の自然 作者:カル・フリン草思社Amazonこの『人間がいなくなった後の自然』は、作家・ジャーナリストのカル・フリンが、原子炉事故や薬物汚染、地雷原に紛争に──と、数々の理由によって人間に打ち捨てられた地を訪れ、そこでどのように自然と動物が再生、あるいは変化してきたのかをとらえた一冊である。なぜそこが放棄されたのか、という歴史・科学的なエピソードが語られた後、著者がその地に足を踏み入れ、その風景が描写されていく。 旅のであるともいえるし、放棄された土地で、どのような生物が再度根付き、どうやって自然と動物が再生・変化していったのかの科学的な描写は正確かつ適切な分量で、多数の文学作品やSF小説からイメージを引用しながら自然を描写する筆致はとにかく美しい──と、一冊で二度も三度もおいしい名著である。カラーの写真も多数掲載されていて、それ自体が廃墟写真集のような素晴らしさがあ

    最悪のことが起こった土地でも、自然は再生する──『人間がいなくなった後の自然』 - 基本読書
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    facebooook 2023/07/02
    “この村では、20世紀には数十頭まで減少してしまったと見られていたムフロンという野生の羊が住み着き、誰も耕していない農地で草を食んでいた。”
  • https://www.maruzen-publishing.co.jp/smp/info/n19566.html

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    facebooook 2023/06/29
    文化事典シリーズ
  • Naonori Nagaya - Recommended books

    「なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド」はこちら https://note.com/norinagaya/n/ne7a082c18e0d に移動しました (2024年5月5日)。 Copyright, 2012-2024, by Naonori Nagaya.All rights reserved.https://sites.google.com/site/naonorinagaya/Last modified: May 8, 2024

    Naonori Nagaya - Recommended books
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    facebooook 2023/05/13
    “地球には6,000から7,000もの言語が話されており、その構造は極めて多様です。 話す言葉が違ったら、世界の見え方も違うかもしれない。そんなことを思ったことはないでしょうか? ”
  • 世界文学アンソロジー | 三省堂

    著者名 秋草 俊一郎・戸塚 学・奥 彩子・福田 美雪・山辺 弦 編 判型 A5変 ページ数 364頁 ISBN 978-4-385-36235-9 いまこそ読みたい,はじめての世界文学。言語も環境も文化も全く異なる,多様な小説・詩27編を精選。アチェベ,コレットの邦初訳を含む12編が清新な新訳。さらに多くの作品に親しむためのブックガイド付き。 WEBコンテンツ(発問例集ページ) WEBコンテンツ(発問例集Word) WEBコンテンツ(邦訳リストページ) WEBコンテンツ(邦訳リストExcel

    世界文学アンソロジー | 三省堂
  • 知の統合は可能か - 時事通信出版局

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    facebooook 2023/03/06
    “2020年4月に東北大学で立ち上げられた「感染症共生システムデザイン学際研究重点拠点」(拠点長:押谷仁)のもと、 瀬名秀明が各種専門家にインタビューし、サイエンスライターの渡辺政隆が執筆。”
  • 「ドナウ、小さな水の旅」書評 大河に根ざす暮らしと暴力の跡|好書好日

    「ドナウ、小さな水の旅」 [著]山崎佳代子 地球の表面に毛細血管のように張り巡らされた川の一に人びとの暮らしが溶け込んでいる。川幅の広いドナウ河が中心をつらぬくセルビアの首都ベオグラードに住む詩人は、その支流の沿岸に住まう人びとと語らい、べ、飲む。 まるで自分の血液にドナウの水が流れているのを確認するかのように、詩人は人びとと葡萄(ぶどう)酒、ラキアという名の火酒、コーヒーなどを共有し、周辺でとれた鯰(なまず)や鯉(こい)や鱒(ます)に舌鼓を打つ。「お魚はね、三度、泳ぐと言うでしょ。水の中、ワインの中、そしてお腹(なか)の中」と詩人を招いた女性は語る。 だが、このの魅力はこんなバルカンの人びととの豊かな飲の光景だけではない。人びとの語りや建物に地層のように堆積(たいせき)する歴史の群れである。 中石器時代の集落跡にはチョウザメなどの漁をしていたと思われる人たちの遺骨がドナウの下

    「ドナウ、小さな水の旅」書評 大河に根ざす暮らしと暴力の跡|好書好日
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    facebooook 2023/02/23
    “人びとの語りや建物に地層のように堆積する歴史の群れ”
  • Melodious Library【メロディアス ライブラリー】- TOKYO FM - 小川洋子,藤丸由華 -

    「Melodious Library」は、TOKYO FM 80.0MHzで毎週日曜日10:00~10:30にオンエアしているラジオ番組です。作家 小川洋子の解説により、名作の新たな楽しみ方を伝えていきます。

  • 『現代思想入門』(千葉 雅也):講談社現代新書 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

    《「新書大賞2023」大賞受賞!!》 人生を変える哲学が、ここにある――。 現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした、究極の「入門書」 ■デリダ、ドゥルーズ、フーコー、ラカン、メイヤスー…… 最高峰の哲学者たちの「考えていること」が面白いほどよくわかる! ■「物事を二項対立で捉えない」「すべての仕事を“ついで”にやる」…… 哲学とライフハックがダイレクトにつながる! ■きちんとしすぎる窮屈な管理社会…… 秩序からの逸脱を肯定する言葉に励まされる! 「書は、「こうでなければならない」という枠から外れていくエネルギーを自分に感じ、それゆえこの世界において孤独を感じている人たちに、それを芸術的に展開してみよう、と励ますために書かれたのでしょう。」 ――「おわりに 秩序と逸脱」より [書の内容] はじめに 今なぜ現代思想か 第一章 デリダ――概念の脱構築 第二章 ドゥルーズ――存在の脱構築

    『現代思想入門』(千葉 雅也):講談社現代新書 製品詳細 講談社BOOK倶楽部
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    facebooook 2022/10/26
    「現代思想は、秩序を強化する動きへの警戒心を持ち、秩序からズレるもの、すなわち「差異」に注目する。それが今、人生の多様性を守るために必要だと思うのです。」
  • 海をあげる 上間 陽子 著

    こんな声で話す柴山さんを聞いたことがなかったので、「よろこんでいるんだなあ」「筑摩書房のみなさんにようやくお礼が言える」と思いました。共同研究者のひとりでもある岸政彦さん、『地元を生きる―沖縄的共同性の社会学』(ナカニシヤ出版)チームのメンバー、今やっている若年出産女性チームのメンバーにようやく恩返しができると思って、とにかくうれしい気持ちで電話を切りました。 それからもずっとドタバタと過ごしていて、その後、歴代の受賞者の方のお名前や作品を見て、「当にとんでもない賞をいただくことになったなあ」と思いました。でも選んでくださった方々は、書店員のみなさん。要するに、沖縄の今に対する書店員のみなさんからの応援なんだなと思いました。この賞は私が受けたのではなく、沖縄に対する賞であり、沖縄で暮らしている私が調査した子たち――当にしんどい思いで生きていますけれど、その子たちに向けたはなむけのような

    海をあげる 上間 陽子 著
  • 『誰も断らない こちら神奈川県座間市生活援護課』 どんな人も見捨てない。困窮者支援の最前線からの報告 - HONZ

    世の中がなんだかギスギスしているなぁと感じるようになったのは、いつ頃からだろう。電車でわずかに肩が触れただけで舌打ちされたり、高速道路で妙に煽ってくる奴がいたり、そんな些細な個人的体験だけでなく、ネットでも誰かの足を引っ張るような言説が目立つようになった。みんな何かにイラつき、余裕を失くしていた。一見、攻撃的な姿勢の裏に、人々の不安が見え隠れしているような気がした。 おそらく誰もがその理由に思い当たるのではないか。日社会が下降局面に入ったのだ。人口は減る一方だし、かつてのような経済成長もこの先望めない。言葉をかえれば、社会全体が貧しくなったのである。 書は貧困問題の最前線で奮闘する人々を描いた一冊だ。読みながら驚きの連続だった。これまで知らなかった話が次から次に出てくるのだ。貧困問題について多少は知ったつもりになっていたが浅はかだった。現状は想像をはるかに超えて壮絶だったし、困窮者を支

    『誰も断らない こちら神奈川県座間市生活援護課』 どんな人も見捨てない。困窮者支援の最前線からの報告 - HONZ
  • 「まだ、法学を知らない君へ」書評 解決への道筋探る思考止めない|好書好日

    まだ、法学を知らない君へ 未来をひらく13講 著者:東京大学法学部「現代と法」委員会 出版社:有斐閣 ジャンル:法学・法制史 「まだ、法学を知らない君へ」 [編]東京大学法学部「現代と法」委員会 法学に対し、血も涙もないという反感を抱く人は結構多い。しかし感情は往々にして暴走する。国民の多数が感情的になった時、理性を担保するために法律が存在する。沸騰した感情に水を差すのだから嫌われるわけだが、それこそが感情で動いて失敗を繰り返してきた人類の知恵だ。憲法改正が政治日程に上ろうかという今、法学を知ることがとても重要になっている。 書は初心者向けに書かれているが、法学のイロハを教える基書ではない。法律が想定していなかったであろう現代的な諸問題に関して、法学がどう対応しようとしているのかが分かりやすく解説されている。いわば実践の書である。 SNSでの誹謗(ひぼう)中傷、変わりゆく性犯罪の認識、

    「まだ、法学を知らない君へ」書評 解決への道筋探る思考止めない|好書好日
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    facebooook 2022/09/03
    “本書は初心者向けに書かれているが、法学のイロハを教える基本書ではない。法律が想定していなかったであろう現代的な諸問題に関して、法学がどう対応しようとしているのか”
  • 「まとまらない言葉を生きる」荒井裕樹さんインタビュー 差別・人権…答えが見つからないものこそ言葉に|好書好日

    荒井裕樹さん(人提供) 荒井裕樹(あらい・ゆうき) 1980年東京都生まれ。二松學舍大学文学部准教授。専門は障害者文化論、日近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。著書に『隔離の文学――ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス)、『障害と文学――「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館)、『生きていく絵――アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房)、『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房)、『車椅子の横に立つ人――障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)など。 世の中の「言葉が壊れている」 ――荒井さんは障害者運動家などの被抑圧者の表現を研究しています。今作のまえがきは「『言葉が壊れてきた』と思う」という一文から始まりますが、最近そのように感じることは多いでしょうか? ここ何年もしんどい言葉が増えてきたなと思っていました。生活保護バッシング、障害者バッシング、ヘ

    「まとまらない言葉を生きる」荒井裕樹さんインタビュー 差別・人権…答えが見つからないものこそ言葉に|好書好日
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    facebooook 2022/08/02
    “僕たちは言葉を巡ってものすごくしんどい時間を生きているんじゃないかと思います。”
  • 精選 文学国語 - 明治書院

    「収録教材について」 小平麻衣子(慶應義塾大学教授) 明治書院の『文学国語』は、すでに価値が定まり、教養として知っておきたい文学作品と、現代的な観点から読むべき作品をバランスよく配置しています。とは言え、それは作品が古いか新しいかで分けられるわけではありません。 例えば今回採用した林芙美子は、戦後の世相を写した作品であるのと同時に、女性の視点に配慮すべき現代だからこそ、読む価値が改めて浮上した作品です。このような文学の現代的意義を、周囲に配置した論理的な文章と合わせて読むことで、より深く理解できるように工夫しています。 逆に、戦争や都市、歴史など社会に関わる知は、文学と同様、人間の思いや記憶を発想の基盤としており、説得的な記述を行うためには、文学の表現技法と共通点があることもわかるでしょう。正確な読解と応用の双方に配慮した「言語活動」は、これらの理解を助け、人間が生きていく上での様々な課題

    精選 文学国語 - 明治書院
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    facebooook 2022/07/18
    出版年月日:2023/01/20 【文学の窓】群れず集まる(田中和将)
  • 趣味の物理学書店・物理数学

    物理を学ぶには数学が必要です。 しかし「数学の専門書」はやたら厳密で 物理に必要のないところに 重点が置かれていることがあります。 やる気に満ちている初学者を想定して 読みやすそうなを集めてみました。 やさしすぎたり難しすぎたりして 読者を選びそうなものは 表示の負担を減らすために テキストリンクのみにしてあります。 書店入り口へ

    趣味の物理学書店・物理数学
  • 「生物ってなぜ死ぬの?」東京大学・小林武彦教授に聞く 生物学からみる「死」と進化 NEWS おはよう日本 - NHK

    https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pzvl7wDPqn/bp/p9zmDDLzrP/ 生物はなぜ死ぬのか―― 日頃考えることは少ないけれど、誰もがドキッとする“死”について、生物学の視点で解説した新書が10万部以上、売れています。少し怖いけれど、気にせずにはいられない“死”について、著者の東京大学定量生命科学研究所の小林武彦教授に聞きました。 コロナ禍で考えさせられる“死” ――著書が多くの人に読まれているのはなぜでしょうか。 小林:こんなに多くの方に読んでいただけるとは思っていませんでした。ちょうど時代がコロナ禍というのが理由の1つかもしれません。私たちは、何もないときには「なんとなくあと何十年ぐらいは大丈夫かな」と、死があまり現実味を帯びてないと思います。ただ新型コロナで、連日の死者何名だと報道されると、死を最終的な人生

    「生物ってなぜ死ぬの?」東京大学・小林武彦教授に聞く 生物学からみる「死」と進化 NEWS おはよう日本 - NHK
  • 朝日新聞書評委員の「今年の3点」② 押切もえさん、温又柔さん、金原ひとみさん、柄谷行人さん、坂井豊貴さん|好書好日

    HOME コラム 朝日新聞書評委員の「今年の3点」② 押切もえさん、温又柔さん、金原ひとみさん、柄谷行人さん、坂井豊貴さん 押切もえ(モデル) (1)インドラネット(桐野夏生著、KADOKAWA・1980円) (2)ばにらさま(山文緒著、文芸春秋・1540円) (3)サステイナブルに暮らしたい(服部雄一郎、服部麻子著、アノニマ・スタジオ・1760円) 怖くて読むのが苦しいのに、止めることができず一気に読み切った(1)。どんどん壮大になる展開をリアリティーあふれる描写が支える。併せて観(み)た映画「地獄の黙示録」とともに、読後もその凄絶(せいぜつ)な世界観に圧倒され続けた。 今年、突然の訃報(ふほう)に驚かされた山文緒先生の短編集である(2)。どの話も意外な結末に驚く。どこか弱いところを持つ人が、葛藤しながらもひたむきに生きる姿に共感を覚えた。山先生の鋭く、優しい目線で切り取られた世界

    朝日新聞書評委員の「今年の3点」② 押切もえさん、温又柔さん、金原ひとみさん、柄谷行人さん、坂井豊貴さん|好書好日
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    facebooook 2021/12/30
    もう死んでいる十二人の女たちと(パク・ソルメ著、白水社) 天路(リービ英雄著、講談社)  断絶(リン・マー著、藤井光訳、白水社)
  • 朝日新聞書評委員の「今年の3点」① 阿古智子さん、生江英考さん、犬塚元さん、江南亜美子さん、大矢博子さん|好書好日

    HOME コラム 朝日新聞書評委員の「今年の3点」① 阿古智子さん、生江英考さん、犬塚元さん、江南亜美子さん、大矢博子さん 阿古智子(東京大学教授) (1)家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像(インベカヲリ★著、KADOKAWA・1870円) (2)どんぐり喰(ぐ)い(エルス・ペルフロム著、野坂悦子訳、福音館書店・2310円) (3)ニュージーランド アーダーン首相 世界を動かす共感力(M・チャップマン著、西田佳子訳、集英社インターナショナル・2200円) 家庭に適応できず社会にも居場所を見出(みいだ)せない人が、新型コロナもあり、苦しい状況に置かれている。人間が人間らしくいられる場所をどう築けばよいのか。 (1)は二〇一八年の新幹線車内無差別殺傷事件の犯人の内面に迫る。刑務所を「理想の家庭」と捉える歪(ゆが)んだ心理から自らの存在の意味を問う叫びが聞こえる。 (2)は児童文学

    朝日新聞書評委員の「今年の3点」① 阿古智子さん、生江英考さん、犬塚元さん、江南亜美子さん、大矢博子さん|好書好日
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    facebooook 2021/12/30
    どんぐり喰い(エルス・ペルフロム著、福音館書店) ニュージーランド アーダーン首相(M・チャップマン著、集英社インターナショナル)
  • 2021年の本 - 西東京日記 IN はてな

    なんだかあっという間にクリスマスも終わってしまったわけですが、ここで例年のように2021年に読んで面白かった小説以外と小説でそれぞれあげてみたいと思います。 小説以外のは、社会科学系のがほとんどになりますが、新刊から7冊と文庫化されたものから1冊紹介します。 小説は、振り返ると中国韓国台湾といった東アジアのものとSFばかり読んでいた気もしますが、そうした中から5冊あげたいと思います。 なお、新書に関しては別ブログで今年のベストを紹介しています。 blog.livedoor.jp 小説以外の(読んだ順) 蒲島郁夫/境家史郎『政治参加論』 政治学者で現在は熊県知事となっている蒲島郁夫の1988年の著作『政治参加』を、蒲島の講座の後任でもある境家史郎が改定したもの。基的には有権者がどのように政治に参加し、そこにどのような問題があるのかを明らかにした教科書になります。 教科書とい

    2021年の本 - 西東京日記 IN はてな