新しい規制基準の下で初めて再稼働する見通しの鹿児島県の川内原子力発電所1号機について、九州電力は31日、早ければ来月10日に原子炉を起動し再稼働させる計画を、原子力規制委員会に報告しました。 このうち、検査が先行して行われている1号機では、今月10日、原子炉に燃料が入れられ、再稼働前の国の検査に新たに加えられた重大事故を想定した訓練も30日に終わりました。 九州電力は、今後、原子炉格納容器からの漏えいがないかや冷却設備の機能などの最終的な設備の検査のほか、原子炉の起動に関わる手順や体制を確認する検査を経て、早ければ来月10日に原子炉を起動して再稼働させる計画を、原子力規制委員会に報告しました。九州電力は、原子炉を起動したあと15時間程度で核分裂反応が連続する「臨界」の状態にして、起動から3日ほどで発電を始めるとしています。川内原発が再稼働した場合、新しい規制基準の下では初めてで、おととし9