東京の伝統野菜の一つ『東京うど』。白い茎と葉はみずみずしくやわらかで、上品な味わい。昔から高級料亭などでも季節の味として好まれる貴重な食材です。 しかし、食べ方や調理法があまり知られていないため、なかなか手に取ってもらえないのが産地のお悩みでした。そこで今回、料理研究家の浜内千波さんに、誰でも簡単に作れる絶品レシピを考えてもらいました! 真っ暗な洞穴で栽培される 小平市特産の“東京うど” 今回の舞台は東京の西部にある小平市。 昭和30年代から本格的に東京うどの栽培が始まり、現在は3軒の農家が冬のこの時期に収穫を行っています。この辺りは関東ローム層の粘土質で地盤が強いため、昔から地下に「うど室(むろ)」と呼ばれる穴を掘り、その中で育てています。