サンスクリット(=梵語)とは、インドの古語です。 ヒンドゥーや仏教の聖典はサンスクリットで口伝され、書き記されてきました。現代では日常的に使われることはありませんが、高い教育を受けた人々の中にはサンスクリットを話せる人も多く、学会の発表などで使われることもあります。インドには多くの言語がありますが、サンスクリットは、そのうちの15種の主要言語の一つとして、国によって指定されています。 文法はとても論理的で、多くの規則があるため難解な言語と言われます。同じインド・ヨーロッパ語族である英語と似ている点も多くあります。また、仏教の影響で、サンスクリットに起源を持つ日本語も意外に多くあります。 文字は、おもにデーヴァナーガリー文字が使われます。現代ヒンディー語と同じ文字ですが、読み方の規則が多少異なります。 <単語例>