今年5月にあった情報モラル授業では、インターネットの便利な点や注意すべき点を付箋に書き出して考えた=狭間中学校 「動きやすくて暖かいブレザーがいい」「こっちの色の方が高級感があるな」。夏休み前の放課後、会議室に生徒が集まり、意見を出し合った。サンプル生地に顔を近づけ、さわり心地を確かめる。議題は「新しい制服に求めること」。兵庫県のある中学校が、およそ30年ぶりに制服を一新する。これまでに保護者らの声を取り入れたほか、制服の選定には生徒の意見を多く反映した。背景には「学校のことは生徒自身で決める」という学校の方針がある。(喜田美咲) ■30年ぶりの新制服、来春から導入 三田市立狭間中学校(狭間が丘4)が創立40周年のタイミングに合わせて、時代に即したモデルチェンジを実施する。来春から導入されるといい、27日の記念式典で全校生に初披露される。 新たな制服の計画には、兵庫菅公学生服(兵庫県姫路市