この項では『グラディウス ポータブル』と『パロディウス PORTABLE』の2作品をまとめて扱います(移植の方向性、評価点および問題点が似通っているため)。
【ぐらでぃうす ぽーたぶる】
ジャンル | シューティング(オムニバス) | |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
発売元 | コナミ | |
開発元 | Konami Software Shanghai | |
発売日 | 2006年2月9日 | |
定価 | 4,980円(税別) | |
廉価版 | コナミ・ザ・ベスト:2007年1月25日/2,800円(税別) | |
判定 | なし | |
ポイント | 概ね良移植、一部残念な点が非常に目立つ | |
グラディウスシリーズ |
+ | 移植度の問題 |
【ぱろでぃうす ぽーたぶる】
ジャンル | シューティング(オムニバス) | |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
開発元 | Konami Software Shanghai | |
発売日 | 2007年1月25日 | |
定価 | 3,980円(税別) | |
廉価版 | コナミ・ザ・ベスト:2008年3月13日/2,800円(税別) | |
判定 | なし | |
ポイント |
権利上の都合で多数のBGMが差し替えられた 移植度もところどころ不満が |
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グラディウスシリーズ |
+ | 詳細 |
+ | 移植度の問題 |
それぞれ5本もの作品を(当時)最新の携帯機向けに移植したという試み自体は評価されて然るべきものであるし、その移植度も十分及第点に到達している。
しかし、ところどころ粗が目立つのは事実であり「移植の再移植」という形となったために、今度こそAC版を忠実に移植して欲しいというファンの願いが叶えられることはなかった。
特に『だ!』に関してはAC版の難易度まで含めた完全移植が現在入手困難なX68000版のみであるという問題を抱えており、更に20年以上前のゲームである為に稼動しているゲーセンも少なく、現状では当時のままのものを遊ぶことが非常に困難になってしまっている。
M2に外注した結果、原典に非常に忠実な移植となった『沙羅曼蛇 PORTABLE』『ツインビー PORTABLE』の方が高い評価を受けているのは、内製であった『IV』とトレジャーに外注した『V』では後者の方が高い評価を受けたのを彷彿とさせるような皮肉な結果である。
とは言っても、そのユーザーフレンドリーな仕様は初心者にはうってつけ。
初めてグラディウス・パロディウスシリーズに触れるきっかけとしては決して悪くない作品である。