極上パロディウス ~過去の栄光を求めて~
【ごくじょうぱろでょうす かこのえいこうをもとめて】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード(SYSTEM GX)
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発売・開発元
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コナミ
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発売日
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1994年4月26日
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判定
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良作
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バカゲー
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ポイント
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ネタ要素もゲームバランスもより洗練 シリーズでは随一の完成度
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グラディウスシリーズ
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概要
本流であったグラディウスシリーズがIIIで一旦休眠期に入り、『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』から4年の時を経て登場したパロディウスシリーズ第3弾。
前作以上におふざけ上等な世界観で展開される横スクロールSTG。
極めて高い評価を獲得し、『レイフォース』や『ダライアス外伝』といった同年の名作たちを抑え、1994年ゲーメスト大賞ベストシューティング賞を受賞している。
ストーリー
むかしむかし、あるところに「過去の栄光」という、それはそれは素晴らしいものがありました……。
西暦1994年。全宇宙を巻き込んだ親子ゲンカから4年。悪の親玉タコベエを倒した4人の勇者たちのおかげで世界は再び平和を取り戻しつつありました。しかし、勇者たちは世間に歓迎されることなく、それぞれ寂しい生活を送っていました。
そんなある日のこと、先の大戦で最後に受けた傷がいまだ癒えず、自宅の蛸壺のまな板の上で臥していたMr.パロディウスことタコは、長男のタコスケにこう告げたのです。
――「過去の栄光」を探してきてくれないか。ワシにお迎えがきて料理される前に、もう一度あの古き好き時代が見てみたいのだ、と……。
ウワサによれば、ディスコ「パロディウス」にいるゆかりという名前のタコ(通称タコのA子)が隠し持っているらしいのです。それを聞いたタコスケは愛用のサンバイザーを手にタコ壺から「過去の栄光」を求めて飛び出して行きました。
システム
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前作同様、グラディウスシリーズの「カプセルを回収してパワーアップ」+「ツインビーシリーズのベルでボーナスや特殊攻撃」というシステムを踏襲。
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敵撃破時には時折カプセルの代わりにベルが出現する。基本的には得点アイテムの黄色だが、ショットを撃ち込むことでたまに色が変わり「画面全体攻撃をストックできる青」「ショットが撃てない代わりに完全無敵の巨大化状態になる緑」「メガホンから出るセリフで敵や地形を貫通して攻撃する白」などになる。
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倒すと大量のベルやパワーアップカプセルを放出する敵も登場。今まで以上にベルパワーをガンガン使っていけるようになっている。
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ベルパワーのラインナップに紫が追加。効果は「画面全体の敵をカプセルにする」という強烈なもので、ベル出現テーブルも回るため本作の主要な稼ぎ要素として好評を博した。
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カプセルの中にはパワーアップゲージが回転し、止めたところでパワーアップが確定する「ルーレットカプセル」が存在する。確定させるまで他のカプセルを取っても無効になる。
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全7面+乱入ステージ1面+スペシャルステージ1面。デフォルトでは1周エンド。1周に掛かる時間は30分程度。
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乱入ステージは一人プレイの場合、一度ミスをするとYOU LOSE!となり強制的に次のステージに進む。
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二人プレイの場合は両方がミスしようが、どちらもストックが尽き同時にコンティニュー待ちになろうがそのまま続行となる。
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前作でプレイヤーを悩ませたランクシステムも健在。今回はスピードアップよりもミサイルのランク上昇率が高い。
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グラディウス関連シリーズでは実に『ライフフォース』以来となる2人同時プレイに対応。
同時プレイ時はその場復活となり、ミス直後には複数のベルアイテムがばらまかれる。(1人プレイでもパワーアップをオートにした場合は同様にその場復活(ベルの放出あり))
『沙羅曼蛇』や後年の『グラディウス外伝』とは異なり、同時プレイ時にもオプションの装備制限はない。
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自機は8種類・16人(2P側は別キャラ扱い)。
従来のグラディウスのお約束に反し、「ミサイル・ダブル・レーザーの枠組みにとらわれない」「オプションを持たないかわりに自機がパワーアップする」といったタイプの自機も数々登場している。
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本作のキャラクターイラストは漫画家のあさりよしとお氏が描いている。
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自機キャラクター紹介(8体×2)
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キャラ名 (上段が1P側)
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装備 (先頭のスピードアップと6番目の「!?」は共通)
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コメント(キャラ解説は1P側)
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ビックバイパー
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ミサイル・ダブル・レーザー・オプション・ シールド
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昔はブイブイ言わせていたタイヤキ屋の親父。実は「過去の栄光」を最も真剣に求めている。 おなじみ『グラディウス』装備。今回はダブルが2連射となり大幅に強化された。
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ロードブリティッシュ
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タコスケ
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2WAYミサイル・テイルガン・リップル・ オプション・たこつぼバリア
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前作のタコのオプションの1人が装備を受け継ぎ自機に。 相変わらずバランスが取れた装備で使いやすいが、上下をミサイルに依存するためランク抑制プレイでは足枷になりやすい。
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ベリアル
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ツインビー
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ロケットパンチ・テイルガン・3WAYショット・ オプション(収束型)・バリア
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『出たな!! ツインビー』で王女を誘拐し逃走したため指名手配中。 3WAYの軌道が変更されて制圧力が激減してしまった。しかもダブル系扱いではないため各方向1発のまま。前作続投勢では一番立場が下がっている。
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ウインビー
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ペン太郎
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ポットンミサイル・ダブル・スプレッドガン・ オプション(収束型)・バブル
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前作の戦いが元でエアガンマニアを引退しPCの戦国ゲームにハマったらしいペンギン。 ダブルはビックバイパー同様2連射。圧倒的破壊力で戦場を蹂躙したいところ。
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花子
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ひかる
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ホークウインド・スプレッドボム・キャロット・ フォーメーションオプション・スター
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前作7面のバニーガール雑魚のひとりが自機に昇格。 元ネタは『サンダークロス』。ホークウインドは自機の位置によって上下に撃ち分けるミサイル、キャロットは前方へ4連射。ミサイルを2種持つという一風変わった自機性能だが使い勝手は良い。フォーメーションオプションはオプションフル装備でパワーアップゲージがオプションの位置に来ているときにパワーアップボタン押しっぱなしでオプション間隔を広げられる。
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あかね
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マンボウ
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バブルミサイル・コントロールレーザー・ スクリューレーザー・サーチレーザー・バリア
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いつの間にか戦いに巻き込まれた通りすがりのエキストラ。元ネタは『スペースマンボウ』だが、装備は踏襲していない。 ミサイル以外は3種のレーザーで、コントロールは自機の移動に合わせ射角を変えるレーザー、スクリューは前方へ貫通力のあるレーザー、サーチは自動で敵に向かってレーザーが追尾する。 装備するたび武器に対応したオプションが順番に上下に付き、最大ですべての装備をオプションに1つづつ割り当てて同時使用も可能。フル装備時に別の武器を装備すると全てのオプションが対応した装備になる。 サーチレーザーが特に優秀。
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サンバ
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ミカエル
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ホーミングミサイル・ラウンドショット・ウェーブレーザー・ グレードアップ・オーラ
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下界の乱れを嘆いた神様が送り込んだブタの天使。完全踏襲ではないが『ダライアス』っぽい装備。 ホーミングミサイルは前方へ飛び追尾するミサイル、ラウンドショットは強化するたび発射方向が増え広範囲をカバー、ウェーブは前方へ貫通力の高い衝撃波を発射。グレードアップでそれぞれ攻撃範囲の拡大・ウェーブの大型化で強化される。オーラは完全に『ダライアス』のアーム。 ラウンドショットが非常に優秀であり、低ランク進行目的での有力自機。
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ガブリエル
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こいつ
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こいつミサイル・こいつウェイ・こいつレーザー・ こいつパワー・こいつシールド
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紙飛行機に乗った棒人間。産まれて3時間しか経っていない謎の存在。 こいつミサイルは真下に落ち前方へ進むミサイル(例外あり、後述)、こいつウェイは前方集中型の広範囲連射ショット、こいつレーザーは溜め撃ちレーザー、こいつパワーでそれぞれの攻撃範囲の拡大・レーザーの大型化で強化される。 見た目のネタっぷりに反し超高性能であり、フルパワー時のこいつウェイの破壊力は圧巻の一言。 様々な特徴から今作屈指の人気キャラとなり、ゲーメスト大賞キャラクター部門を受賞している(後述)。
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あいつ
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(全て「あいつ~」という名称)
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評価点
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4年の時を経てグラフィック・サウンド・そしておバカ要素の全てが大幅にパワーアップ。
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前作以上に全体的にきらびやかなグラフィックとなり、パロディウスらしい明るい世界観が表現されている。
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ネタ要素も大量増量。今回は他社ネタも多い。自機の中には他社STGのパロディが含まれていたり、本当に耐久力256の回転する板が登場したりとカオス極まりない。
自社ネタももちろん多分に搭載。クレーンに運ばれてコナミの看板が運ばれてくる1面(前作4面ボスをネタにしており、クレーンを破壊することで地形判定のある看板が落下する)、ステージ全体が『グラディウスIII』の3面後半(穴掘り地帯)のパロディとなっている3面、ビッグコアなどの歴代コア系ボスたちが小さい雑魚となって編隊を組んで襲い掛かってくる5面など。
そして前作の最終面が『グラディウス』のそれをモチーフにしていたように、今作の最終面は『グラディウスII -GOFERの野望-』の最終面をディスコ風にしたノリノリの熱いステージになっている。
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クラシックアレンジを中心としたBGMのクオリティも非常に高く、ステージとの親和性も抜群。
例えば1面は高名なジャズの名曲『In the Mood』をアレンジ、6面の『竹取物語』をモチーフとした月面ステージでは日本の童謡のアレンジが流れるなど…。
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難易度バランスは前作より洗練。ランクシステムは健在だが前作などほど過激な難易度上昇速度はなく、撃ち返しも「スペシャルステージ」に入るまでは一部の敵を除いて発生しなくなっている。
ランクが上がると敵弾の物量や速度が上昇して難しくなるが、前作と比べてフルパワーアップでの攻略も十分可能なラインに落ち着いている。
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もちろんランク抑制プレイも有効。今作はミサイルのランク上昇率が高いため、ミサイルなしでも対地攻撃に困らないミカエルやこいつが攻略で有利とされた。
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ランクなど気にしないという猛者は今作で追加された紫ベルで稼ぎに勤しめる。デフォルトで1周エンドになったこともあり、本作のスコアアタックはかなり熱いものとなっていた。
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本編攻略に関しては上述の通り非常に洗練されたゲームバランスとなった今作だが、例外としてエンディング後に突入する「スペシャルステージ」は高速撃ち返し上等の凄まじい難易度が解放され多くのプレイヤーを苦しめた。
その内容は歴代コナミSTGのメドレーである『メモリー・オブ・シューティング』というファン感涙モノのステージであり、本作の評価を更に高めることとなった。
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今作を代表するキャラクター「こいつ・あいつ」。
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「紙飛行機に乗った棒人間」というシュールな容姿、パワーアップすると人数が増えたり、ミサイルでは棒人間が自ら投下され、パワーアップ段階やステージによって異なるリアクションを見せる…など、あらゆる面がネタづくしというパロディウスの真骨頂とも言えるキャラクター。
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そのネタまみれの見た目に反し、今作トップクラスの超高性能自機でもある。フルパワー時のこいつウェイは前方180度をカバーし、シールドのこいつバリアは耐久力32という優れもの。後方に弱いという弱点はあるが、ネタ要素・性能面両方でインパクトを与えた存在と言えよう。
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当時から非常に高い人気を獲得し、同年のゲーメスト大賞ではベストキャラクター賞をぶっちぎりの票数で獲得した。
問題点
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自機性能差がかなり大きい。
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8体にまで増えた今作の自機だが、新規追加された面々がいずれも高性能なのに対し前作の4体はダブルが2連射となったこと以外はこれと言った強化を施されていない。
ツインビーに至っては3WAYの角度変更で大きく弱体化しており、今作では最も不遇な機体の1体に挙げられている。
ツインビー以外の3体も対地攻撃をミサイルに依存しているため、今作のランクシステムと相性が悪いのも痛いところ。
賛否両論点
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全体的に明るいお馬鹿なノリの本作であるが、そのエンディングは意外なほどに暗い。
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平たく言うと…(ネタバレ)
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爆破オチである。スタッフロールも物哀しいBGMが流れる中で、自機キャラがディスコの残骸と共に宇宙を漂うと言うもの。所詮、過去の栄光など求めても無駄と言う事か…。
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また、探し求めていた「過去の栄光」に関しても「そういう名前の爆弾キャラ」だったという、ギャグとしても強引極まりないオチである。
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ここにも漏れなくパロディが含まれる辺りこれもネタの一環なのだろうが、それまでの明るくノリノリな展開とのギャップが激しく、好みが分かれそうなほどに切ない。
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総評
グラフィック・BGM・ゲームバランス…その全てがハイクオリティであり、同年のゲーメスト大賞ベストシューティング賞受賞もうなずける完成度となっている。
パロディウスシリーズはもちろんグラディウスシリーズ関連作でも屈指の傑作の1つと評されており、同年の『ダライアス外伝』と並び横STG最高傑作として必ずと言っていいほど名が挙がる作品となった。
移植
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SFC版(1994.11.25)
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サブタイトルなしの『極上パロディウス』として発売。詳細は別項を参照。
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一部キャラクターの装備変更や新キャラクター追加、システム周りの変更などかなり変更点が多い。
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次回作『実況おしゃべりパロディウス』は、このSFC版の直系の続編として扱われている(今作の自機が11人とされていることなどから)。
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PS版・SS版(PS:1994.12.3 SS:1995.05.19)
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『極上パロディウスだ! デラックスパック』として前作『パロディウスだ!』とカップリングで発売。
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次世代機なだけあり音声面は完璧。PS版は処理落ちが多く、全体的にはSS版のほうが完成度は高い。ただしなぜかSS版はキーコンフィグが未実装(一応アーケードと同配置にはなっている)。
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あくまでAC版の完全移植として制作されたため、SFC版の追加自機などの要素は含まれていない。
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PSP版(2007.1.25)
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『パロディウス PORTABLE』に収録。
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SS版がベースであり移植度は高いが、1面道中・3面ボスのBGMが版権の都合上差し替えられてしまっている。またスタッフロール差し替えにより、BGMと合わなくなってしまっている。
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ただし3面ボスの曲については、ステージ及びボスのイメージとぴったり合った曲に差し替えられているため、これはこれで評価は高い。
また、1面道中の曲も後に動画サイトで好評を得て再評価される事になった。
余談
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今作で一躍人気者となった「こいつ・あいつ」は、後に遊☆戯☆王カードとして『実況』登場の「そいつ・どいつ」共々登場した。
単独では大した能力を持たないが、相方とセットになることで非常に高い能力を得るという性能になっている。
非常に頼りない姿をしているが、実はとてつもない潜在能力を隠し持っているらしい。
(遊☆戯☆王カード《アイツ》の説明文)
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今作のスペシャルステージBGM『メモリー・オブ・シューティング』は、BEMANIシリーズの『ミライダガッキVer.2』に本作ほぼそのままの音源で収録された。
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ただし、ダガッキ版は収録曲の尺の都合上『Aqua Illution』パートが前後のブレイク含めてバッサリとカットされ、代わりに『グラディウスIII -伝説から神話へ-』の『ミスSE→GAME OVER』が追加されている独自仕様になっている。
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本作は海外では『Fantastic Journey』のタイトルで発売されている。
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何故海外版タイトルに『パロディウス』が付かないのかというと、『グラディウスII』が海外で発売された際に『VULCAN VENTURE』に改題されたことや『ファンタジーゾーン』へのパロディの意味も含まれていると思われる。
ちなみに前作『パロディウスだ!』は海外では『Parodius』のタイトルで発売されていて、本作で一度シリーズから抜けた形になった。
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1面(クレーンゲームステージ)の背景に同社『ミスティックウォーリアーズ』のユリのヌイグルミが(背中向きで)描かれていたのだが、元ネタがマイナーだったためかプレイヤーからは(他社作品である)餓狼伝説シリーズの不知火舞と勘違いされる事が多かった。
当然サカザキ家の長女でもない。
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二人とも黒髪ポニーテールの女忍者だが、ユリの武器は薙刀で上半身のみのピンクの着物(袖あり)に下半身は黒いレオタード、舞の武器は扇子で赤い貫頭衣(袖なし)の下に赤いパンツと言う違いがあり、当然本作のぬいぐるみはユリの服装であり薙刀も背負っていた。
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本作には、某社のSTGで見たような板状の敵「カラー板夫Jr.」が登場する。
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ご丁寧にも耐久力は256発分(一部は16発分)。フキダシで現在耐久値を表示してくれるが、画面外に消えるまでにショットを256発も当てることは不可能だろう。…青ベルのスーパーボムを使えばまとめて吹き飛ばせるけど。
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ちなみに「16bit」と書かれた巨大な板(耐久65536)も登場する。スーパーボムの爆風できちんと256減ります。
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2面(海)のボスである巨大な人魚のイライザがエロい。
初見で性癖に目覚めたプレイヤーも多いだろう。
しかも、下半身で波を起こす毎に巨乳が乳揺れする。
(SFC版では乳揺れしない。)
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最終更新:2023年09月04日 02:49