登録日:2009/06/22 Mon 17:40:11
更新日:2024/12/06 Fri 22:58:38
所要時間:約 7 分で読めちゃうんだから
骨川スネ夫とは、漫画『
ドラえもん』の登場人物で
のび太の同級生。通称・スネちゃま。
【配役】
CV:八代駿(日テレ版)/
肝付兼太(大山版)・
龍田直樹(大山版の1985年11~12月放送分代役)/
関智一(わさドラ版)
演者:小林顕作(舞台版『のび太とアニマル惑星)/山下智久(
トヨタ自動車CM)/楢原嵩琉(ソフトバンクCM・15歳版)/古市憲寿(ソフトバンクCM・未来版)
【概要】
藤子・F・不二雄漫画に欠かせない「ガキ大将の腰巾着」で、その容貌は狐や鳥、サメに喩えられたことも。
特に多いのは狐で、度々「キツネみたいな顔をした子」と呼ばれることがあり、「メルヘンランド入場券」で自分のイメージに合った動物になった時はキツネだった(本人は「白鳥がよかった」と不満気な様子)。
原作に於いてはのび太と正反対の性質の
ライバルキャラとして自信家・利発で芸術・思考・知識に優れ家庭環境にも恵まれ、出木杉登場以前には静香をめぐる
ライバルでもあった。
金持ちかつイヤミな性格で、のび太の知らない物事を見せる文化伝道者かつ(のび太の羨望を通じて)プロットを始動させる重要な役どころである。
ジャイアンが肉体的ないじめなら、スネ夫は精神的ないじめといったところであり、いずれにせよ性質が悪いことには変わりはない……が、アニメでは
「清く正しく美しいのび太を不当に苛めるジャイアンとスネ夫に未来の道具できっちりと正義の鉄槌を下す」という単純化が図られていることが多いため彼の役割は矮小化されている。
なお、原作の初期中の初期や日テレ版ではのび太の
ライバルとして、ジャイアン以上にのび太をいじめていた。また、原作でズル木が登場していたところを、変わりにスネ夫に置き換えられていることが多い。
【人物】
性格はキザ・イヤミ・ナルシスト・ウソツキ・見栄っ張り・寂しがり屋。
ナルシストぶりに関しては超ド級であり、1日に1時間も鏡を見つめては「美しいとはぼくのためにあることばなんだなあ」などとほざいている。
ただし、自分の顔だという先入観を捨てて見た場合は「見るからにズルそうな感じの悪い奴」「キツネみたい」と嫌悪感を露にしている。現に作中で「美男子」「ハンサム」などと呼ばれたことは一切ない。
わさドラ版では頻繁に「ボクちゃん」という一人称を使うようになっている。
金持ちであることを鼻にかけており、
スネ夫がジャイアンたちに高級品を自慢する。
↓
スネ夫が「君たちにもそれを体験させてあげるよ」と言う。
↓
「悪いけどこの○○三人用なんだ!」と言ってのび太だけを除け者にする。
↓
その後、のび太が
ドラえもんに泣きついて秘密道具を出してもらう。
これはスネ夫によるのび太いじめの定番であり、王道パターンである。
要はスネ夫の自慢が話のきっかけである。
「
三人用なんだ」に関してはネット上でも度々ネタにされている。
はっきりいって
やっている事は最低でゲスな行為そのものなのだが、こうしないと話が進まないのも事実ではある。
同じ小学館の漫画に登場する財閥令嬢とは真逆である。
ジャイアンと共によくのび太をいじめているがその反面、ジャイアンにおもちゃや漫画を取られたり殴られたりすることもある。と言うより、むしろスネ夫もジャイアンにいじめられることのほうが多い。
その上スネ夫もスネ夫で調子に乗ってジャイアンに仕返しをしようとすることもあるが、のび太と違いこっちは裏目に出る事の方が多い。
時折ドラえもんやのび太に直接ひみつ道具をせがむor略奪することもあるが、こちらもほぼ100%の確率で裏目に出る。
流行りものにはよく手をだしており、どれも本格的。マザコンで劇場版アニメでは「ママぁ~!!」と言ってヘタレるシーンもある。
自宅は池と庭とガレージ付きの豪邸。大山版アニメの平屋根2階建てというイメージが強いが、原作やわさドラ版アニメでは同じ2階建てながら三角屋根の洋館となっている。そして作中では何らかの形で家が壊されることが多い。わさドラ版アニオリ「骨川マイスターの Do It Yourself」では勢い余って天守閣付きのお城に改装されてしまった。
ドラえもんを除くレギュラーの中では一番身長が低く、大山版アニメでは135cmという設定になっている。当人は身長の低さに大きなコンプレックスを抱えており、前述したひみつ道具のおねだりは身長関連のものが多い。
大山版アニメ「おねがい小づち」では部屋に身長矯正の器具が多数置かれており、オチの後でもなおドラえもんに身長が伸びるひみつ道具をねだるという執念深さを見せた。
あまり知られていないが連載初期はおねしょ癖があり、寝るときでもオムツが必要なほど。
なお、なぜ髪型の先端が360度何処から見ても山切りカットなのかは永遠の謎である。
わさドラ版アニメでは美容師に前髪のとんがりを3つから4つに増やされた時に泣きわめいていたのでかなりこだわりはある様子。
ちなみに、
コロコロコミックの読者投稿では、このスネ夫の髪の構造に突っ込む読者の声があふれ、
ついに「掲載された漫画のおかしな所を突っ込むコーナー」として「
スネカミコーナー」が新設され、その後十数年に渡って継続した。
おかげで多くのキャラが「
スネオヘアー
」という風評被害を受けることに
またかなりの嘘つきでもあり、実は作中での自慢の大半(特に芸能関係)は事実を大幅に脚色していたり、中には真っ赤な大嘘であることが大半である。口がうまく先生を言いくるめて自分だけ罰を逃れたり、ジャイアンや女の子たちにお世辞やおべっかを使って気分良くさせる話術に長けている。
『
ドラえもん のび太の海底鬼岩城』では、これらが原因で「ウソツキ性」と判定されてしまっている。
レギュラーメンバーの中では思考力はダントツで冴えているが、学業成績は振るわない描写が多い。一応
しずかより低く、ジャイアンとのび太よりいいが、のび太とジャイアンが低すぎるだけで、結局は悪い部類である。100点を取ったのは「
大ピンチ!スネ夫の答案」くらいしかなく、話によっては24点だったり、0点を取ったこともある。母親が教育ママなので家庭教師をつけられていたり塾にも通ったりしているがサボりの場面も多い。
日テレ版では1学期の成績が1と2しかなかった。
力はジャイアンより弱いがしずかとのび太より強いようだ。
しかし、持久力については脇役の
安雄・はる夫以下(多分のび太よりは上だろうが)で、町内一周マラソンでばてていた。
ジャイアンズではキャッチャー。
ヘタレだけどいざという時は勇気と機転を見せるのび太、いじめっ子だけど場合によっては男気を見せるジャイアン、デフォルトで誰にも優しく他人を思いやることのできる静香ちゃんと比べて、
イマイチ長所のない性格で、劇場版でもあまり見せ場がない(足を引っ張るというほどではなくちゃんと戦力にはなっているのだが、ヘタレで後ろ向きな発言が多いせいで悪いイメージを持たれがちである)。
だが、スネ夫がいるおかげで事の重大さが分かるという意見もある。
むしろ非正史の学習漫画などでのほうが、その知識と頭脳を生かして活躍する機会が多い(
出木杉が出ないからだろ、とか言ってはいけない)。
手先が器用であり、とくに絵が上手く粘土細工などの工作も得意。また、のど自慢大会に出れるほど5人の中では歌もうまい。
ジャイアン&静香ちゃんと一緒に短編アニメを作ろうとしたこともある。
将来はファッションデザイナーを夢見ており、家業を継ぐべきかどうか悩んでいたこともある。
プラモは
スネ吉の教授もあって小学生離れした腕前を持ち、『
宇宙小戦争』や『
ドラえもん ギガゾンビの逆襲』ではひみつ道具を借りて兵器に改造し、悪と戦った。
アニメやSFにも造詣が深く、読者にも分かるようにウラシマ効果を説明したこともある。
お決まりの「○○とお友達なパパ」がいろいろ
試し刷りのマンガや映画のゲラフィルムなんかを持ってきてくれるからでもあるらしい。
ちなみに、レギュラーメンバー5人の中では唯一と言っていいまともな音感の持ち主。コネもあっただろうが、テレビの歌番組に普通に出演して「上手い」と称賛されたこともある。
ご存じジャイアンは言わずもがな、しずかのバイオリンも公害レベルであり、ドラえもんとのび太はいずれも
ジャイアン以下
と評されているので本当にまともな音感を持っているのはスネ夫だけである。
意外と酒癖が悪く「
ホンワカキャップ」で擬似的に酔ったときにはジャイアンに罵倒をくりかえしたほか、「まほうのじゃぐち」で秘密道具で出したお酒を飲んだ際にはジャイアンと一緒に半裸で踊っていた。
【骨川一族】
スネ夫の係累は、ごくわずかな例外はあるが、みな一様に顔がそっくりである。
近親婚を繰り返してきたのか、スネ夫がナルシストなことを考えると同じタイプの顔ばかり選んで結婚してきたのか、あるいは先祖が犬神憑きだったのかもしれない。
CVは日テレ版/大山版/わさドラの順
原作では典型的な金持ちの奥さんといったキャラ。
スネ夫を溺愛している、というか過保護気味。その一方、後述のスネツグを養子に出していたりする。
大山版アニメでは眼鏡をかけている。と言っても、原作の目に横線(眼鏡のつる)が入っただけだが。
しょっちゅう金持ち自慢をしている割には、バッグをボロッボロになるまで使い込んでいたり、
その辺に落ちてた新品のヤカンや愛犬が拾ってきた骨を持ち帰るなど、ヤケにケチくさい一面がある。
特に家族旅行では
- ヨットを借りて九州に向かうが、一番安いヨットを借りたため船底に穴が開いており、スネ夫は水汲みに駆り出されていた(「ペタリ甲板」)
- 軽井沢に貸別荘を借りたが、一番安い所を借りたために雨漏りや蚊に悩まされた(「サハラ砂漠で勉強はできない」)
- ブラジルまで飛行機のエコノミークラスで向かう(わさドラ版アニオリ「地球エレベーター」)
…と、見栄っ張り甚だしく、スネ夫はママのケチぶりに不満を愚痴ることもしばしば。
アニメ版ではそこまで上流階級を鼻にかけるようなイヤミなところはなく、のび太のママやジャイアンのママらとも屈託なく交際したり、スネ夫の友人ののび太たちにも嫌味なく普通に接している。
時には子供陣営と母親陣営に分かれて、のび太のママらと共闘することもあるほど。
また基本的にはスネ夫を溺愛しているが、必要な時にはしっかり叱る。
以上から、原作よりは親しみやすい人物になっている。
スネ夫のことをスネちゃまと呼ぶのは有名だが、かなりレアだが「海底鬼岩城」ではドラえもんのことは(多分)勝手にドラちゃまなどと呼んでいるシーンもある。
また、わさドラではしずかをしずかちゃまとよんでいるシーンも。
その呼び方じゃないといけないのか?なお、後述のスネツグのことをなんと呼んでいるのかは不明。
日テレ版ではスネ夫のことを「坊や」と呼んでいた。
ちなみに、日テレ版では学生時代に空手をやっており、分厚い木の板を真っ二つにしたりしていた。
CV:はせさん治→加藤治/加藤治(一時期
緒方賢一や肝付兼太が代役を務めたことも)/
田中秀幸
スネ夫の存在意義の基盤その1。異常なまでに顔が広い。
「会社の社長」としか紹介されないため、何の会社かは不明だが、芸能界やおもちゃ業界などとコネがあるところからするとマスコミや広告関係だろうか。
時には海外などにも出張に行くこともあるなど、スネ夫の見えないところでは結構多忙な様子でもあるようだ。
出番は極端に少ないが、スネ夫を叱る時にはちゃんと叱るなど、甘やかしてばかりではない様子。
ただ札幌ラーメンが食べたいと思ったらわざわざ
北海道まで行く謎の行動力もあるが。
趣味は骨董品の収集だが、よくドラえもんたちに破壊されたりする。
四畳半島に別荘を持つ。
ちなみに、日テレ版から大山版になる際に声優が変わらなかった唯一の人物である。
CV:未登場/
龍田直樹/甲斐田ゆき
弟。原作初期は家族として登場していた(プラス2巻『アリガターヤ』など)が、現在はアメリカ在住の叔父に養子に出されニューヨークに暮らしている。
母親が長男を溺愛する一方外国に養子に出されてしまった不幸な子供である。
この養子に出された設定は、
原作者に長年存在を忘れられてしまっていたため、再登場に際して出番がなかった理由付けとして用意されたものである。
スネ夫の
盛りまくった手紙のせいで、スネ夫のことを
完璧超人だと思い込んでおり、そのせいでのび太たちまで巻き込まれる羽目に。
日本在住時は(兄譲りなのか)態度が悪かったが、アメリカに行った後に礼儀を学んだのか、日本を訪れた際には人格者に描かれている。
パパと違い普段言及されることもなく、出番はてんとう虫コミックス版では1回だけ、原作全体でも4回しかないレアキャラ。
CV:未登場/
井上和彦→二又一成→
緑川光/山崎たくみ
上の二人よりも遥かにインパクトのある親類。
スネ夫の従兄。スネ夫の存在意義の基盤その2。
大学生でスネ夫からは「
スネ吉兄さん」と呼ばれている。
多趣味であり、アウトドアのような
リア充系の趣味とラジコン・ジオラマ作りという
オタク系趣味を両立させている偉大なる趣味人。サーフィンの腕も天才的。
愛車はポルシェやランボルギーニ、
マツダのRX-VISIONなどの高級スポーツカー。モーターボートの操縦免許も取得してる模様。
スネ夫の「三人用」攻撃が行われるときには高確率で登場するのだが、
大学生にもなって小学生への嫌がらせに加担するとはいかがなものか……
しかしのび太以外には基本的にラジコンを貸したりしている。
ただしドラえもんのことも知っており、「どうせのび太くんにはドラえもんがいるんだから」と思っているフシもある。
更にわさドラでは、
ドラミの道具を使ってアニメを作る話も存在する。
その技術は明らかに趣味の領域を超えており、プロとしても規格外。1/150スケールの
戦艦大和を作ったり、
ゼロ戦のラジコンに
実際に発射できる魚雷を取り付けたり、周波数を変えることで
4機のゼロ戦を同時に動かしたり、
挙句の果てには
二足歩行および飛行が可能な人型ラジコンロボットを製作している。これは2023年現在の技術でさえ実現していないオーバーテクノロジーである。
CV:未登場/堀絢子/真山亜子
スネ夫パパの祖母。甘党で親族では数少ない非キツネ顔。
「しつけキャンディー」に登場。迷信で子供をしつけようとするクセがあり、そのことをスネ夫に馬鹿にされていたが、「年寄りをバカにするのはよくない」と怒ったドラえもんにより
言った迷信が現実になる「しつけキャンディー」を食べさせられ、わがままなスネ夫に様々なバチを与える。わさドラでは「スネ夫 美容院へ行く」で再登場。スネ夫の誕生日を祝った。
「Yろう大作戦」に登場。物凄く野球が上手い少年。
キリリとした眉の
イケメンで、2軍落ちを危惧したスネ夫が賄賂としてジャイアンに紹介しようとした。
CV:不明
大山版アニオリ「ビデオレターは大変だ」に登場。三つ編みをしている。
スネ夫パパにそっくりな叔父。外国船の船長。骨川家がマリンレジャー大好きな原因の一人かもしれない。
そのため結構裕福なのかもしれない、つまり息子がバカみたいに趣味に金をかけても(以下、推論のため省略)わさドラではひいおばあちゃん同様「スネ夫 美容院へ行く」で再登場。仕事着のままスネ夫の誕生日を祝った。
骨川家のペット
スネ夫の虚栄心を満たすために飼われることも多々あるものの、基本的に世話やしつけもしっかり行われている。
顔がどことなく骨川一族に似たシャムネコ。スネ夫曰く「ぼくに似て上品」らしい。
負けん気が強く、ジャイアンの愛犬・ムクを追い払ったこともある。ちなみにわさドラの「ほんもの3Dテレビ」では、しずか不在時に
三人用のトリガーにされたことがある。
別の猫。やっぱりスネ夫そっくり。ママの無くした指輪を探してきたこともある。
これも別の猫。スネ夫によくしつけられており芸が上手い。
初期のエピソードで飼っていた。中国犬のようなフサフサした毛並みが可愛い。
池にいる。のび太とドラえもんに盗まれたことがある。
のび太に自慢するためだけに買ってきた。
「ペットクリーム」を分けてもらい生み出したペット。
のび太が小石、しずかが水晶玉、ジャイアンが漬物石をそれぞれペットにしたのに対し、大きな庭石をペットにした。
大山版アニメでは石灯籠をペットにしており(本編では庭石と呼称)、名前も「ロッキー」に変わっている。
しかし、大きな身体の上に獰猛な性格らしく一晩中庭中を駆け回り庭を破壊しまくった挙句、その巨大な体躯からでる大きな鳴き声(夜中にのび太の家まで響いてきた)で
母親に捨てるように言われたらしく、
どこでもドアを借り
青森の山奥まで捨ててくる。
しかし1週間後、そこには青森からはるばると東京まで戻ってきてスネ夫にしがみつく(押しつぶす?)サムソンの姿が!
しずか「青森から1週間かけて帰ってきたのね」のび太「感動的だなぁ…」
【以下名言、迷言、暴言】
「いつ見ても……。いつまで見てもあきないなあ、ぼくの顔は。美しいということばは、ぼくのためにあるんだなあ」
「もともとおかしいんだよ、きみの顔は」
「のび太のくせに、えらそうな!! キーッ」
「ポケットのないドラえもんなんて、ただの中古
ロボットじゃんか!!!」
「食べるならジャイアン 食べるならジャイアン」
【余談】
メインキャラクター五人の中で唯一、自身が主役を務める短編映画が存在しない。
2002年に『
がんばれ!ジャイアン!!』がテレビ放送された際には、新規に制作されたパートでスネ夫が
「良いよねぇ、ジャイアンは映画作ってもらえて…。
僕の映画なんて、何時になることやら…去年がジャイアンだったから『今年は絶対僕だ!』と思ってたら、またのび太の映画だしさ…。」
と
涙混じりにぼやいていた。
余談だがこの年の4月にはスネ夫を主人公にした
アニメオリジナルエピソードが制作されたが、上述のやり取りが制作のきっかけになったとも言われている。
代名詞ともいえる名台詞「
のび太のくせに生意気だ!」は肝付のアドリブが発端。
このことから近年では
関智一も「何かわさドラらしいアドリブのセリフを作ってほしい」とスタッフから言われており、それが若干プレッシャーになっているとも心境を吐露したことがある。
ちなみに歴代担当声優たち4人の共通点として、「『
スーパー戦隊シリーズ』に悪役の声で出演経験がある(特に肝付・関は
同じ組織)」なんてのがあり
肝付・関に関しては他にも「自分で劇団を持ち、ドラえもんレギュラーになった後劇団の舞台へジャイアンの担当声優を呼んでいる」という共通点もある。
関は2005年の声優交代前にも一度「
おばあちゃんの思い出」で幼少期のスネ夫を演じており、大山版・わさドラ版両作で同一人物を担当した数少ない声優である。
また1996年の
紅白歌合戦でドラえもんキャラがゲスト主演したことがあり、その中で「着ぐるみのスネ夫」が出てくる直前になぜか中居正広(SMAP)がスネ夫コスで登場した(他にジャイアン役が桑野信義・しずか役が松田聖子)。
それから15年後の2011年、トヨタのCMでドラえもんキャラが実写で登場した時、スネ夫役は中居の後輩にあたる山下智久が担当した。
大山版アニメで登場する「
スネ夫が自慢話をするときに流れている曲」が、「
おれはジャイアンさまだ!」と同様のテーマ曲として扱われており、動画サイトでは様々なアレンジが公開されている。
実はこの曲、サントラで
「ドラえも~ん!」のタイトルがついているのだが、2017年に開催された菊池俊輔音楽祭では『スネ夫の自慢話テーマ』『スネ夫のテーマ』のタイトルが使用された。
2019年に発表された『ぼくドラえもん 40th』にも間奏の一部分で使用されている。
同じ作者かつ同じ放送局である『
エスパー魔美』のアニメ第22話にゲスト出演したことがあり、そのときは一人称が「俺」だった。
尤もスネ夫よりも隣にたたずむ無表情のジャイアンの方が某大喜利サイトで使われ有名になったが
ジャイアン役のたてかべ和也の通夜の弔辞の際、肝付は上記の名台詞を使い「ジャイアーン、ジャイアンのくせになぜ先に逝っちゃうんだよ」と別れを惜しんだ他、告別式の弔辞で感謝の念を述べた後、最後はやはりスネ夫の声で「ジャイアーン!」と絶叫して締めくくった。しかしその後、肝付も後を追うように2016年10月に肺炎により他界した。
台湾鉄路管理局の普通列車用EMU700型電車は先頭車の特徴的な連結器カバーがスネ夫のとがった口のような形をしていることから、「小夫號・阿福號(スネ夫号)」の愛称がある。
ぼくのWikiのほうが閲覧数も追記と修正の数も桁違いなんだ。
うらやましいだろう。
あ、悪いけどのび太の分はないんだ、うん。じゃあな。
- ↑1それ見るとスネ夫もぶっちゃけのび太が居ないと劣等生側なんだなと思わされる。運動も勉強も案外苦手みたいだし、のび太を虐めることでプライドを保とうとしているのかも -- 名無しさん (2020-06-03 16:39:01)
- 映画では主役なのはなくても要所要所で漢になる -- 名無しさん (2021-01-03 12:50:59)
- 一応サルページ項目なので、タグから「何故かなかなか建たなかった項目」を削除してもよろしいでしょうか? -- 名無しさん (2021-06-23 12:10:39)
- 反対意見がなかったので「何故かなかなか建たなかった項目」タグを削除しました。 -- 名無しさん (2021-07-10 22:50:47)
- 道具を手に入れたときはのび太以上にやりたい放題になる。のび太の場合は自力で反省するパターンも多いが、スネ夫は基本ひどい目に合うまで止まらない。 -- 名無しさん (2021-11-20 23:25:57)
- 『のび太の結婚前夜』でのび太、ジャイアン、出木杉くんと仲良く飲むシーンや『ドラえもんに休日を』で絡まれたのび太にジャイアンと一緒に加勢にいくなど要所で友情を感じられるシーンが良い。 -- 名無しさん (2022-01-10 17:04:01)
- 帰ってきたドラえもんの後にミニドラSOSで今後こそ本当にドラえもんと別れた未来のスネ夫がドラえもんの事を懐かしそうかつ楽しそうに語ってたのを見るとやっぱり本人もジャイアン共々ドラえもんに帰ってきて欲しかったのび太を嘲った一件には反省したんかな?と察してしまう。 -- 名無しさん (2022-03-01 15:17:17)
- 本人的に背が低いのを気にしてるので映画『小宇宙戦争』のピリカ星が大のお気に入り。 -- 名無しさん (2022-03-01 18:40:08)
- 「悪いなのび太、これ三人用なんだ」で毎度のごとくハブられてなお、なんでのび太はその輪に入ろうとするのかが理解できない。特にのび太と恐竜の冒頭に心底はらわた煮えくりかえったのは今でも忘れない。むしろよく敵対関係にならなかったなというか…スネちゃま、そしてジャイアンとしずかちゃんも無事なのは正直幸運にすぎないと思うよ。 -- 名無しさん (2022-03-13 11:13:36)
- ↑メタなことを言うならそうしないとドラえもんのストーリーが破綻しちゃうからだけど、真面目に考えるのならのび太の中ではスネ夫の自慢は今に始まったことじゃないからやり返しはするけど、なんだかんだでのび太はスネ夫達を腐れ縁の仲だと認めてるんだろうなって自分は考えてる。 -- 名無しさん (2022-06-12 16:03:53)
- 小心者で面倒事は避けたがる一方で誰かに自分の優位性を見せびらかして上に立ちたいって思考回路はある意味人間らしいと思う。 -- 名無しさん (2022-06-12 16:07:30)
- たまにのびドラに協力してジャイアンに立ち向かったり、逆にジャイアンがのびドラに協力してスネ夫くんが災難に見回れることがある。 -- 名無しさん (2022-06-12 17:25:08)
- 映画の話題なるとこいつのヘタレがネタにされるけど、他4人が覚悟決まりすぎなだけで小学5年ならこのヘタレっぷりも納得だと思う。 -- 名無しさん (2022-06-17 16:25:18)
- 褒められたことじゃないけど、スネ夫の中ではのび太はどんな自慢話をふっかけても最終的には許してくれるって甘えてる節があるんだろうな。実際のび太はその程度のことくらいじゃ絶交なんてしないだろうし -- 名無しさん (2022-07-02 13:10:25)
- 超久々にアンナ出たな -- 名無しさん (2022-09-10 17:04:09)
- 大長編はみんな補正かかってる中で逆行する人間臭さに好感持てる。それでも最後の最後は頑張るしな -- 名無しさん (2022-10-10 01:54:02)
- 3人用に代表される陰険さと上記のコメントにもある通りのび太以上に歯止めが効かない性質故に自慢が過ぎて逆にハブられたり(ハブり返し含む)のび太以上のしっぺ返しを受けることも多いよね。 3人用で毎回のび太のけ者にする一方でクリスマスパーティーなどではドラのび含む大勢を毎回招待する懐の広い一面も持ってるキャラ。 -- 名無しさん (2023-01-12 00:40:29)
- スネオの誕生日回ではいつもの3人をキレさせてジャイアンだけでなくのび太からもフルボッコにされてしずかちゃんからも見限られるというなかなか見られない・しかしスネオらしいオチが見れて面白かったな。 -- 名無しさん (2023-01-12 00:46:37)
- ジャイアンが理不尽な暴力を振るうかスネ夫が自慢を始めないとお話が進まないのでしょうがない。本当に困ってる時やのび太が引っ越す話が出た時は普段の態度を謝罪するくらいには友情がある。 -- 名無しさん (2023-01-15 20:24:35)
- 小中学までは問題ないかもしれないけど、高校に入ってまで金持ちアピールしてるとヤベー奴らの財布&雑用要員として目をつけられそうだな -- 名無しさん (2023-07-23 13:00:45)
- スネ夫くん家しずかちゃん家なみにペットが多い。 -- 名無しさん (2023-07-31 20:26:32)
- スネ夫は未来で社長として頑張ってるけどスネ吉兄さんも負けず劣らず大成してそう。 -- 名無しさん (2023-08-08 19:47:07)
- スネ夫は絵とか音楽とか芸術面で秀でてるけど、一番の長所は何といっても国語力の高さだと思う。自慢話は本当に情景を思い起こさせる見事な言葉選びだし、お世辞とかおべんちゃらで相手に取り入ることに長けてるし、アイドルのファンレターコンクールで優勝したなんてエピソードもあるし。映画でも十分活躍の余地がある特技だと思うんだよなぁ。 -- 名無しさん (2023-08-24 00:54:07)
- 小宇宙戦争とか竜の騎士とかでは活躍したりキーパーソンになったりする。 -- 名無しさん (2023-10-31 20:10:16)
- スネ夫が自慢話をするのは小心者故に自分を大きく見せたい見栄と周りの人間が自分に興味をなくしてしまう恐怖から行ってるって考察を見たことがあるけど、多少なりともそういう心理がありそうで納得できるわ -- 名無しさん (2024-05-02 13:22:57)
- 劇場版でこの子が取り乱すから他のメンバーが冷静になったり勇気を出したりできる。 -- 名無しさん (2024-05-22 22:51:13)
- コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2024-08-07 13:04:21)
- コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2024-08-21 13:40:05
- 腰巾着の代表みたいに言われる事あるけど、本編だと意外とジャイアンにおべっか使ってないよね。むしろ(後でゲンコツが来ると分かってるのに)嫌味言ったり揶揄ったりしてるし -- (名無しさん) 2024-09-25 23:55:59
- ↑なんか面白いことないか訪ねるタケシくんに「ボクがジャイアンを殴るの。面白そうでしよ?」という発言にしびれる。(もちろんタケシくんにぶん殴られたがね) -- (名無しさん) 2024-11-24 18:28:04
最終更新:2024年12月06日 22:58